ひびレビ

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2015-11-12 08:13:46 | ウルトラシリーズ
 ウルトラマン関連の書籍は今でもちょくちょく新しいものが出ているのを見かけますが、久々に購入したのが「キャラクター大全 帰ってきたウルトラマン」。お値段税別3800円と、そこそこ高いようにも感じますが、ほぼほぼカラーページであることを考えるとこれぐらいが妥当なんですかね・・・

 何で買ったかと言いますと、帰マンのみをピックアップした本をなかなか見かけないからです。ウルトラマンやセブンを取り上げているのは多いように感じますね。他のシリーズは、1冊の本にまとめて掲載されているのが多い印象を受けます。

 内容は帰マンの能力やMAT隊員の紹介はもちろんのこと、各話のおおまかなストーリー紹介も画像付きでなされており、これまで知らなかった帰マンや怪獣の設定、完成作品とシナリオとの差異が掲載されています。その他にも関係者の方々へのインタビューや当時の玩具紹介などもありました。

 特に設定や、完成作品とシナリオの差異は興味深かったです。バリケーンが「台風の力を身につけた海月が巨大化して怪獣になったもの」だったり、キングマイマイが「10万km先の物体を確認できる視力」を盛っていたり、バルダック星人は「指先の吸盤であらゆる物体を吸いつけ、体内に取り込む」、グラナダスの甲羅は「1000m上空から落下した1万トンの船が直撃しても決して割れない」と、驚かされることばかりでした。劇中で披露されることは無くても、こうした数々の設定は「怪獣は強い」「怪獣は凄い」という印象を植え付けることができますね。しかも子供にも分かりやすい設定ですから、尚更です。当時の児童誌には、こうした情報が掲載されていたのでしょうか?
 そういえば昔、児童誌を集めた本が売っていたような・・・

 完成作品とシナリオの差異については、テロチルスの話においては「次郎が郷に、テロチルスとラドンのどちらが強いのかを問う台詞があった」、ビーコンの話では「ウルトラブレスレットが炎の斧に変形していた」など、映像で見たかったものがいくつもありました。改めて全話を読み直すと、ウルトラブレスレットの強さというか万能さを感じます。そりゃエースキラーも奪うわな。

 てなわけで、久々のウルトラ関連書籍の話でした・・・しかし、なんだってセブンのワイドショット以上の威力を誇るシネラマショットが1回しか使われなかったのだろうか・・・
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