ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ウルトラマントリガー 第3話「超古代の光と闇」

2021-07-24 10:31:53 | ウルトラシリーズ
ウルトラマントリガー 第3話「超古代の光と闇」

 宇宙の「極上」を狙うトレジャーハンターのイグニスと、彼と因縁のある俊敏戦士ヒュドラムが初登場となった第3話。
 ヒュドラムはカルミラやダーゴンよりも100年早く目覚めていたとのことですから、その間にイグニスと何らかの因縁が出来たのでしょうか。ユナを狙うのは彼女とユザレの関係に目を付けたから…ではなく、あくまでもシズマ財団の娘として狙ったっぽいですね。でも今回でユナとユザレの関係性を知る人物の一人となり、おまけにヒュドラムはユザレの覚醒を促して「エタニティコア」なるものを探しているようですから、ユナを囮にしてヒュドラムを呼び出す…といった展開もあり得そうです。

 3話にして闇の三巨人が揃ったわけですが、個人的にはヒュドラムが一番キャラ立ってるかなーと。普段は「エクセレント」などと優雅に振舞いつつも、ブチ切れると一番ヤバそうな雰囲気を醸し出すギャップは魅力的かと。まぁ逆上した結果、一番早くに脱落しそうな気もしないでもないですが(汗。


 …とまぁ、ヒュドラムに対しては割と面白そうな印象を抱きましたが、その他については…正直なところ相変わらず特撮パートの迫力は凄いものの、話はそんなに面白くないですね…(汗。
 
 前回は吸血怪獣ギマイラが大した見せ場も無く退場しましたが、今回はティガにも登場した変形怪獣ガゾートに似た変形闇怪獣ガゾートが出現。ガッツファルコンの戦いこそ面白かったですが…別にガゾートじゃなくても良かったのでは?何なら空を飛べる怪獣だったら誰でも良かったのではないかと。「クリッター」や「トモダチ」などティガにおけるガゾートを想起させる単語も発せられていましたが、それが今回の話に関わることはありませんでした。
 ティガのガゾートと似たような話をトリガーでもやる必要は無いと思いますが、だったらいっそのこと「トモダチ」とか言わせない方が良かったのでは?と。「普通のガゾート」というマルゥルの発言からして、トリガー世界でも既にガゾートの存在自体は把握されていて、今後その「普通のガゾート」が登場した際に「トモダチ」が何だったのか判明する…などのフォローがあれば良いのですが…

 また、トリガーが最重要監視対象とされている話についても、今回で片をつけるには少々勿体なく思えました。みんなの笑顔のために戦っているのに認めてもらえないことにケンゴが戸惑ったり、事情を知るアキトがケンゴを奮起させたりとか、色々話が膨らみそうな要素なのに、ケンゴ側の描写が一切無いために、いざ共闘!となった際にもイマイチ盛り上がりませんでした。
 夕陽をバックにトリガーとナースデッセイ号が並び立つ様はカッコよかったんですけどね。


 とはいえ、まだ主要人物が一通りそろった第3話。ここから盛り上げてくれることに期待して、また次回。


 なおギャラクシーレスキューフォースのボイスドラマは、至極真っ当にアンドロメロスの紹介やってました。真面目過ぎてビックリしてしまったあたり、ゼットさんとゼロのボイスドラマに毒されてるなぁ…と(苦笑。
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ウルトラマンコスモス 第19話&第20話

2021-07-24 08:09:38 | ウルトラシリーズ
 ウルトラマンコスモス 第19話「星の恋人」と第20話「ムサシの空」の感想です。

 まずは第19話「星の恋人」。宇宙に廃棄されていた軍事衛星アンジェリカによる攻撃事故。その事故で恋人を失ったミゲロン星人のレダがアヤノを操ってトレジャーベースに潜入する…というお話。
 多くの軍事衛星は「地球平和宣言」が採択された際に廃棄処分となったものの、中にはコントロール圏外のものもあり、アンジェリカなどは「宇宙の地雷」とのこと。人間も宇宙のルールを守るべきだと主張するムサシですが、軍事衛星の破壊やら宇宙のゴミ・スペースデブリの撤去などはそう簡単に出来ることでもなく、お金の問題にもなってくるようで。地球に持ち帰ることが出来たとしても、その破片などをどこにどう処分するかは簡単な話では無いでしょうしね…理想を掲げるのは簡単でも、実現には多くの壁があることを感じます。

 そんな中、アヤノは危ないところをレダに助けられたことで、すっかり彼に夢中。それが彼の作戦とも知らず…アヤノの恋愛絡みの話はインキュラスに続き2回目ですが、ヒウラキャップの大人の恋愛、シノブリーダーのけじめに対して、アヤノの場合はまたも悲恋。彼女の想いが実る日はいつ来るのか…と思っていたら、続く第20話で怪獣たちだけじゃなくて自分にもムサシが必要、といった趣旨の発言がありましたから、既に意識はしているのかな?

 恋人レカを喪ったレダの破壊と復讐劇。それでは何も生まないと、手持ちの武器を捨てて必死に説得するムサシ。今回はとある人物の言葉もあって、更なる復讐の連鎖を生むことにはなりませんでしたが、一歩間違えれば個人間の復讐の連鎖に留まらず、星同士の争いにもなりかねない事態でした。地球の平和のみならず、宇宙の平和も守れるよう、より広い視点で物事を捉える必要があるのでしょうね。

 ところで今回コスモス・コロナモードが披露したのは「メルティングウェーブ」という技だそうで。超全集にも載っていない技があるとか、本当に技のデパートですね、コスモス…


 続く第20話は「ムサシの空」。ムサシはオーバーワークで倒れてしまい、ヒウラキャップから宇宙開発センター行きを命じられることに。そんな中出現した電撃怪獣ボルギルスを保護する作戦中、またもムサシは体長を崩し…というお話。
 
 昼夜問わず出現する怪獣。その保護に誰よりも意欲を燃やすムサシでしたが、自己管理が出来ていなければムサシのみならず、他の隊員たちを危険にさらすことに繋がり、更にその失敗はチームEYESの失敗として受け止められ、防衛軍による怪獣排除に繋がりかねない…という負の連鎖を生み出しかねない。ムサシを心配するからこそ、ヒウラキャップは厳しい判断を下し、フブキも辛らつな言葉を投げかけたのでしょう。表面上は厳しく接しつつも、フブキもムサシを大事な仲間だと思っているのが伝わってきます。最後の写真撮影の際も、最初の頃なら嫌々だったでしょうに、今じゃすっかりノリノリで…関係性の進展がみられて良いですね。

 一度は宇宙開発センターに向かったムサシでしたが、ボルギルス再出現をきっかけに怪獣保護の道に戻ることを決意。幼い頃からの知り合いである木本博士の優しい言葉が心にしみます。
 「君が正しいと思うのならそうしなさい。後悔しないように、君の道を進みなさい」はムサシ個人に、「怪獣を保護してテックブースターを守ってください」はチームEYESのムサシ隊員に対しての言葉、といった風に感じられるのもまた良い…

 ボルギルスの保護に際してムサシもコスモスに変身するのですが、その主目的はあくまでもフブキとアヤノが乗ったテックサンダーを助けるためというのが印象的です。仮にテックサンダーが攻撃を受けなかったら、コスモスに変身することなくボルギルスの保護に努めていたことでしょう。最初からコスモスの力に頼ろうとしないのも、成長を感じられます。
 また、コスモスがボルギルスに光線を放とうとした際、フルムーンレクトとモーションが違うことから「排除するのか?」と心配する様も印象的でした。


 次回は完成したテックブースターに乗って宇宙へ!
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