いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

「令和」新時代。 a new era of ‘Reiwa'

2019-04-02 20:48:43 | 日記
 (1)天皇1代にひとつの元号、5月1日新天皇即位に合わせて新元号「令和」が発表された。初めて日本古典の国書の万葉集から引用された新元号だ。
 これまで漢字伝来先の中国の出典漢籍から引用されてきた(報道)が、報道によると安倍首相の強い主導で万葉集から引用の「令和」に決まったとある。

 (2)元号とは天皇制と深いかかわりがあり、日本独自の文化であるので、日本の古典国書からの元号引用は王道に立ち返った感がある。
 新元号「令和」はヤフー調査で64%が「いいと思う」と回答して、「あまりいいと思わない」28%を大きく上回った。

 山手線の新駅名がカタカナ文字も入って長すぎると不評だったが、日常生活で利用する機会が多く街の顔、エンブレム(emblem)ともいえる駅の名称へのこだわりと違って、時代の顔、エンブレムといえる元号というレトリック(rhetoric)概念に対しては、いい悪いもあまりなくつきあっていくしかないものではある。

 (3)グローバル社会では時代によって変わることはない西暦表示が一般的になっているので、元号が変わることに特に不都合も感じない人も多いだろう。
 それでも元号発表にあたって日本中が興味津々、多くの関心を示していたのは、天皇退位、新天皇即位を目の当たりに経験する希少経験価値観、数千年継承の日本文化への伝説に対する当事者としての偶然性一種のあこがれ、畏敬が根底にあるのではないのかと思わせる狂騒ぶりだ。

 (4)「令和」と聞いた時は、近代化日本がこれまで明治、大正、昭和、平成と比較簡易でやさしい、飾らない元号が続いてきた中で、時代先祖返りのちょっと重みのある印象の新元号に映った。

 中国出典の漢籍からでない日本古典の国書万葉集からの引用だったこともあって、「れいわ」の響きも重い感じがする。「令」も命令、大統領令が現代社会ではよく目にする言葉であり、こちらは重くはないが硬い印象は強い。

 (5)日本語發音を「あ行」から始めていくとまずは外にはじきだす音が続いて明るく、後半の「ら行」、「わ行」は口の中にこもる音になることも重いイメージにつながっていると考える。

 その分落ち着きがあってどっしりと構えている印象だ。それは個人的な見方でしかなく、元号は前述したようにいい悪いではなくそれとつきあっていく時代の顔、エンブレムなのだか、日本文化として継承する意義を感じられればいいのではないのか。

 (6)英吾表示が「Reiwa}となって、「Re」は反復、再の意味にもなり、年号略式の「R1.5.1}といえば半径表示にもなることも考えられるが、考えたらきりもないことだ。
 なにはともあれ、新天皇は令和天皇であり、令和新時代が5月1日からスタートする。
 

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