ひびレビ

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仮面ライダー555 第34話

2019-12-09 07:49:25 | 仮面ライダーシリーズ
仮面ライダー555 第34話

 澤田との決着をつけようとしていた草加のもとへ入った、真理の訃報。巧は真理を守れなかったことを悔い、自分を罰するかのように、呼び出した木場の拳を受け続ける。
 草加はスマートブレイン社に3本のベルトを渡すことで、同社の医療施設による真理の蘇生を目論むも、スマートブレイン社を潰すという目的のためにそれを断念。しかしその話を聞いた巧は単身村上社長に会いに行き、「ラッキークローバーになれば自由に施設を使える」という話を聞かされ・・・

感想
 真理の訃報に動揺を隠せないながらも、「あわよくば」感覚で澤田をサイドバッシャーで轢こうとする男・草加。単に進路上にいたから、という理由もあるかもしれませんが、草加ならやりかねないかなって。

 さて真理が亡くなった第34話は、巧の正体が明らかになる話でもありました。調べてみると本放送時の月日は9月24日。映画の公開日が8月16日だったことと合わせて考えると、映画を見た方は既に正体を知っていた、ということになるのかなと。ただ、パラレル感強めの映画ですから、映画ではオルフェノクだったが本編では違うとも捉えられていたのでしょうか。とはいえ、序盤からの「巧がファイズに変身できる理由」が明かされる話でもありました。

 ・・・正直、正体についてはファイズ本編を見る前から知っていたんですよね・・・まだ平成ライダーを見始める前、たまたま正月に放送されていた「パラダイス・ロスト」だけを見ていたので・・・その後もネットで知る機会もありましたし。とはいえ、本編で正体が明かされる経緯は知らなかったので、ラッキークローバーに入って真理を救うために本当の姿を明らかにする、という展開だったのには驚きです。最初はあんなに仲が悪かったのに、啓太郎や草加たちが見ている前でウルフオルフェノクとしての正体を明かしてでも、救いたいって思える相手になったんだなって・・・まぁ、あんなに仲睦まじくしている回想シーンに覚えはないのですが(苦笑。

 啓太郎のおかげ・・・元を辿ると草加のせい、啓太郎と海堂の伝言ゲームが下手なせいで始まった木場との誤解ですが、今回それも解消の道を踏み出すことになったっぽいです。呼び方も「乾巧」から「乾くん」に変化しているのも良いですね。ただ、肝心の巧は今となってはそんなことはどうでもいい、と半ばやけになっているので、すぐに和解というのは難しそうですが。
 となると、草加と木場さんの関係性も危ういっぽいですが、こちらは果たして。


 真理が亡くなった怒りや悲しみを巧にぶつけつつも、真理の体にまつわる真相を話したり、救う手立てを話したりと、一応は巧に情報を提供してくれる草加。何だかんだで折り合いをつけながら共に戦ってきた草加と巧ですが、巧がオルフェノクだと分かったうえでも共闘してくれるのかどうか。オルフェノクを倒すためであればオルフェノクと協力することも辞さない草加ではあるものの、真理の傍には置いておきたくないでしょうし、ますます裏で策をこねくり回して巧を排除しそうな気が・・・


 そして今回は三原がデルタに変身!・・・しましたが、これまで強キャラ感漂っていたデルタのイメージとは裏腹に、何やら弱弱しい感じがします。そう考えると、初変身と経験者の差はあれども、沙耶はよく琢磨くんに恐怖を感じさせるレベルの戦いが出来ましたね。
 また、海堂はようやく自分が救った少年に会いに行った(電話がしつこいので文句を言いに行った)ものの、当の少年からは「何故両親を助けてくれなかったのか」と責められる羽目に。あのくらいの子供で、いきなり両親が亡くなって自分だけ生き残ったと聞かされて、自分だけでも助かって良かったと思えというのも難しいでしょうしね。当然の反応だと思います。海堂もここで反論するわけでもなく、驚きつつ逃げに徹するというのが何とも彼らしい感じでした。


 果たして真理は蘇るのか、巧はラッキークローバーに入るのか、巧と草加、啓太郎たちの関係性はどうなるのか、同じオルフェノクであると知った木場の巧への想いは如何なるものか・・・もうそろそろ終盤戦ですが、ここも大きな転換期となりそうです。
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