機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第8話「寄り添うかたち」
イサリビとハンマーヘッドが交差した際、オルガたちはモビルワーカーに乗ってハンマーヘッドへと乗り移ることに成功。ブリッジを目指すオルガたちは可燃性のガスで敵の攻撃を牽制しつつ、ダンテがハッキングを行い隔壁を閉じれないように細工したうえに、モニターまで乗っ取り完了。
徐々に近づいてくるオルガたちに怯えるマルバはネズミに仕込んだ芸など覚えておらず、「テイワズに泥を塗ることになる」「殺しちまってくださいよ」と名瀬に彼らを殺すように訴えかける。しかしその言葉に名瀬は動かず、逆に抵抗が弱くなり、オルガたちの到着を待っているかのようでした。
ブリッジにて再会したオルガとマルバ。飯を食わせくれていたのはマルバであり、だからこそ今まで従い命令どおりにしてきたが、今は違う。オルガが引き金に指をかけた時、名瀬はマルバのような奴の血で手を汚すことは無いといい、戦いは終わり、交渉のテーブルについてくれることに。その後マルバは資源採掘衛星に放り込まれることに・・・
・・・とまぁ、今回はそんなカッコいい名瀬の話なわけですが、OPでバルバトスに変化が無いのに、名瀬ハーレムが一気に増えてて笑いましたww
オルガ、クーデリア、ビスケット、ユージンは名瀬&アミダと交渉の席につく。そこでオルガは、潜入時から感じていた「女性しか見かけない」ことについて尋ねると「ここは俺のハーレムだからな」と一言。何とこの船の女性全員が奥さんであり、おまけに子供が5人!しかも大きい子供は陸の学校に通っているため、実際は更に大勢!・・・すげぇな、おい(汗。三日月たちのように学校に通えない子供もいる世の中ですが、しっかりと通わせているあたり、良い父親なんでしょう。
クーデリアを地球に送り届けるための案内役を求めていること、ギャラルホルンが手出しを出来ないよう鉄華団をテイワズ傘下に入れて欲しいことを包み隠さず話すと、名瀬はテイワズのボス・マクマードとの交渉の機会を設けてくれることを約束してくれました。ただ、クーデリアの件については名瀬もどこまで話していいかは分からず、資産とも関係している様子。
そもそもギャラルホルンは地球の4つの経済圏を外部から監視している組織ではあったが、最近は利益追求に奔っている。経済圏はギャラルホルンを重荷に思っていたが、そこで注目されているのがクーデリアの地球行き。クーデリアがギャラルホルンを跳び越えて地球経済圏のトップと話をするとなれば、事が大きく動く模様。火星の独立運動支援にかこつけて、自分たちの支配力の拡大や、ギャラルホルンと交戦する理由にしようというのでしょうか?
ともあれ、鉄華団はタービンズと共にテイワズが本拠地としている巨大な船・サイセイへと向かうこととなりました。そんな中、三日月は食欲もあまり無く、今回の戦いは昭弘のおかげだといい、自分の不甲斐なさを悔やんでいるようで・・・
グレイズ改には予備パーツがあるが、バルバトスはそうもいかない。角も外されてしまい、どうなることやら。ハンガーで整備を手伝う三日月のもとへオルガが顔を見せたものの、三日月は役にたたかなかったことを反省。「もっともっと頑張らないと」という三日月に対し、オルガも「俺もまだまだ頑張らねぇと」と告げる。
オルガからしてみれば、三日月は百里をひきつける良い仕事をしてくれていました。しかし、三日月にしてみれば、もっと早くに百里を捕らえていれば、より早い段階で交渉に持っていけたかもしれない、バルバトスの損傷を抑えることが出来たかもしれないという思いがあるのかもしれません。結果ではなく、その過程も含めて「もっともっと頑張らないと」いけない。そんな三日月に見つめられるからこそ、オルガも「まだまだ頑張らねぇと」と思わされるのでしょうね。
それから10日後、火星に残してきた鉄華団の資金確保のために、オルガとビスケットは名瀬に対してギャラルホルンから鹵獲したもののリストを提示し、売却業者を紹介して欲しいと依頼。すると名瀬はどうして「仕事を紹介する」と言った時に引き受けなかったのかを問いかける。アミダも「楽できたろうに」と、断った件に関しては疑問を持っていました。
その理由についてオルガは「繋がっちまってんです、俺らは。死んじまった仲間が流した血と、これから俺らが流す血が混ざって、鉄みたいに固まってる。だから、だから離れらんねぇ、離れちゃいけないんです。危なかろうが、苦しかろうが、俺らは」と語る。名瀬はオルガがマルバに銃を向けた際に「あんたの命令どおりに、俺はあいつらを・・・」と言っていた言葉を覚えており、それが「死んじまった仲間」を指しているのではと指摘。マルバの命令で動いた結果、オルガは仲間を死なせることになってしまったということかな。
