機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第6話「彼等について」
鉄華団の船と交差した際、自身の船が傷つけられたことに憤慨するオルクス。そんな彼の背後で不敵に笑うスーツ姿の男が1人。彼が鉄華団とテイワズを結ぶ伝手になるのでしょうか?
コーラルの死により、マクギリスたちは仕事に追われることとなり、すぐさま鉄華団への追撃は行えない状態となった。しかし荷物(トド)からクーデリアがイサリビに乗っていることを確認し、いずれ地球航路で見えるとマクギリス。
そんなわけで今回は追っ手もなく、イサリビ内で働く鉄華団について焦点が当てられた話となりました。ガンダムの修復には雪之丞があたっていたものの、他の子供たちはモビルスーツをいじったこともなく、整備については雪之丞頼りな模様。
阿頼耶識システムが導入され、ガンダム・バルバトスが活躍した厄祭戦では、ガンダムフレームの機体が計72体も投入されたとのこと。バルバトスのみならず、既に明らかとなっている他のガンダムフレームであるグシオン、キマリスもソロモン72柱にある悪魔の名前ですから、他の機体も同様に名づけられているのでしょう。しかし、この72体が全部出てきたら、ガンプラ作りもさぞ大変なことになりそうです(苦笑。
そんなガンダムの乗り手・三日月はアトラの作った食事を食べつつ、アトラからこれからもあんな戦いが続くのか、死ぬかもしれないのに怖くないのかと尋ねられ「大丈夫だよ、これがあるから」とアトラが作ってくれたお守りを見せて一言。何このイケメン。
一方のオルガたちは、新たな案内役について会議を開いていた。地球に無事に向かうためには案内役が必要であり、加えて火星に残してきた連中も囲ってくれるような後ろ盾が無くてはならない。そこでオルガは木星圏の権力を有するマフィア・テイワズという組織に目をつける。しかし子供ばかりの鉄華団の後ろ盾になってくれるとは考え辛い。ともあれ木星に向かおうとしていると、フミタンが「アリアドネ」という暗号化された通信網を使えるようにしてくれました。「ポケモンのアリアドスっぽい名前だから、蜘蛛の巣って意味だろうなー」と思ってましたw
こうしてフミタンは通信オペレーターとなったわけですが、何となく怪しいんですよね・・・この通信網を使えるようにしてくれたのも、ノブリスと連絡を取るためのように思えます。
ともあれ、フミタンに鉄華団内で役割ができた一方で、所在の無いクーデリアは、弁当を配っている三日月とアトラと遭遇。三日月は難しいことは苦手だということから、会議には参加していませんでした。
自分も何かしたいという思いが強かったためか、自ら手伝いを申し出るクーデリア。こうして3人は艦内で弁当を配り歩くわけですが、改めて子供ばかりだということを強く感じさせられます。クーデリアが「お姉ちゃん」と呼ばれるくらいですし、オルガやビスケット、昭弘たちも大人というよりは「少し年の離れたお兄ちゃん」ぐらいの感覚なのかもしれません。
三日月は難しいことは分からないが、何があってもオルガがちゃんとしてくれると信じていた。そもそも三日月はクーデリアの地球行きの理由を知らず、アトラに至っては地球に行くことすら知りませんでした。どこかしかで聞いていそうなものですが、行く先も知らずに船に乗っていたのか・・・それほど三日月を慕っているのでしょうね。
クーデリアは、自分の目的が「火星の自由な暮らしを勝ち取るため」だと説明を始める。三日月は地球が4つの文化圏に統治されていることすら知りませんでしたが、そうしたことを知る機会がなければ知らないのも当然でしょう。で、火星や木星でも分割統治が進み、火星は不利な惑星間経済協定を結ばされたことで不当な搾取を受けているとのこと。クーデリアはアーブラウ?政府と交渉し、このたびようやく代表が交渉のテーブルにつくと言ってくれたために、地球行きを決意したと。
火星の経済的独立を勝ち取り、人々を幸せにしたい。その目的に思わず拍手するアトラ。三日月は「あんたが俺たちを幸せにしてくれるんだ」といい、クーデリアは「ええ、そのつもりです」と返答。その言葉に、三日月はどこか嬉しそうでした。
