(1)2月に入ってそろそろ花粉(pollen)の季節到来だ。今年は一部地域を除きやや控え目との予想もあったが、日本花粉学会はスギ、ヒノキの花粉飛散量の程度を示すランクを30年ぶり(報道)に改定し、4段階に分けられた最上位の「非常に多い」(花粉数1平方あたり50個)の上にさらに「極めて多い」(同100個)を新設し5段階に追加した。
(2)そういえば、何でも岸田首相ではないが、岸田首相は就任当時にはスギ、ヒノキ花粉対策に取り組む方針を示して花粉を放出しない(少ない)スギ、ヒノキの栽培育成に乗り出すと言っていた。
その後、花粉対策はどうなったのか、一朝一夕にはいかない息の長い花粉を出さないスギ、ヒノキの栽培育成の推奨だが、少なくとも今年は能登地震にパーティ券裏金問題の通常国会対策でそれどころではない。
(3)環境省と厚生労働省は花粉大量飛散時にはテレワークを検討(報道)することを呼びかけている。外に出るよりは幾分花粉症は和らぐはするだろうが、家にいてもこの季節は花粉クシャミのわずらわしさは変わらずに鼻かみティッシュをそばに置いて季節の過ぎゆくのを待つしかないのが大方の過ごし方だろう。
(4)マスク、テレワークはコロナパンデミック対策で全国的に取り入れられた社会習慣であるが、花粉症対策でも重要とみられて社会に定着しているのはわずかの救いだ。気象警報でも100年に1回(大雨)とか1000年に1回(地震)と具体的に注意表現が改定されたが、花粉飛散も「非常に」多いの上に「極めて」多いがランク追加されて政府もテレワークの検討を呼びかけるなら、コロナ対策情報のように移動自粛、制限を設けて花粉対策を立てやすい工夫もあってもいいだろう。
(5)岸田首相は花粉の放出しない(少ない)スギ、ヒノキの栽培育成を進めるという方針を示しているが、効果には長期間、年数が必要な対策だけになかなか現実的な花粉症対策ではない。昔も花粉は飛散したのだろうがこれほどに社会現象にはならなかった。
近世の社会現象、特色で、こちらも地球温暖化、気候変動による高温化、スギ、ヒノキの成育、飛散量の拡大が考えられて、根本原因の地球温暖化、気候変動対策に本格的に取り組む姿勢が必要で大事ともいえる。