「離れらんない、そりゃ結構。だがな、鉄華団を守り抜くってんなら、これから先は誰もお前に指図しちゃくれない。ガキ共がお前の命令一つで死ぬ。その責任は誰にも押し付けられねぇ。オルガ、団長であるてめぇが、一人で背負えんのか、それ」と名瀬。
と、ここで一旦ハンマーヘッド内にある託児所のシーン。戦闘中とは打って変わって、優しい笑顔で「これがうちの家族さ」と子供を抱きかかえるアミダ。クーデリアも子供を見て和み、アトラもホッとした様子。会話の合間にこのシーンが挟まれたことにより、オルガのみならず、名瀬もまたそうした責任を背負っているということを示しているように感じます。
「覚悟は出来てるつもりです。仲間でも何でもねぇやつに、訳のわからねぇ命令で仲間が無駄死にさせられるのはごめんだ。あいつらの死に場所は、鉄華団の団長として俺が作る。それは俺の死に場所も同じです。あいつらのためなら、俺はいつだって死・・・」と言いかけたところで、名瀬のデコピンがオルガに炸裂w
「てめぇが死んでどうすんだ。指揮官がいなくなったら、それこそ鉄華団はバラバラだ・・・まぁ、でも、血が混ざって、繋がって、か。そういうのは『仲間』って言うんじゃないぜ・・・『家族』だ」・・・何このイケメン。ハーレムだけどカッコいいのね!嫌いじゃないわ!むしろ名瀬さんは最高です!
名瀬は悪いようにはしないと売却業者を紹介してくれるようで一安心。しかしオルガは、商売の話は対等にしなければならないのにと、ガキ扱いされたことを悔やむ。ここら辺のオルガは、大人のように振舞おうとして、なりきれずに失敗してしまった子供のように感じました。そんなオルガを見て思わず噴出すビスケットは、何があっても皆はオルガを信じて着いていくと告げる。
三日月や昭弘は百錬のシミュレーターを使い、ラフタやアジーと特訓中。「俺にはそれくらいしか出来ることがないんだ」と三日月。
名瀬はオルガたちが青臭い話をしていたことをアミダに語っていましたが、アミダによれば、昔の名瀬もそうだったとのこと。何だかんだでオルガと名瀬は、共に家族を背負うリーダーという点において似ているのかもしれません。
特訓を終えた三日月に話しかけるオルガ。三日月は「オルガに見捨てられないように、頑張らなくちゃいけないからね」と言うが、オルガは「バーカ。見捨てるとか、見捨てないとかじゃねぇよ・・・家族ってのは」と一言。突然の家族発言に一瞬戸惑う三日月でしたが、すぐに「いや・・・頼むぜミカ」といつものオルガに。
そんな感じの第8話でした。とにかく名瀬がカッコいい!これまでダメな大人が多かった中で、まともな大人が理解者になってくれるというのはありがたいものです。道楽でハーレムを築いているのかと思いきや、その全員や子供たちを大切に思っているのが伝わってきました。
タービンズも鉄華団同様、家族そのもの。名瀬自身もオルガと同じく、家族の生き死にを決めるという重大な責任を負っています。オルガが家族を大事にしていると知ったからこそ、あれこれと手を回してくれているのでしょう。一方のマルバは子供たちに平気で阿頼耶識システムの手術を行い、子供の個性も知らず、平然と「殺せ」と言うような人物。そんな奴とオルガのどちらの話を聞くかと言われたら、そりゃ後者でしょうね。オルガたちが潜入した際、人的被害を出さないように可燃性のガスで牽制するだけに留まったのも大きいかもしれません。あそこで1人でも家族が殺されていようものなら、交渉の行方はまた違うものになったかも。
死んだものと、生きているものの血が混ざりあう鉄華団。このあたりの台詞を聴いていて「二重螺旋に織り込んで~」と言いたくなるのは、グレンラガンの影響です(苦笑。
血で繋がっているということは、仲間ではなく家族。交渉でガキ扱いされて落ち込んだりと、まだまだ大人になりきれておらず、子供なオルガにとって、いきなり「家族」というものを受け止めるのは大変で、三日月相手に何となく誤魔化していたりするところかして、まだどこか照れくさいものもあるのかもしれません。それでも、家族を知って、家族を守るためにこれからはオルガも成長していくのでしょう。
しかし、繋がりが深ければ深いほど、失った時の変化も大きいように思えます。この先家族が1人でも欠けてしまった時が怖い・・・