雪之丞たちに弁当を配っている際、三日月はモビルスーツの整備を手伝おうとするも、字が読めないのでは難しい。そこでクーデリアは三日月のみならず、他の子供たちも生きていくだけで精一杯で、学校にいったことがある子の方が少なく、字が読めない子が多いと知ることに。
そこでクーデリアは三日月に、読み書きを学んでみないかと提案。本や手紙を書くことで自分の世界を広げられるという言葉に「やってみようかな」と意外と乗り気な三日月。すると他の子供たちも習いたいと言い出して、ここに「クーデリア先生」が誕生しました。当初は髪を切って作業を手伝うものだとばかり思ってましたが、クーデリアにはクーデリアにしかやれないことがある。それが先生なのでしょう。アトラも読み書きはできますが、世界情勢など知識の面ではクーデリアの専門でしょうしね。とりあえずクーデリア先生、まぁまぁ眼鏡どうぞw
ギャラルホルンでアインがマクギリスからバルバトスと戦った印象を問われ、追撃部隊に加えて欲しいと頼んでいたころ、そのバルバトスの乗り手・三日月は自分の名前を書くのに苦戦していました。小さな子供たちは三日月に仕事では勝てないが、字は自分の方が上手いと誇らしげ。そんな子供たちをまとめるのがタカキ。彼らも彼らなりに、鉄華団の役に立とうとしているのでしょう。
そんな彼らの光景を満足げに見つめ、去っていったオルガはビスケットと2人きりで会話。ビスケットは先を焦りすぎではないかと指摘し、オルガもそれを認めつつ、それでも前に進むという意思を変えようとはしない。オルガが振り返るといつもそこには三日月の目がある。自分に対して指示を求め、期待する目がある。
「あの目は裏切れねぇ。あの目に映る俺は、いつだって最高にいきがって、カッコいいオルガ・イスカじゃなきゃいけねぇんだ」とオルガ。三日月はオルガに期待し、オルガはその期待に応えるように行動し、その行動の結果を見て三日月はオルガを更に信頼し、期待する・・・兄貴分には兄貴分なりのプレッシャーというものがあるようです。
そして今度は三日月とオルガが2人きりに。三日月が読み書きを習い始めたのは、モビルスーツの整備を手伝うのみならず、本を読んで野菜を作りたいという目的もあったと判明。なんといつかビスケットの祖母のように農場を開くのが三日月の夢とのこと。生きていくだけで精一杯かと思いきや、彼なりに夢を抱いていました。クーデリアが火星の自由を勝ち取れば、農場の仕事だけで食っていくことも可能になるかもしれない。そんな期待もあるのかもしれません。
地球は遠いが、とことん突っ走るしかない。「やっと俺らの居場所が出来たんだ。みんなの命も将来も、鉄華団の上に乗っかってんだ」とオルガ。
鉄華団に所属する子供たちの中にも、三日月同様に阿頼耶識システムが埋め込まれた子供がいました。しかし子供はそれを見ていたクーデリアに「カッコいいでしょ」と一言。これが火星に住む子供たちの現実。死が待ち受けているかもしれないシステムを埋め込んででも、生きていこうと、役に立とうとしている。
鉄華団を大きくすることで子供たちを守り、三日月の夢も叶えようとオルガと三日月が拳を合わせていた頃、突如艦内に鳴り響く警報。イサリビに停止信号を送ってきたのは、元CGCの社長マルバだった!
といったところで6話は終了。一気に地球を目指すのではなく、地球に着いた後のことや残してきた連中のことも考えて、まずは後ろ盾となるテイワズに接触するべく、木星を目指すこととなりました。確かに、地球に着いた後、クーデリアの滞在期間がどれほどのものになるかも分かりませんし、その間の生活や船の管理など、業界新人の鉄華団一人では足元を見られてしまうでしょうしね。ギャラルホルンを敵に回した以上は、火星の鉄華団も危険にさらされる可能性があると。こういう話の流れは興味深く、面白いです。
フミタンは通信オペレーターとして、クーデリアは先生として鉄華団の中で生きていくことに。クーデリア先生は安心ですが、イマイチ信用しきれないフミタン通信士。底が見えない人物です・・・
クーデリアを送り届けるばかりでなく、向かってくる敵を倒すだけでもなく、農場を開くという夢をかなえるためにも鉄華団を大きくしていく。いい感じに話が進んできたかと思いきや、突如通信越しに現われた元社長との行く末は・・・?
