(1)安倍首相の親友が理事長の加計学園の獣医学部新設は唯一経済特区に採用されて「忖度」が問題となって国会で野党の追及を受けたが、今回の下関ー北九州道路も国が唯一調査費を予算化したもので、こちらは塚田副国交相が堂々と「忖度」(安倍ー麻生道路)したことを言及してまったく同じ構造疑惑で、当初安倍首相は加計問題への波及を懸念したか塚田副国交相を擁護する姿勢をみせたが統一地方選への影響を考えたか同氏は辞任(実質更迭)に追い込まれた。
(2)加計問題と下北道路問題は旧来の利益誘導型政治のまったく同じ構造疑惑で驚くが、利権政治がまたまた幅を利かせている現状を示すものだ。塚田副国交相の場合、ここまではっきりと「忖度」を明言するというのは政権の「緩み」などではなく大臣病(今回は副大臣だったが)のへい害が出たものだ。
今回の安倍内閣では桜田五輪相や片山地方創生相の資質、能力に問題がある発言、公職選挙法、政治資金規正法に抵触する政治行動が国会で問題となって、政治家としては資質にかかわらずに一度は大臣になりたいという大臣病が顔を出していた。
(3)権限に裏打ちされた大臣というのは権力者の極みであり、なんでも思うままに動かせると錯覚して歯止めがきかなくなる特性がある。一種の優越感、高揚感、征服感のなせる人間の弱さの部分であるが、こうもみっともない姿をみせられると有権者としても国への投資(税負担)者としても大いに考えさせられる。
今年は12年に一度の統一地方選に参院選が重なって選挙の年を迎えており、有権者、国への投資(税負担)者としてもよく考えて行動をとらなければならない責任、使命を強くするものだ。
(4)国民主権者としては、国の政治姿勢、不正程度に合わせて投資(納税)額を留保、制限したくもなる安倍政権のていたらくで、やはり選挙で結果を示すしかない。
今回の統一地方選の選挙違反は前回(2015年)同時期の半数程度(50件、警告253件ー報道)だった。
「無投票選挙の増加など選挙事情の変化が一因」(同)といわれるが、安倍政権の緩み、ていたらくの反面教師、裏返しによる選挙対策陣営の警戒感が出たというのも考えられる。
(5)国民の安倍政権の閣僚への不信感が背景にあって国民の監視、警戒の意識が強く、候補者陣営も選挙違反への印象警戒感がさらに伝わっていることは考えられる。
塚田副国交相が所属する派閥代表の麻生副総理、財務相が発言には十分緊張感をもってあたらなければならないと話しているが、同氏も似たり寄ったりで自戒を込めたものなのかどうにもこうにもあきれたレトリック(rhetoric)であきれるばかりだ。
(6)議員のあきれるばかりの問題発言には、当初はこれほどのことを言うからには政治的に意図してわかって何かの効果を狙って言っているのではないのかと勘ぐっていたものだが、最近は心底(sincerely)問題とは思わずに自己満足、自意識過剰でまぎれもなく言っているとしか考えられなくて、政治、政治家の質、能力、素材、素養の程度の軽さは深刻を増している。
(2)加計問題と下北道路問題は旧来の利益誘導型政治のまったく同じ構造疑惑で驚くが、利権政治がまたまた幅を利かせている現状を示すものだ。塚田副国交相の場合、ここまではっきりと「忖度」を明言するというのは政権の「緩み」などではなく大臣病(今回は副大臣だったが)のへい害が出たものだ。
今回の安倍内閣では桜田五輪相や片山地方創生相の資質、能力に問題がある発言、公職選挙法、政治資金規正法に抵触する政治行動が国会で問題となって、政治家としては資質にかかわらずに一度は大臣になりたいという大臣病が顔を出していた。
(3)権限に裏打ちされた大臣というのは権力者の極みであり、なんでも思うままに動かせると錯覚して歯止めがきかなくなる特性がある。一種の優越感、高揚感、征服感のなせる人間の弱さの部分であるが、こうもみっともない姿をみせられると有権者としても国への投資(税負担)者としても大いに考えさせられる。
今年は12年に一度の統一地方選に参院選が重なって選挙の年を迎えており、有権者、国への投資(税負担)者としてもよく考えて行動をとらなければならない責任、使命を強くするものだ。
(4)国民主権者としては、国の政治姿勢、不正程度に合わせて投資(納税)額を留保、制限したくもなる安倍政権のていたらくで、やはり選挙で結果を示すしかない。
今回の統一地方選の選挙違反は前回(2015年)同時期の半数程度(50件、警告253件ー報道)だった。
「無投票選挙の増加など選挙事情の変化が一因」(同)といわれるが、安倍政権の緩み、ていたらくの反面教師、裏返しによる選挙対策陣営の警戒感が出たというのも考えられる。
(5)国民の安倍政権の閣僚への不信感が背景にあって国民の監視、警戒の意識が強く、候補者陣営も選挙違反への印象警戒感がさらに伝わっていることは考えられる。
塚田副国交相が所属する派閥代表の麻生副総理、財務相が発言には十分緊張感をもってあたらなければならないと話しているが、同氏も似たり寄ったりで自戒を込めたものなのかどうにもこうにもあきれたレトリック(rhetoric)であきれるばかりだ。
(6)議員のあきれるばかりの問題発言には、当初はこれほどのことを言うからには政治的に意図してわかって何かの効果を狙って言っているのではないのかと勘ぐっていたものだが、最近は心底(sincerely)問題とは思わずに自己満足、自意識過剰でまぎれもなく言っているとしか考えられなくて、政治、政治家の質、能力、素材、素養の程度の軽さは深刻を増している。