次回は和服でマクマードとのご対面。オルガの和装がやけに似合ってますね。で、クーデリアは何で着物じゃないんですかー!(涙。
イサリビとハンマーヘッドが交差した際、オルガたちはモビルワーカーに乗ってハンマーヘッドへと乗り移ることに成功。ブリッジを目指すオルガたちは可燃性のガスで敵の攻撃を牽制しつつ、ダンテがハッキングを行い隔壁を閉じれないように細工したうえに、モニターまで乗っ取り完了。
徐々に近づいてくるオルガたちに怯えるマルバはネズミに仕込んだ芸など覚えておらず、「テイワズに泥を塗ることになる」「殺しちまってくださいよ」と名瀬に彼らを殺すように訴えかける。しかしその言葉に名瀬は動かず、逆に抵抗が弱くなり、オルガたちの到着を待っているかのようでした。
ブリッジにて再会したオルガとマルバ。飯を食わせくれていたのはマルバであり、だからこそ今まで従い命令どおりにしてきたが、今は違う。オルガが引き金に指をかけた時、名瀬はマルバのような奴の血で手を汚すことは無いといい、戦いは終わり、交渉のテーブルについてくれることに。その後マルバは資源採掘衛星に放り込まれることに・・・
・・・とまぁ、今回はそんなカッコいい名瀬の話なわけですが、OPでバルバトスに変化が無いのに、名瀬ハーレムが一気に増えてて笑いましたww
オルガ、クーデリア、ビスケット、ユージンは名瀬&アミダと交渉の席につく。そこでオルガは、潜入時から感じていた「女性しか見かけない」ことについて尋ねると「ここは俺のハーレムだからな」と一言。何とこの船の女性全員が奥さんであり、おまけに子供が5人!しかも大きい子供は陸の学校に通っているため、実際は更に大勢!・・・すげぇな、おい(汗。三日月たちのように学校に通えない子供もいる世の中ですが、しっかりと通わせているあたり、良い父親なんでしょう。
クーデリアを地球に送り届けるための案内役を求めていること、ギャラルホルンが手出しを出来ないよう鉄華団をテイワズ傘下に入れて欲しいことを包み隠さず話すと、名瀬はテイワズのボス・マクマードとの交渉の機会を設けてくれることを約束してくれました。ただ、クーデリアの件については名瀬もどこまで話していいかは分からず、資産とも関係している様子。
そもそもギャラルホルンは地球の4つの経済圏を外部から監視している組織ではあったが、最近は利益追求に奔っている。経済圏はギャラルホルンを重荷に思っていたが、そこで注目されているのがクーデリアの地球行き。クーデリアがギャラルホルンを跳び越えて地球経済圏のトップと話をするとなれば、事が大きく動く模様。火星の独立運動支援にかこつけて、自分たちの支配力の拡大や、ギャラルホルンと交戦する理由にしようというのでしょうか?
ともあれ、鉄華団はタービンズと共にテイワズが本拠地としている巨大な船・サイセイへと向かうこととなりました。そんな中、三日月は食欲もあまり無く、今回の戦いは昭弘のおかげだといい、自分の不甲斐なさを悔やんでいるようで・・・
グレイズ改には予備パーツがあるが、バルバトスはそうもいかない。角も外されてしまい、どうなることやら。ハンガーで整備を手伝う三日月のもとへオルガが顔を見せたものの、三日月は役にたたかなかったことを反省。「もっともっと頑張らないと」という三日月に対し、オルガも「俺もまだまだ頑張らねぇと」と告げる。
オルガからしてみれば、三日月は百里をひきつける良い仕事をしてくれていました。しかし、三日月にしてみれば、もっと早くに百里を捕らえていれば、より早い段階で交渉に持っていけたかもしれない、バルバトスの損傷を抑えることが出来たかもしれないという思いがあるのかもしれません。結果ではなく、その過程も含めて「もっともっと頑張らないと」いけない。そんな三日月に見つめられるからこそ、オルガも「まだまだ頑張らねぇと」と思わされるのでしょうね。
それから10日後、火星に残してきた鉄華団の資金確保のために、オルガとビスケットは名瀬に対してギャラルホルンから鹵獲したもののリストを提示し、売却業者を紹介して欲しいと依頼。すると名瀬はどうして「仕事を紹介する」と言った時に引き受けなかったのかを問いかける。アミダも「楽できたろうに」と、断った件に関しては疑問を持っていました。
その理由についてオルガは「繋がっちまってんです、俺らは。死んじまった仲間が流した血と、これから俺らが流す血が混ざって、鉄みたいに固まってる。だから、だから離れらんねぇ、離れちゃいけないんです。危なかろうが、苦しかろうが、俺らは」と語る。名瀬はオルガがマルバに銃を向けた際に「あんたの命令どおりに、俺はあいつらを・・・」と言っていた言葉を覚えており、それが「死んじまった仲間」を指しているのではと指摘。マルバの命令で動いた結果、オルガは仲間を死なせることになってしまったということかな。
