ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

小林さんちのメイドラゴンS 第3話「課外活動(もちろん普通じゃありません)」

2021-07-23 07:22:51 | 2021年アニメ
小林さんちのメイドラゴンS 第3話「課外活動(もちろん普通じゃありません)」

 何気にイルルが手をちゃんと作れている第3話は原作5巻の「イルルと才川」、原作6巻の「小林さんとメイド服」、原作7巻の「トールと趣味」で構成されていました。

 まずはイルルと才川の話。今回から本格的に登場し始めた才川リコ。1期はカンナにぼへってる印象が強かった彼女ですが、2期OPではめちゃくちゃ可愛く踊っている姿に驚かされました。2期でも大いにぼへってくれることを期待しています。とりあえず相変わらずのカンナ大好きっぷりが見られたので満足です(笑。

 そんな才川とカンナの輪の中に混ざりたいけど混ざれないイルル…そこへルコアもやってきて、イルルのために一肌脱いでくれることに。「近くに寄った」というのは建前で、イルルの様子を見に来たのでしょうね。周囲の記憶を操作したり時間を戻す魔法を使えるルコアですが、小林さんに出来たことが出来なかったり、才川を通して伝えたかったことを直接口にしていたところで伝わるかどうか…というのが面白いなと。
 最初はどこか緊張していたイルルが見せた満面の笑み、幸せそうに眠る姿がとても素敵な話でした。何というか、イルルが楽しそうにしているのを見るのって嬉しいよね…


 続いて小林さんとメイド服の話。小林さんが過去にメイド服を着たら似合わないと言われたことを知ったトールがみんなを呼んで、小林さんに似合うメイド服を考えてもらうことに。みんなが次々とアイディアを出していく中、何故か最後に残ったトール。普段なら我先にと自分の願望を口にしそうなものですが、今回は照れくさそうにしていたのが最高に可愛かったです。
 そして一息ついた後は、付き合いが深まってきたからこその会話が繰り広げられることに…ここがまた良いシーンなんですよ…「コスプレがしたかったんだよ」「面倒くさいメイドオタクになっちゃった」と口にする小林さんからは、今更後には引き返せない、性分は変えられないといった寂しさも感じられました。似合う、似合わないじゃなくて、自分の好きな格好をしたい。子供の頃ならそれが出来たかもしれないけれども、なまじ大人になっていた分、周囲の目を気にしてしまって出来なかった…それでもしたいことをする信念を抱くことは難しいということを感じさせられます。
 余談ですが、何気に水仕事を終えたばかりだから、トールが手袋をしていないっていうのも個人的にポイント高い。
 

 最後はトールが趣味を模索するお話。ここからまさかの特殊EDに繋がったわけですが、出だしはまともなのにサビ?から急に「ラブチューベロチュー」と頭の悪い歌詞になっていく落差が凄かったですね(笑。
 この話の中だと曽根さんの「興味や感情が伴わないと、趣味で満足感は得られない」という言葉が印象的です。私の趣味の一つはこのブログです。「今回のは良かったんじゃないか」と満足感を得られる時もあれば、「今回はイマイチだった…」と自分の語彙力や表現力の乏しさに落ち込むときもあります。どちらかといえば後者の方が多いですね(苦笑。その分、自分の伝えたいことを文章に出来た時は「嬉しい」という感情が湧いてきます。


 好きなことをする時間に、大人にならざるを得ず、好きなことから遠ざかってしまったイルル。
 好きなことを周囲から否定されて続けることは出来ず、好きの方向性が触れてしまった小林さん。
 好きなことを周囲に迷惑をかけつつも思う存分に堪能するトール。
 好きなことを出来る時間の大切さ、好きなことを貫く大変さ、趣味を見つけることの難しさ。今回は三者三様の「好き」や「趣味」について描かれていた話だったなーと。


 才川がカンナのお腹を触った時の柔らかさの表現や、ルコアからお菓子をもらってはしゃぐカンナ&才川の可愛らしさ、やはり「青空のラプソディ」は名曲だと実感出来たりもした第3話でした。「青空のラプソディ」はスーパーちょろゴンずverも良いぞ…でも、あっちはなんか泣けてくるぞ…
コメント