夜ノヤッターマン 第2話「ヤッターマンにデコピンを」

夜ノヤッターマン　第2話「ヤッターマンにデコピンを」

　ご先祖様っぽい格好をしたレパード＝ドロンジョたちは、ご先祖さまっぽい口調や笑い方も練習し、いよいよヤッターキングダムへと向かう。ヤッターキングダムに通じるトンネルを進み、たどり着いた先には2人のヤッターマン。トンネル内を進むのに使ったトロッコがデコピンメカへと変形し、あっという間にヤッターマンにデコピンを食らわせて勝利!
　かと思いきや、何と2人のヤッターマンは機械で出来ていた。そこへ更に鳥のようなメカが出現し、体内から何体ものメカヤッターマンを出撃させ始める。行動隊長の指示のもと、次々に繰り出されるメカヤッターマンに苦戦を強いられ、ついにはメカヤッターマンたちが合体してミサイルになり、その一撃でドロンジョたちは吹き飛ばされてしまう。

　近くの村に住む人々も、ヤッターマンに追われている彼女たちを誰もかくまおうとはしない。当てもなく逃げ続け、ダムから飛び降りることで何とか逃げ切ったドロンジョたちは、ある家を見つける。ドロンジョは「黙って入ったら泥棒と同じ」「泥棒は駄目、絶対!」と言うものの、今回限り仕方なく家に侵入。
　そこで服を乾かしつつ暖をとっていると女性が帰ってきた。彼女を見た途端、3人は雷に打たれたかのような衝撃を覚えた。ドロンジョは彼女に母を重ねていると、ドロンジョの声を聞いた女性・アルエットはドロンジョを「私の天使」といって抱きしめるのでした・・・


感想
　いくらご先祖様っぽく振舞っても、精神的な面ではまだまだレパードのままなドロンジョが可愛かった第2話。

　トンネルを越えてあっという間にヤッターキングダムにたどり着いたものの、待っていたのは「機械で出来たヤッターマン」という衝撃の事実。侵入者の発見はもちろん、ドロンジョたちの名前にも反応するようにプログラムされているのかな。
　ヤッターペリカンっぽいメカから、普段なら今週のビックリドッキリメカが出てくるはずなのに、あろうことかヤッターマン自身が出てくるという有様。あしゅら男爵っぽい行動隊長がいるようですが、彼も含めて全てのヤッターマンは機械なのでしょうか?本当のヤッターマンはどこにもいなくて、ただその機械を操って好き勝手に振舞っている親玉がいるとか?ヤッターマンを良いように扱っている人間がいるとしか思えません。

　そんな彼らに苦戦を強いられ、とある家に忍び込んだドロンジョたち。そこで待っていたのは母の面影を持つアルエットでした。レパードの容姿ではなく声に注目したこと、レパードを探し求める手つきからして、彼女は眼が不自由なのかな。
　物語の所々に出てきた鳩はドロシーの暗示で、レパードが自分と似たアルエットに出会えたことに安心して、本当に天国に旅立っていった・・・とか妄想したところでまた次回。何となく、そこら中の鳥や虫にも監視機能がついていそうで怖いです（汗。