余談
将来、クーデリア先生が三日月の農地に社会見学に行くところまで想像出来ました(笑。
鉄華団の船と交差した際、自身の船が傷つけられたことに憤慨するオルクス。そんな彼の背後で不敵に笑うスーツ姿の男が1人。彼が鉄華団とテイワズを結ぶ伝手になるのでしょうか?
コーラルの死により、マクギリスたちは仕事に追われることとなり、すぐさま鉄華団への追撃は行えない状態となった。しかし荷物(トド)からクーデリアがイサリビに乗っていることを確認し、いずれ地球航路で見えるとマクギリス。
そんなわけで今回は追っ手もなく、イサリビ内で働く鉄華団について焦点が当てられた話となりました。ガンダムの修復には雪之丞があたっていたものの、他の子供たちはモビルスーツをいじったこともなく、整備については雪之丞頼りな模様。
阿頼耶識システムが導入され、ガンダム・バルバトスが活躍した厄祭戦では、ガンダムフレームの機体が計72体も投入されたとのこと。バルバトスのみならず、既に明らかとなっている他のガンダムフレームであるグシオン、キマリスもソロモン72柱にある悪魔の名前ですから、他の機体も同様に名づけられているのでしょう。しかし、この72体が全部出てきたら、ガンプラ作りもさぞ大変なことになりそうです(苦笑。
そんなガンダムの乗り手・三日月はアトラの作った食事を食べつつ、アトラからこれからもあんな戦いが続くのか、死ぬかもしれないのに怖くないのかと尋ねられ「大丈夫だよ、これがあるから」とアトラが作ってくれたお守りを見せて一言。何このイケメン。
一方のオルガたちは、新たな案内役について会議を開いていた。地球に無事に向かうためには案内役が必要であり、加えて火星に残してきた連中も囲ってくれるような後ろ盾が無くてはならない。そこでオルガは木星圏の権力を有するマフィア・テイワズという組織に目をつける。しかし子供ばかりの鉄華団の後ろ盾になってくれるとは考え辛い。ともあれ木星に向かおうとしていると、フミタンが「アリアドネ」という暗号化された通信網を使えるようにしてくれました。「ポケモンのアリアドスっぽい名前だから、蜘蛛の巣って意味だろうなー」と思ってましたw
こうしてフミタンは通信オペレーターとなったわけですが、何となく怪しいんですよね・・・この通信網を使えるようにしてくれたのも、ノブリスと連絡を取るためのように思えます。
ともあれ、フミタンに鉄華団内で役割ができた一方で、所在の無いクーデリアは、弁当を配っている三日月とアトラと遭遇。三日月は難しいことは苦手だということから、会議には参加していませんでした。
自分も何かしたいという思いが強かったためか、自ら手伝いを申し出るクーデリア。こうして3人は艦内で弁当を配り歩くわけですが、改めて子供ばかりだということを強く感じさせられます。クーデリアが「お姉ちゃん」と呼ばれるくらいですし、オルガやビスケット、昭弘たちも大人というよりは「少し年の離れたお兄ちゃん」ぐらいの感覚なのかもしれません。
三日月は難しいことは分からないが、何があってもオルガがちゃんとしてくれると信じていた。そもそも三日月はクーデリアの地球行きの理由を知らず、アトラに至っては地球に行くことすら知りませんでした。どこかしかで聞いていそうなものですが、行く先も知らずに船に乗っていたのか・・・それほど三日月を慕っているのでしょうね。
クーデリアは、自分の目的が「火星の自由な暮らしを勝ち取るため」だと説明を始める。三日月は地球が4つの文化圏に統治されていることすら知りませんでしたが、そうしたことを知る機会がなければ知らないのも当然でしょう。で、火星や木星でも分割統治が進み、火星は不利な惑星間経済協定を結ばされたことで不当な搾取を受けているとのこと。クーデリアはアーブラウ?政府と交渉し、このたびようやく代表が交渉のテーブルにつくと言ってくれたために、地球行きを決意したと。
火星の経済的独立を勝ち取り、人々を幸せにしたい。その目的に思わず拍手するアトラ。三日月は「あんたが俺たちを幸せにしてくれるんだ」といい、クーデリアは「ええ、そのつもりです」と返答。その言葉に、三日月はどこか嬉しそうでした。
