ひびレビ

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ハクメイとミコチ 第10話「竹の湯 と 大根とパイプ」

2018-03-17 07:39:54 | 2018年アニメ
ハクメイとミコチ 第10話「竹の湯 と 大根とパイプ」

 放送第10回、前半はハクメイとミコチが温泉に行く「竹の湯」。近くに温泉が出来たからと喜び勇んで行ったものの、猫の団体さんによる抜け毛によって排水溝が詰まって温泉に入れず・・・
 というわけで「作るか」と、某アイドルグループのように一から温泉を作ることを決心したハクメイ。ミコチとも力を合わせて何とか竹を半分に割った温泉が完成!こういった温泉に入れるのも、ハクメイとミコチの大きさならではですね。竹は私たちのサイズから見ても大きいですから、2人なら尚更のこと。
 温泉に入ってまったりのんびりする2人の雰囲気がとても良かったですし、ミコチの料理も美味しそうでした。


 後半はミコチの姉であるアユネがやってきた「大根とパイプ」。一見いいお姉さんかと思えばそうではなく、飄々としているところはミコチと似ていないものの、一方で仕事スイッチが入った時の集中力の凄さはやはり姉妹だということを感じさせられますね。
 ハクメイが気を遣って長風呂をしている中、アユネは来た目的の1つとして「寂しかった」というのを挙げましたが、対するミコチは「ひとりで書き物しながら悩んでても、全然辛そうじゃなかったよ」と、アユネが寂しいと感じることは無いと考えていました。するとアユネは「やっぱり、そう見えるよね」と一言。
 後にアユネが今度結婚することが明らかとなりましたが、もしかすると表には現われにくい、ミコチですらも感じ取れなかったアユネの「寂しさ」を感じてくれる人と出会えたのかもしれませんね。

 アユネが別れ際はめた指輪を見て、「結婚するの!?」ではなく「劇作家やめるの!?」が先に出てきたミコチ。この時「アユネ」じゃなくて「お姉ちゃん」呼びになるのが何か良いんですよね・・・動揺してつい昔の呼び方が出てきたという感じで。
 アユネ自身はどっちでも良いと言っていましたが、わざわざミコチの意見を聞き「じゃあ、やめない」とあっさり決定。誰よりも身近なファンである妹の頼みとあらば、というところでしょうか。ミコチはアユネの料理の腕前や普段の生活を知っていますから、結婚して2人の暮らしを営みつつ劇作家の仕事もやることの大変さを誰よりも感じ取れるでしょう。それでも「やめちゃだめ」と言い切ったミコチ。姉の劇をもっと見たい、結婚したからやめるなんて勿体ない、両立できるように頑張れ・・・そんな色んな思いがこもっていたように感じます。

 ラスト、1人でお酒を飲むミコチ。アユネが去った後、1人で色々と考えていたのでしょうね。どんな人と出会ったのか、ちゃんとやっていけるのか、何を送ろうかなどなど・・・


 そんな感じで、やや落ち着いた感じの話でした。今回の話はいずれも原作4巻に収録されており、「竹の湯」が24話、「大根とパイプ」が25話となっています。アニメでは2つの話の繋がりを、お風呂で上手いこと表現してましたね。次回も楽しみです。
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