ひびレビ

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ハクメイとミコチ 第11話「夜越しの汽車 と 雨とテンカラ」

2018-03-24 07:41:06 | 2018年アニメ
ハクメイとミコチ 第11話「夜越しの汽車 と 雨とテンカラ」

 あっという間に放送第11回目となった今回は、原作4巻ラストの「夜越しの汽車」と5巻初めの「雨とテンカラ」の2本立て。

 前半の「夜越しの汽車」では、ハクメイとミコチが珍しく電車に乗って、朝早くからカノカンに行くことに。その電車内で旅を満喫している様が描かれています。特段何かハプニングが起きるわけでもないのに、逐一面白くて、比較的長めだったにも関わらずあっという間に終わっていました。汽車が出発するときのあのワクワク感、たまりませんね・・・
 朝早いということもあってか、飲んだり食べたりしているうちに、いつしか眠ってしまったミコチ。一方でハクメイは目がさえており、眠るミコチの隣でコーヒー片手に本を読んでいました。ハクメイが眠り、ミコチが本を読む・・・という印象があっただけに、このシーンは意外性がありましたね。後の5巻に収録されている「司書の一日」という話でも、ハクメイは読書家の一面を披露しています。本を読みふけっているハクメイからは、ある種のかっこよさが漂っていましたね。
 また、この話には車掌(先輩)とみーちゃん(同期の後輩)というキャラクターが登場します。EDでも流れていましたが、この2人の関係性が色々と想像させてくれるので大好きです(笑。先輩が可愛いというのもあるんですが、そんな先輩がみーちゃんを呑みに誘うものの、みーちゃんは汽車関連のことで都合が合わず。それでも一緒にいたいのか、自分からみーちゃんの都合に合わせるという行動に出る先輩・・・好意を一切口には出していないのですが、何となくそんな雰囲気も感じ取れるこのやり取りが大好きでして・・・


 後半は「雨とテンカラ」。降りしきる雨の中、釣りを楽しんでいるハクメイと、どこか元気の無いミコチ。ミコチの言葉の端々から、釣りがあまり好きではないという感じが伝わってきます。それは車内で出会い、釣小屋でも出会った山芋揚げのおじいちゃんにも見抜かれていました。
 ミコチは「無理なんて、してませんよ」とは言ったものの、最終的には「私には釣り、つまんない」と口に出してしまいます。大して、薄々感づいていたハクメイは「やっぱり?」「ちょっぴり残念」と受け止めていました。
 自分の好きなことを相手にも好きになってもらえたら、それはとっても素敵だなって思います。けれども、いくら仲の良い相手であっても、全てにおいてそうなるはずもなく。楽しそうに勧めてくる相手に遠慮して「つまらない」とは言えず、嫌々付き合っていては、互いの関係性にも影響してくるでしょう。
 時間がかかったとはいえ「つまらない」「ちょっぴり残念」と本心を言い合って、それでいて仲たがいしない関係って良いですよね。

 まぁ結局は大物を取り逃がし、それを山芋揚げのおじいちゃんに釣り上げられたことがきっかけとなり、リベンジを決意したようですが(笑。

 
 そして次回は最終回。どの話が来るんですかね・・・カヌレからの祭りでガヤガヤ、キャラクター総出演!となるのか、はたまた緑尾狼の話をやるのか。オリジナルか・・・いずれにせよ、どんな風に締めてくれるのか楽しみです。終わっちゃうんだなぁ・・・このままいっそ全話アニメ化してくれないかなぁ・・・
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