雪之丞たちに弁当を配っている際、三日月はモビルスーツの整備を手伝おうとするも、字が読めないのでは難しい。そこでクーデリアは三日月のみならず、他の子供たちも生きていくだけで精一杯で、学校にいったことがある子の方が少なく、字が読めない子が多いと知ることに。
そこでクーデリアは三日月に、読み書きを学んでみないかと提案。本や手紙を書くことで自分の世界を広げられるという言葉に「やってみようかな」と意外と乗り気な三日月。すると他の子供たちも習いたいと言い出して、ここに「クーデリア先生」が誕生しました。当初は髪を切って作業を手伝うものだとばかり思ってましたが、クーデリアにはクーデリアにしかやれないことがある。それが先生なのでしょう。アトラも読み書きはできますが、世界情勢など知識の面ではクーデリアの専門でしょうしね。とりあえずクーデリア先生、まぁまぁ眼鏡どうぞw
ギャラルホルンでアインがマクギリスからバルバトスと戦った印象を問われ、追撃部隊に加えて欲しいと頼んでいたころ、そのバルバトスの乗り手・三日月は自分の名前を書くのに苦戦していました。小さな子供たちは三日月に仕事では勝てないが、字は自分の方が上手いと誇らしげ。そんな子供たちをまとめるのがタカキ。彼らも彼らなりに、鉄華団の役に立とうとしているのでしょう。
そんな彼らの光景を満足げに見つめ、去っていったオルガはビスケットと2人きりで会話。ビスケットは先を焦りすぎではないかと指摘し、オルガもそれを認めつつ、それでも前に進むという意思を変えようとはしない。オルガが振り返るといつもそこには三日月の目がある。自分に対して指示を求め、期待する目がある。
「あの目は裏切れねぇ。あの目に映る俺は、いつだって最高にいきがって、カッコいいオルガ・イスカじゃなきゃいけねぇんだ」とオルガ。三日月はオルガに期待し、オルガはその期待に応えるように行動し、その行動の結果を見て三日月はオルガを更に信頼し、期待する・・・兄貴分には兄貴分なりのプレッシャーというものがあるようです。
そして今度は三日月とオルガが2人きりに。三日月が読み書きを習い始めたのは、モビルスーツの整備を手伝うのみならず、本を読んで野菜を作りたいという目的もあったと判明。なんといつかビスケットの祖母のように農場を開くのが三日月の夢とのこと。生きていくだけで精一杯かと思いきや、彼なりに夢を抱いていました。クーデリアが火星の自由を勝ち取れば、農場の仕事だけで食っていくことも可能になるかもしれない。そんな期待もあるのかもしれません。
地球は遠いが、とことん突っ走るしかない。「やっと俺らの居場所が出来たんだ。みんなの命も将来も、鉄華団の上に乗っかってんだ」とオルガ。
鉄華団に所属する子供たちの中にも、三日月同様に阿頼耶識システムが埋め込まれた子供がいました。しかし子供はそれを見ていたクーデリアに「カッコいいでしょ」と一言。これが火星に住む子供たちの現実。死が待ち受けているかもしれないシステムを埋め込んででも、生きていこうと、役に立とうとしている。
鉄華団を大きくすることで子供たちを守り、三日月の夢も叶えようとオルガと三日月が拳を合わせていた頃、突如艦内に鳴り響く警報。イサリビに停止信号を送ってきたのは、元CGCの社長マルバだった!
といったところで6話は終了。一気に地球を目指すのではなく、地球に着いた後のことや残してきた連中のことも考えて、まずは後ろ盾となるテイワズに接触するべく、木星を目指すこととなりました。確かに、地球に着いた後、クーデリアの滞在期間がどれほどのものになるかも分かりませんし、その間の生活や船の管理など、業界新人の鉄華団一人では足元を見られてしまうでしょうしね。ギャラルホルンを敵に回した以上は、火星の鉄華団も危険にさらされる可能性があると。こういう話の流れは興味深く、面白いです。
フミタンは通信オペレーターとして、クーデリアは先生として鉄華団の中で生きていくことに。クーデリア先生は安心ですが、イマイチ信用しきれないフミタン通信士。底が見えない人物です・・・
クーデリアを送り届けるばかりでなく、向かってくる敵を倒すだけでもなく、農場を開くという夢をかなえるためにも鉄華団を大きくしていく。いい感じに話が進んできたかと思いきや、突如通信越しに現われた元社長との行く末は・・・?
余談
将来、クーデリア先生が三日月の農地に社会見学に行くところまで想像出来ました(笑。