ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

相棒16 第15話「事故物件」

2018-02-08 08:12:34 | 相棒シリーズ
相棒16 第15話「事故物件」

 強盗事件の金銭をネコババした男・東大寺雅夫。雅夫は家賃の安い「事故物件」を借りる。その部屋は矢部家具の創業者であり資産家であった矢部泰造が病死した部屋だった。雅夫が天井裏に金を隠そうとすると、そこで泰造の手記を発見。そこには家族の誰かが自分を殺そうとしていたこと、そして殺そうとした者を突き止めた者には1000万円を与えるという遺書らしきものが残されていた

 折しも特命係も強盗事件の金銭を追っていた最中。雅夫は特命係に怪しまれつつも、1000万円のために犯人を突き止めようと独自に調査しようと試みる。一方で特命係も、病死と判断された泰造の死に疑問を抱き始め・・・


感想
 見ていて思ったこと。「300回記念スペシャルとは一体何だったのか・・・」・・・いや、もう少しなんか・・・ね?

 さて今回も15分拡大スペシャル。盗んだお金で事故物件を借りたら、資産家の手記を発見し、盗んだお金以上のお金が転がり込むチャンスを得た雅夫。最終的に1000万円云々については効力が発揮されなかったものの、冠城の根回しもあってか、再びやり直すチャンスを得ることとなりました。彼が自分の非を認め、自首できる人物であったからこそでしょう。泰造と血が繋がっていないどころか、手記でしか知らない。それでも、あんまりな最期を遂げた泰造のために涙を流せる。それだけでも根は良い人物だということは伝わってきます。
 
 一方で矢部家の面々は、金や欲に目がくらんだものばかりで、まともなのといえば泰造の孫2人ぐらい・・・と思っていたら・・・な展開でした。孫の1人である唯香は言動こそ厳しく、勝手に人の家に入るという行動に出てしまったものの、その根底には父が疑われていることへの心配がありましたし、泰造のことも心配していたため、比較的まともな子だったと思います。
 が、問題はもう1人の孫である大輔。右京さんに「君はその大きな考え違いを一から改めない限り、人の上どころか、世の中で生きていく価値もありませんよ!」と言わせるほどの人物もそうそういない気がします。唯香曰く「どうせ遊ぶだけのくせに」語学留学費用として1500万円も要求したことが、事の発端だったとは思いませんでした。

 留学をしただけで箔がつくわけでもなく、留学したところで彼が何か得られるとも思えず。仮に「留学経験あり」という箔がついたとしても、簡単に剥がれ落ちてしまいそうな箔に1500万円を使うのは、大輔のためにはならない・・・泰造の見立ては正しかったと思います。
 泰造の死の一因はヒートショックでしょうけども、大輔の行動がトドメを刺したようにしか見えませんでした。もがき苦しむ祖父を見て、一言も声をかけず、無情にも電話機を持ち上げる・・・明確な殺意を抱いた行動も怖いですが、心のこもっていない、それをするのに何のためらいも迷いも無いという行動もまた怖いものです。
 ・・・しかし、ニチアサに見ていた頃とだいぶ印象違って見えるなぁ・・・最後まで気づけませんでした(汗。


 ・・・で、正月スペシャルといい、今回の事件といい、やり直せると励ます幸子さんの姿が描かれていたわけで。今回も冠城を驚かすお茶目な幸子さん可愛いなーとか何とか思っていたら、次回はそんな幸子さんに恋愛話な模様。でもさ?「お、幸子さん回か!」とテンションあがった私の心を、拳銃を構える幸子さんだったり、泣き崩れてる幸子さんで折りにくるのやめてくれません?(汗。好きになった相手が犯人で、それでも告発して流した涙だと思いたいのですが・・・退場して欲しくないなぁ・・・ 
コメント