ひびレビ

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仮面ライダー555 第36話

2019-12-23 08:02:50 | 仮面ライダーシリーズ
仮面ライダー555 第36話

 ウルフオルフェノクの姿で真理を救った巧。しかし真理の脳内には流星塾の同窓会当日、ウルフオルフェノクと思しき存在に襲われた記憶がよぎり困惑。それでも必死に巧は巧だと信じようとする真理と啓太郎だったが・・・
 一方木場と再会した巧は、オルフェノクになった経緯とその力に飲み込まれそうになったことを語り、啓太郎から受け取っていたファイズギアを彼に託して・・・

感想
 何故親を救ってくれなかったのかと責められたものの、何だかんだで助けた少年を気にかけている海堂。本当、人間らしいというか何というか・・・それにしてもオルフェノク側の人間関係の方が安心して見ていられるというのも不思議な感じですね(苦笑。

 さて今回も相変わらず一匹狼となってしまっている巧。真理が動揺を露にし、草加がここぞとばかりに巧の追い出しにかかり、真理に寄り添う一方で、啓太郎は巧の正体を知り驚きこそしたものの、オルフェノクの正体を現してまで真理を救ったことから、巧に裏切られたとは思っていないと比較的冷静な判断をくだしていました。
 そして草加から「これまで通り付き合っていけるのか」を問われた際には「それは!」と草加の胸倉を掴むという、啓太郎にしては非常に珍しい一面が見れました。その後も震える手でお弁当を巧に渡そうとしたり、それでも巧にファイズとして戦ってもらいたい気持ちは変わらないとファイズギアを託したりと、不安な気持ちを押し殺して巧をひたむきに信じようとしている様は、非常に好感が持てるものでした。
 震える手でお弁当を渡そうとしてくれた啓太郎に「無理すんな」と優しく声をかけ、ちゃんと完食する巧の優しさも光っていましたね。だからこそ、真理も啓太郎も悩んでしまうのかもしれませんが。

 真理も悩んだ末に巧は巧だと信じようとし、再び4人での生活が始まったかと思いきや・・・空気は凄まじく重いわ、誰もかれも(草加のぞく)がいつも通りに振舞おうとしている感じが伝わってくるわ、そこに真理の涙が加わるわで、もうね・・・
 真理は自分が巧にとった行動があまりにも哀しくて泣いてしまったように思えます。真理と啓太郎は巧を信じたいという心と、オルフェノクに襲われてきた恐怖がせめぎ合っている非常に微妙な精神状態にあるわけですが、これ、どうやって修復されるの・・・?

 一方草加は真理を守ろうとしたり、彼女に寄り添う一方で、流星塾の同窓会について真理が話し出そうとすると「黙れ!」と一喝。どう考えても怪しさ満点です。これまで一応頼りにされていた啓太郎からも、今回の一件で微妙な感じになってしまったようにも思えます。後々オクトパスオルフェノクに襲われた際に、啓太郎が真っ先に電話をしたのが草加ではなく木場だった、という点からもそれが感じられるかなーと。単にあの場では「ファイズ」を呼びたかったのかもしれませんが。

 
 巧はバッティングセンターにて、木場に過去の経緯や「オルフェノクである自分を否定するため」「本当の自分の姿を打ち消すため」にファイズになっていたのかもしれないという思いを告白。オルフェノクの姿をファイズという仮面で隠して戦う戦士。故に巧は「仮面ライダーファイズ」だったと・・・なるほどなぁ。
 そして巧は村上社長から、流星塾の同窓会のビデオを見せられることに。一体どういう経緯で入手したものかは不明ですが、そこにはウルフオルフェノクが人を襲うさまが映し出されていました。何というか、編集されてる感が半端ないのですが・・・(汗。絶対巧をラッキークローバーに引き入れるための策を講じたでしょ、この社長・・・私が見た限りの仮面ライダーの社長って、大抵面倒な人間というイメージがあるのですが、まともな社長ってどれくらいいるんですかね・・・
 ただ、自分ではないと否定する巧に対し、容赦なく「ようこそ!ラッキークローバーへ」と告げる村上社長からは大ボスの雰囲気が漂っていました。


 そして今回は木場ファイズも初登場!クリムゾンスマッシュを放つ際に腰をかがめなかったり、どことなく戦い方が真っすぐでチンピラっぽくないファイズを見ると、改めて変身者が巧ではないと実感させられますね。真理と啓太郎もそのことを感じてしまったのか、戦いが終わってもどこか哀しげな表情でした。木場さんもこればかりは助けようがないですからね・・・
 そこへ追い打ちをかけるかのように始まる、ウルフオルフェノクVSファイズ。いつまでこの状況は続くのか、先が見えない・・・
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