ひびレビ

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時効警察はじめました 第8話(最終回)

2019-12-07 08:41:17 | テレビ・映画・ドラマ
時効警察はじめました 第8話(最終回)「未来の事は誰にも解らないけど、さよならだけはやって来るのが人生・・・なんちて」

 霧山は再びアメリカから声をかけられる中、かつて聖ノストラダムス高校の高飛び込み部コーチが屋上から転落死した事件を趣味で調べ始める。一見するとなんら事件性のない転落死だったが、その事件を予言していた人物がいた。彼こそ現在、予言者「スピリチュアル雨夜」として名を馳せている雨夜翔太だった。
 何故雨夜は事件を予言できたのか。何故コーチは死んだのか。霧山修一朗、最後の事件が始まる・・・


 という感じで始まる時効警察3期最終回。実のところここ最近の話はイマイチなところもあったのですが、最終回は話のテンポも良く、会話も面白く、締めも素敵な感じでとても良かったですね。

 事件のトリックそのものは「音楽」というキーワードが出てきた時点で察することが出来ましたが、「誰にも言いませんよカード アメリカン」を渡された後の犯人の行動には驚かされました。「洗脳と誘導を用いた罪から逃れた」とも捉えられますが、彼なりに反省し、二度と洗脳と誘導を使わないように自らの地位を捨てたと、どっちにも捉えられるかなぁと。

 そして最後、霧山くんと三日月くんのしばしの別れのシーンは、とても素敵でした。催眠や洗脳になんて頼らなくても、霧山くんにはとうの昔に雨夜とは関係なくトリガーが仕込まれており、気持ちがパタッとなる時があったんだなぁって。それがいつ、どこでかは分かりませんが、それもまた素敵。「未来でまた会おう」と優しく彼女を抱きしめる霧山くんが超絶イケメンでした。
 時効を迎えて終わってしまう事件もあれば、時効を迎えない思いもある。2人が再会する「未来」は数か月後か数年後か・・・てっきり番組終了後にもう1本特番!みたいな流れかと思っていましたが、この終わり方の方が未来への展望を持たせる感じで良かったのかもしれませんね。あんまりにもあっさり戻ってきたら、それはそれで面白そうですが(笑。

 また、彩雲くんの「気持ちがパタッとなるとき」の話も素敵でしたね。加えて霧山くんの「こういう駅は、電車は来ない方がいい。そう思うんだけど」がこれまたカッコよすぎる・・・!そりゃ彩雲くんもパタッといきそうになりますって。


 というわけで最終回だったわけですが・・・三日月くんの別れた旦那さん、サネイエさんのお腹の赤ちゃんの件にもそのうち触れるんだろうなぁと思っていましたが、そんなことはなく。
 12年ぶりながらもお馴染みのキャラクターは勢ぞろい。新キャラの彩雲くんは毎回のように捜査についてきながらも、結局誰にも言いませんよカードを渡すところを見ることは叶わず。最終回のパタッとなりそうになる彼女がとても可愛かったですし、ヒールの彼女も面白かったですね。
 もう1人の新キャラクターである康知くんは、鑑識というポジションであるが故に、表立って事件に関わる機会は少なく。彼と母親の関係性に注目した話もありましたが、もうちょっと活躍を見てみたい気持ちもありました。まぁ新キャラ2人に関しては配信されている特別編で!ってことなんですかね・・・


 前半に比べて後半はうーんなところもありましたが、久々の時効警察、楽しませてもらいました。ありがとうございました!
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