(1)土曜の夜11時から「みなさん、こんばんは。児山紀芳です。」で始まるNHK FMの「jazz tonight」は1900年前半から現代コンテンポラリーまでjazzの名演奏を紹介する2時間番組で、前半の特集が多様、多岐にわたる企画で興味深く聞いている。
フルバンドのjazzの「swing」には特に関心が高いので、グレン・ミラー、ヂューク・エリントンなど1900年前半を飾った名演奏家、バンドのアナログ(analogue)演奏がすばらしく届いて、別空間、空気を感じるものだ。
(2)この番組で特にすばらしいのは、コメンテーター進行を務めるjazz評論家の児山紀芳さんが本場米国などから招いたjazz playerとの会話やりとりだ。
児山紀芳さんは日本のjazz誌を代表する「swing journal」の編集長を長く務め、ニューヨークなど米国生活も長い日本を代表するjazz評論家なのだが、その英語はいわゆる米国風(nativity)発音ではなく日本人が話す英語発音でゆったりとわかりやすい英語発音で、それでいてすべてが伝わり堂々とゲストの米国人jazz playerと笑いながら、親しく、気楽に会話をくり返す姿だ。
(3)海外生活が長い日本人といえば現地の(native)流ちょうな発音が相場だが、児山紀芳さんの英語発音は聞いている日本人にもよくわかる日本人の英語で、それでいて堂々と米国人と気楽に会話する姿には日本人にも勇気と自信、安心を与えるもので、飾らない自然な人柄がよくでていて特に印象に強く残っている。
(4)昨年末には一時体調を崩して同番組を休養し、しばらくして復帰されて、今年にかけて再び病気休養中だった。その間に新聞書籍紹介欄に児山紀芳著のjazz評論書籍案内をみかけ、書籍執筆で体力を使っての休養なのかと案じていたが、今月3日に病気で亡くなられた。
番組「jazz tonight」ではjazzを楽器別編の名演奏で長く特集を組むなど今ではめったに聞けない1900年前半の名演奏をアナログライブで放送、紹介するなど聞きごたえのある「jazz tonight」だ。
(5)今でも日本人の英語で米国人jazz playerと笑いながら気さくに堂々と会話する児山紀芳さん(82)の声が耳に心地よく残っている。
jazzの名演奏の解説、紹介とともに、日本人の英語はあれでいいんだと教えられた教本だ。
フルバンドのjazzの「swing」には特に関心が高いので、グレン・ミラー、ヂューク・エリントンなど1900年前半を飾った名演奏家、バンドのアナログ(analogue)演奏がすばらしく届いて、別空間、空気を感じるものだ。
(2)この番組で特にすばらしいのは、コメンテーター進行を務めるjazz評論家の児山紀芳さんが本場米国などから招いたjazz playerとの会話やりとりだ。
児山紀芳さんは日本のjazz誌を代表する「swing journal」の編集長を長く務め、ニューヨークなど米国生活も長い日本を代表するjazz評論家なのだが、その英語はいわゆる米国風(nativity)発音ではなく日本人が話す英語発音でゆったりとわかりやすい英語発音で、それでいてすべてが伝わり堂々とゲストの米国人jazz playerと笑いながら、親しく、気楽に会話をくり返す姿だ。
(3)海外生活が長い日本人といえば現地の(native)流ちょうな発音が相場だが、児山紀芳さんの英語発音は聞いている日本人にもよくわかる日本人の英語で、それでいて堂々と米国人と気楽に会話する姿には日本人にも勇気と自信、安心を与えるもので、飾らない自然な人柄がよくでていて特に印象に強く残っている。
(4)昨年末には一時体調を崩して同番組を休養し、しばらくして復帰されて、今年にかけて再び病気休養中だった。その間に新聞書籍紹介欄に児山紀芳著のjazz評論書籍案内をみかけ、書籍執筆で体力を使っての休養なのかと案じていたが、今月3日に病気で亡くなられた。
番組「jazz tonight」ではjazzを楽器別編の名演奏で長く特集を組むなど今ではめったに聞けない1900年前半の名演奏をアナログライブで放送、紹介するなど聞きごたえのある「jazz tonight」だ。
(5)今でも日本人の英語で米国人jazz playerと笑いながら気さくに堂々と会話する児山紀芳さん(82)の声が耳に心地よく残っている。
jazzの名演奏の解説、紹介とともに、日本人の英語はあれでいいんだと教えられた教本だ。