ひびレビ

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「映画ドラえもん のび太の大魔境」を見て

2018-03-16 08:03:39 | テレビ・映画・ドラマ
「映画ドラえもん のび太の大魔境」を見ました。

 春休み。ジャイアンとスネ夫から「大探検旅行に行きたい」と言われたのび太は、ドラえもんに頼んでまだ見ぬ魔境を探すことに。ちょうどその頃、のび太は1匹の白い野良犬と出会う。ペコと名づけられた犬はママのバッグを見つけたり、食事の前には手を洗ったり、魔境探しの写真に興味を示すなど変わったところのある犬だった。
 そんなペコが口にくわえた1枚の写真。そこには巨大な石像、巨神像が映っていた。早速のび太たちは巨神像から少し離れた場所から探検を開始するも、ジャイアンは用事があってすぐに家に帰ったり、自分だけが猛獣に襲われたことが気に食わなかったのか、1日で飽きてしまう。

 だがその夜、ジャイアンの枕元に巨神像が現われて地図を託す。再びやる気になったジャイアンは、昨日使った道具を空き地に置いたまま、再度冒険へと出発するが・・・


 というわけで映画第3作目は、地球の魔境に隠された巨神像の元へとたどり着く冒険ストーリーとなっています。
 「自家用人工衛星」と「六面カメラ」により明らかとなった巨神像の存在について出木杉に相談しに行くのび太とドラえもん。2人の問いに対してすぐさま答えを出してくれる出木杉ですが、残念ながら魔境探検には参加せず。出木杉が興味を示しそうな内容ですけどね。映画のストーリーに出木杉が絡んだらどうなるかは気になるところではある。
 
 今回はジャイアンがメインとなっており、探検に行こうと言い出したものの、自分だけ面白くない目にあったためか探検はやめだと言ったり、巨神像のお告げがあったからと再度探検に行くと言い出したり、便利な道具は空き地に残し、船の舵の切り忘れ、地元の人たちを怒らせる・・・などと、いつも以上にみんなを振り回してしまう羽目に。
 自分の責任だということも、嫌われ者だということも自覚しているジャイアン。しかしそんな彼もまだ小学生。慰めに来てくれたペコにどうすれば良いと泣きつく場面が印象的でした。色んな冒険をしているので頼もしく思えますが、よくよく考えるとまだ子供ですからね・・・

 そんなわけで後半は泣き言を言わず、自ら率先して行動する様が多々見受けられました。終盤、1人で行こうとするペコを見捨てておけず、ペコと共に巨神像へと歩いていくシーンは有名ですね。あのシーン、てっきりジャイアンとペコの2人きりかと思ってましたが、後からのび太たちも着いて行ったとは知りませんでした(汗。
 そのシーンで流れる主題歌「だからみんなで」。自分1人が出せる勇気は小さいけれど、みんなの勇気や心を合わせたらもう弱虫じゃない、強くなれるというのが場面や映画全体にベストマッチしていて素晴らしかったです。ドラえもんの映画主題歌といえば「宇宙漂流記」のが一番印象的でしたが、「だからみんなで」も良いですね・・・

 
 今回のゲストキャラクターであるペコは、一見すると白い犬。しかし実際は「見事!さすが僕が見込んだ皆さん!」と喋れる!足を組める!拍手が出来る!という、人間のように二足歩行が出来る、独自の進化を遂げた犬でした。本名はクンタック王子ですが、ほぼほぼ「ペコ」と呼ばれていたので、そちらの印象が強いですね。
 前述の台詞と共に素性を明らかにするシーンは、若干かっこつけてるというか、えらぶってる感じがしてちょっと笑ってしまいました(笑。いや、実際偉いんですけども、喋れることも知ってましたけども、いきなり足組んで手叩きだすとか予想外すぎてですね・・・
 なお、ペコや敵である大臣の存在は何となく知っていたものの、姫の存在は知りませんでした(汗。


 ジャイアンとペコが主に活躍する映画ではありますが、しずかちゃんもドラえもんの道具である「先取り約束機」を使ってファインプレーを見せてくれました。
 「先取り約束機」は「後でする、と硬く約束すれば、その結果を先取りできる」という便利な道具。これを使ってご飯を食べた、お風呂に入った、という結果を先取りしたのみならず、ペコたちの国に伝わる予言を実現させることを思いつくのは凄いです。
 ・・・まぁ、食事に関しては「グルメテーブルかけ」どこいったんだろうと毎度毎度思いますが(汗。毎回毎回食事のシーンでそれというのも味気ないので、良いんですけど。

 
 1人では辛い探検も、みんなと一緒だから乗り越えられる。最後まで諦めず、助け合っていくことの大切さが説かれていたように思える映画でした。
 4作目は海底鬼岩城!
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