いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

解散総選挙の内閣改造、だが。it's the reconstruction of the cabinet for dissolution & a general election , but

2023-09-13 21:22:21 | 日記
 (1)岸田第2次内閣改造、自民党役員人事が決まった。これまでの岸田内閣を支えてきた主要閣僚、党役員の骨格は維持して、「岸田内閣支持率26%再現内閣」で党内基盤の弱い岸田首相の党の影響力が強い党高政低内閣で女性閣僚5人(過去最多タイ)、新入閣が11人と多く、岸田首相としては目新しさ、大臣待望組一掃起用でとりあえず大臣の機会を与えておいて解散総選挙をにらんでの内閣改造、党役員人事だ。

 (2)過去に政治資金収支報告書の虚偽記載で大臣を辞任して説明責任も果たさずに一時表舞台から去った小渕議員を党選対委員長に起用する、国民よりは党を向いたパラドックス(paradox)な茶番人事もある。
 このまま臨時国会を来月に招集して解散総選挙に持ち込めるのかはわからない。300以上の自治体に及ぶマイカ総点検が今年一杯で終われるのかわからずに、このままでは解散総選挙に向かえずに年が明ければ通常国会で来年度予算審議が優先されて、解散総選挙があるとすれば来年度予算成立後の来年上半期あるいは通常国会終了後というのが可能性があるところだ。

 (3)自民党総裁選挙は来年9月で来年夏場までが最後の機会となる。政治の政界では追い込まれての解散総選挙は不利といわれて、岸田首相の政治状況は徐々に決断の遅さもあり不利な状況に追い込まれている様子だ。
 本来なら今年5月のG7広島サミットの成功の余波(内閣支持率は幾分回復をみせた)をかって、その勢いで解散総選挙で弱い党内基盤を固めたい意向もあったのだろうが、当時首相秘書官だった子息の政治私物化が国民の批判を受けて内閣支持率を下げて、その後のマイカ騒動で岸田内閣支持率は26%と最低ランクとなり解散総選挙どころではなくなった。

 (4)岸田首相には何か決断をする時になって内閣に問題、不祥事が起きる巡り合わせの悪さ(多分に自らの判断が招いたものといえる)がみられて、党内からも決めれない先送り政治との不満も聞かれる。
 今回の女性閣僚5人、新人11人の内閣改造で、閣僚の実力、政治姿勢は未知数のままで問題が起きないうちの解散総選挙といきたいところだろうが、岸田首相自ら招いたマイカ騒動、総点検指示が足かせになっている。

 (5)今回の内閣改造、党役員人事は「支持率26%内閣の再現」で岸田内閣支持率がそうは上がるとはいえずに、国民の厳しい目、政権運営は続くと考える。

 




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