「離れらんない、そりゃ結構。だがな、鉄華団を守り抜くってんなら、これから先は誰もお前に指図しちゃくれない。ガキ共がお前の命令一つで死ぬ。その責任は誰にも押し付けられねぇ。オルガ、団長であるてめぇが、一人で背負えんのか、それ」と名瀬。
と、ここで一旦ハンマーヘッド内にある託児所のシーン。戦闘中とは打って変わって、優しい笑顔で「これがうちの家族さ」と子供を抱きかかえるアミダ。クーデリアも子供を見て和み、アトラもホッとした様子。会話の合間にこのシーンが挟まれたことにより、オルガのみならず、名瀬もまたそうした責任を背負っているということを示しているように感じます。
「覚悟は出来てるつもりです。仲間でも何でもねぇやつに、訳のわからねぇ命令で仲間が無駄死にさせられるのはごめんだ。あいつらの死に場所は、鉄華団の団長として俺が作る。それは俺の死に場所も同じです。あいつらのためなら、俺はいつだって死・・・」と言いかけたところで、名瀬のデコピンがオルガに炸裂w
「てめぇが死んでどうすんだ。指揮官がいなくなったら、それこそ鉄華団はバラバラだ・・・まぁ、でも、血が混ざって、繋がって、か。そういうのは『仲間』って言うんじゃないぜ・・・『家族』だ」・・・何このイケメン。ハーレムだけどカッコいいのね!嫌いじゃないわ!むしろ名瀬さんは最高です!
名瀬は悪いようにはしないと売却業者を紹介してくれるようで一安心。しかしオルガは、商売の話は対等にしなければならないのにと、ガキ扱いされたことを悔やむ。ここら辺のオルガは、大人のように振舞おうとして、なりきれずに失敗してしまった子供のように感じました。そんなオルガを見て思わず噴出すビスケットは、何があっても皆はオルガを信じて着いていくと告げる。
三日月や昭弘は百錬のシミュレーターを使い、ラフタやアジーと特訓中。「俺にはそれくらいしか出来ることがないんだ」と三日月。
名瀬はオルガたちが青臭い話をしていたことをアミダに語っていましたが、アミダによれば、昔の名瀬もそうだったとのこと。何だかんだでオルガと名瀬は、共に家族を背負うリーダーという点において似ているのかもしれません。
特訓を終えた三日月に話しかけるオルガ。三日月は「オルガに見捨てられないように、頑張らなくちゃいけないからね」と言うが、オルガは「バーカ。見捨てるとか、見捨てないとかじゃねぇよ・・・家族ってのは」と一言。突然の家族発言に一瞬戸惑う三日月でしたが、すぐに「いや・・・頼むぜミカ」といつものオルガに。
そんな感じの第8話でした。とにかく名瀬がカッコいい!これまでダメな大人が多かった中で、まともな大人が理解者になってくれるというのはありがたいものです。道楽でハーレムを築いているのかと思いきや、その全員や子供たちを大切に思っているのが伝わってきました。
タービンズも鉄華団同様、家族そのもの。名瀬自身もオルガと同じく、家族の生き死にを決めるという重大な責任を負っています。オルガが家族を大事にしていると知ったからこそ、あれこれと手を回してくれているのでしょう。一方のマルバは子供たちに平気で阿頼耶識システムの手術を行い、子供の個性も知らず、平然と「殺せ」と言うような人物。そんな奴とオルガのどちらの話を聞くかと言われたら、そりゃ後者でしょうね。オルガたちが潜入した際、人的被害を出さないように可燃性のガスで牽制するだけに留まったのも大きいかもしれません。あそこで1人でも家族が殺されていようものなら、交渉の行方はまた違うものになったかも。
死んだものと、生きているものの血が混ざりあう鉄華団。このあたりの台詞を聴いていて「二重螺旋に織り込んで~」と言いたくなるのは、グレンラガンの影響です(苦笑。
血で繋がっているということは、仲間ではなく家族。交渉でガキ扱いされて落ち込んだりと、まだまだ大人になりきれておらず、子供なオルガにとって、いきなり「家族」というものを受け止めるのは大変で、三日月相手に何となく誤魔化していたりするところかして、まだどこか照れくさいものもあるのかもしれません。それでも、家族を知って、家族を守るためにこれからはオルガも成長していくのでしょう。
しかし、繋がりが深ければ深いほど、失った時の変化も大きいように思えます。この先家族が1人でも欠けてしまった時が怖い・・・
次回は和服でマクマードとのご対面。オルガの和装がやけに似合ってますね。で、クーデリアは何で着物じゃないんですかー!(涙。