ひびレビ

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相棒17 第2話「ボディ~二重の罠」

2018-10-25 07:35:05 | 相棒シリーズ
相棒17 第2話「ボディ~二重の罠」

 「離れ家を壊せば遺体は出ます。必ず」自らの首をかけてそう断言した右京だったが、遺体は見つからず窮地に陥ったかに見えた。しかし離れ家を壊したことで鬼束一家は疑心暗鬼となり、右京のプレッシャーにより再度遺体を移そうと試みるも、それこそが右京の狙いだった。
 果たして遺体は見つかったものの、今度は鋼太郎と祥の供述と、冨貴江の供述が食い違い始める。殺人現場もリフォームされてしまい、証拠も無くなった今、どうやって犯人を見つければ良いのか・・・


感想
 峯秋「僕はね、しくじりに対してどんどん寛容になっている。それこそ前はしくじる人間は許せなかった。失敗する奴はそれまで。そこで終わり。やり直せるなんて思っちゃいなかったんだよ」
 冨貴江「今は、違うってことですか」
 峯秋「再チャレンジをすることをすすめたいと思う。心底ね」「勝手なもんだね、人間なんて」


 ・・・あぁ、あぁ・・・それをカイトくんに言ってあげて。言ってるのかもしれないけれども、言ってあげて。この後衣笠副総監が特命係に赴くシーンがあるのですが、最初「もしかしてカイトくんが帰ってきた!?」と思ってしまいました。回想シーンで峯秋がカイトくんをひっぱたくシーン、凄く寂しいんですよね・・・

 さて気を取り直してシーズン17最初の事件の後編。遺体が出なくて大ピンチ!かと思いきや「離れ家を壊せば遺体は出ると言っただけであり、何も離れ家の中に遺体が隠されているとは言っていない」的な感じで、離れ家を壊して遺体が出ればそれまで、遺体が出なくともプレッシャーを与え「再建の際に遺体を埋めて隠す」と踏んだうえでの判断だった様子。大分賭けに出た感じがしますが、見事勝利。

 しかし今回はそこから更に供述の食い違いという一悶着が出てくるとは思いませんでした。後は夫の罪を告白して終わりだとばかり思っていたら、やってもいない殺人の罪を着せられそうになった冨貴江。視聴者の視点として、事件の全貌を知った気になっていましたから、ここでまさか撲殺か窒息死か、という話が出るとは思わず、意表を突かれましたね。

 にしても「お金を自由に使わせてくれない」という理由で夫を殺したうえに、邪魔な冨貴江を排除する算段までつけていたとは・・・末恐ろしい後妻ですね。鋼太郎にしてみれば冨貴江を上手いこと利用したつもりなんでしょうけども、その鋼太郎もまた祥に利用されているに過ぎず。いずれ彼が祥にお金の使い方を指摘する機会でもあったら、彼もまた殺されていたのかもしれません。最後の最後まで必死に祥を庇おうとする鋼太郎でしたが、そんな彼を見て薄ら笑いを浮かべる祥。冠城くんが鋼太郎にそんな祥という現実を直視させるのが印象的でした。

 ただ、鋼太郎と祥が出来ているのは視聴者側からしてみれば明らかだったので、それに関して周囲の誰もが気づいていないのは違和感というか、何というか。せめて冨貴江は見抜いていても良かったような。あと冨貴江と出来ていた学生さん、事件にあまり関係なかったんですね・・・
 
 
 事件は解決したものの、右京さんの辞表は衣笠の手に残ったまま。そんな状態で次回は辞書の話。にしてもアライグマとはまたタイムリーな話を・・・「あらいぐまラスカル」はビデオで最初の1、2話ぐらいは見たことがありますが、あの可愛らしいイメージが強いので、色々と食い荒らす、凶暴と知った時は驚きましたね。
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