ひびレビ

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ハクメイとミコチ 第9話「水底のリズム と 凝り性の染め物」

2018-03-10 08:30:36 | 2018年アニメ
ハクメイとミコチ 第9話「水底のリズム と 凝り性の染め物」


 提供画面で今日の話を察した瞬間に「勝ったな」と思った放送第9回目。

 待ちに待った「水底のリズム」は、センとコンジュの初めての出会いと潜水実験が描かれていました。大人しくて慎重なセンと、陽気で大胆なコンジュ。骨の初回起動はデリケートだからと慎重をきたすセンと、乗ってきたからと歌いだすコンジュ・・・そんな2人が最初から上手くいくはずもなく。
 不穏なムードが漂っていましたが、潜水実験の最中、乗っていた潜水骨?のサイモンが動かなくなってしまった事態の打開がきっかけとなり、少なくとも不仲は解消されたようで。慎重さも良いけれども、時には大胆さや明るさも必要。サイモンは臆病だからとゆったりとしたリズムを刻んでいましたが、そうではなく、臆病だからこそ賑やかなリズムで励まして欲しかったのかもしれませんね。
 ミコチは2人の仲を取り持とうとしつつも苦戦し、ハクメイはといえば泳げないために終始元気が無い感じでした。それでも休憩中、ハクメイなりにセンとコンジュの仲が険悪になりすぎないよう努めていたのが印象的でしたね。
 また、この話があったことで、EDを歌っているのがミコチとコンジュだということにより説得力が増したかと。作中における歌姫2人、というのもあるでしょうが、ハクメイが歌が苦手というのも理由の1つだと思います。そりゃハクメイとミコチ、のEDなのだからハクメイとミコチに歌わせるのが自然にも感じますが、より作品のイメージを大事にするのであればやはりハクメイには歌わせず、ミコチとコンジュが適任だと思います。

 「水底のリズム」ラストは約束どおり、コンジュの歌をハクメイとミコチ、そしてセンが聴きに来て、コンジュがそれに気づいて「水底のリズム」を歌いだす・・・というもの。素直にコンジュを見ようとしてはいないものの、姿だけは見せているのが、何ともセンらしくて可愛いといいますか。
 「アニメなら聴けるかと思ったけど、難しかったかー」と思っていたら、まさかのEDに「水底のリズム採用!」これがまた嬉しかったの何の!

 
 続く「凝り性の染め物」は本来2巻の内容で、「水底のリズム」が4巻と、掲載順はだいぶ離れている作品同士です。しかしそれを「コンジュの衣装が可愛かった、とセンが発言」⇒「センに可愛い衣装を着せたら面白いのでは、とハクメイが提案」といった具合に見事に繋げていました。繋ぎ方が本当に自然なのが嬉しい限りです。センの発言にしたって、コンジュの歌を褒めるのではなく、衣装を褒めるというのがらしくて良いですね。

 で、「凝り性の染め物」はセンの服をミコチが仕立て上げるというお話。最初はあまり乗り気ではなかったセンですが、染め物がまるで実験のようだったり、自分のためにと頑張ってくれているミコチを見て段々乗り気に。
 そうして出来上がったセンの衣装は、とても可愛いくて素敵なものでした。2人と別れる際にはいつもの服に戻っていましたが、1人で晩酌する際にふっと思いついたかのように新しい服を着て、亀のジョージに「似合ってるかい?」と尋ねるセンがこの上なく可愛くてですね・・・ジョージのうなずきも欲しかったところです。
 どこかに出かけるでもなく、ジョージ以外の誰に見せるわけでもなく、家の中にいるのに着飾る。センが如何に服を気に入っていて、嬉しくなっているかが伝わってきます。

 この時作った服は、後に蜂蜜館でたまたまコンジュとバーで出くわした時にも着ていたため、たんすのこやしにはなっていないようです。


 そんな感じのセンメイン回でした。本当、毎回良いアニメを作ってくれますね・・・ハクメイとミコチの出番控えめだけど、司書さんの話も見たいなー・・・
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