いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
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大阪都構想と大阪万博。 osaka metropolis plan and osaka exposition

2019-04-16 20:37:41 | 日記
 (1)先の大阪市長、府知事ダブル選挙は再び大阪都構想が焦点となり、すでに前回住民投票で否決されて決着がついているとした自民党与党系候補者が再び大阪都構想を掲げた大阪維新の会の松井大阪市長選候補(前府知事)、吉村府知事選候補(前市長)にともに敗れて、大阪都構想が再び住民投票にかけられることになった。

 大阪維新の会代表の松井大阪新市長は今回のダブル選挙が低投票率に終わったこともあって、これから住民の意見もよく聞いて大阪都構想の住民投票を急がないことを表明している。

 (2)大阪都構想もそう何度も住民投票にかけるというわけにもいかずに、前回行政側が先走って否決された住民投票の反省のもとに次が最終決着との判断のもとにより慎重な対応に傾いているとみられる。

 松井大阪市長、吉村府知事の任期は4年で2023年に再選を果たして2025年大阪万博開催を迎えたいところだろう。2025年大阪万博を前に大阪都構想を住民投票にかけて決着実現のメドをつけて、大阪万博の相乗効果で大阪都構想のメリットを強く印象付けたい展望、戦略が考えられる。

 (3)東京一極集中が加速して大阪も含めた地方の衰退、過疎化が進み人口減少時代の中で、大阪圏が東京と並ぶ都構想として行政機構、機能改革を進める必要性は行政、財政、経済、社会、文化で革命的な変化、変質を生むものとして大きなダイナミズム(dynamism)となる期待が大きく、大阪圏市町村の独自の文化、社会の特色、特性を考慮、配慮した大阪都構想の概要、工程の作成、提示が求められる。

 (4)松井市長が大阪都構想住民投票を急がずに住民の意見を聞いて進めるとしたのは、2025年大阪万博をにらんでの構想でありそうなら歓迎すべき対応といえよう。
 大阪ダブル選挙でも候補者選びとは別に大阪都構想には有権者の反応は二分化され(報道)ており、まだまだ大阪都構想が住民に理解され支持されているとはいえずに段階を踏んで入念で慎重な対応、対策が必要なことを示している。

 (5)2023年再選前に大阪都構想の住民投票で決着をはかるのか、再選を果たして2025年大阪万博との相乗効果で大阪都構想の住民投票を進めるのか思案のところでもある。
 前回のように当時橋下市長の大阪都構想の理念だけが先行して住民の理解が進まない中での住民投票での否決を教訓にして、東京一極集中の弊害解消、地方過疎、人口減少、財政負担そしてなにより大阪圏の存在感が低下している現状打開に向けての大阪都構想の具体的、建設的、機能的なプラン、工程の提示により住民の理解のもとに実現に向けて進まなければならない。

 (6)なんで今、大阪都構想なのかの疑問に対して、令和新時代、次世代に向けての大きな大阪圏実現に向けての機会、利益としなければならないものだ。

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