機動新世紀ガンダムX 第25話「君達は希望の星だ」
前回カトックさんから「過ちは繰り返すな」と想いを託されたガロード。その意味について改めて考える様が描かれていましたが、そもそも何をもって「過ち」とするのかは難しい問題ですね。
ツインサテライトキャノンで新連邦軍を撃たなかったことは「復讐の連鎖を生み出さない」点では評価できるものの、一方で「仕留められる機会を逃した」とも捉えられますし、あの軍隊が別の地域で命を奪わないとも言い切れません。かといって撃つのが正解だったとも言い切れない。自分の行動に信念と責任を持ち、その行動の是非について考え続けることの大切さもカトックさんは教えてくれたのかもしれません。
一方のティファは思い悩むガロードを遠くに感じており、出撃前に顔を見せに来てくれた際には素直に「嬉しい」と口にしていました。ガロードも「俺はずっとティファの側にいる」と照れずに口にできていますし、関係性も随分進展したんだなと感じさせられます。特にティファ側からの歩み寄りが良いんですよね、この二人……
さて、そんなガロードたちは今回、新連邦政府樹立宣言に伴い戦争が激化した国・エスタルド付近に上陸。リー将軍の指揮のもと、周辺の国と同盟を結び新連邦軍と戦う彼らの要請に一度は手を貸すか悩んだジャミルですが、空爆を目の当たりにしたことで協力を決断。
これまでの戦いも戦争みたいなものだと割り切るウィッツに対し「ポリシー持って戦うのがきな臭いってこと」と乗り気ではないのがロアビィでした。彼の言わんとすることは何となく伝わりますが、上手く言葉には出来ません……
ロアビィはこの後の戦闘において敵軍に突っ込んでいた人物を制止しています。それらを合わせて考えると、自身の主義主張のために命を捨てる様を見たくない、それを良しとして欲しくないのかなって。
また、やや苛烈なリー将軍の一方、エスタルドのトップであるウィリスは若いこともあってか決断力に欠けている模様。戦いを続けるか否か、兵士に対してどういった感情を抱けばよいのか。全てが迷いの中。それを即断即決するにはあまりにも経験が足りていないのは已むを得ないようにも思えますが、国を背負う立場としてはそうも言っていられない。子供が無理をしてでも大人にならざるを得ない世界だと、改めて示されたように感じます。
今回の作戦はダブルエックスの活躍も相まって成功に至ったものの、エアマスターとレオパルドはボロボロ。いくらガンダムとはいえ、あれだけの数を相手に無傷でいられるわけがない……のですが、ダブルエックスはぱっと見無傷という頑丈っぷり。後に初めての宇宙戦でボロボロになっていたかと思いますが、あれでも壊れないんだからやっぱすげぇよダブルエックスは……
作戦は成功したものの、これで戦争が終結したわけではありません。これまでの組織相手の戦いとは異なり、今度の相手である新連邦軍は世界規模。どこか一つを潰したからといって全てに決着がつくわけではない。フリーデンにはフリーデンの目的があるため、いつまでも滞在して力を貸すわけにもいかない。しかし見捨てることも出来ない。だからこそ、信頼して託せる存在がいるとありがたいのですが……
といったところで、また次回。
前回カトックさんから「過ちは繰り返すな」と想いを託されたガロード。その意味について改めて考える様が描かれていましたが、そもそも何をもって「過ち」とするのかは難しい問題ですね。
ツインサテライトキャノンで新連邦軍を撃たなかったことは「復讐の連鎖を生み出さない」点では評価できるものの、一方で「仕留められる機会を逃した」とも捉えられますし、あの軍隊が別の地域で命を奪わないとも言い切れません。かといって撃つのが正解だったとも言い切れない。自分の行動に信念と責任を持ち、その行動の是非について考え続けることの大切さもカトックさんは教えてくれたのかもしれません。
一方のティファは思い悩むガロードを遠くに感じており、出撃前に顔を見せに来てくれた際には素直に「嬉しい」と口にしていました。ガロードも「俺はずっとティファの側にいる」と照れずに口にできていますし、関係性も随分進展したんだなと感じさせられます。特にティファ側からの歩み寄りが良いんですよね、この二人……
さて、そんなガロードたちは今回、新連邦政府樹立宣言に伴い戦争が激化した国・エスタルド付近に上陸。リー将軍の指揮のもと、周辺の国と同盟を結び新連邦軍と戦う彼らの要請に一度は手を貸すか悩んだジャミルですが、空爆を目の当たりにしたことで協力を決断。
これまでの戦いも戦争みたいなものだと割り切るウィッツに対し「ポリシー持って戦うのがきな臭いってこと」と乗り気ではないのがロアビィでした。彼の言わんとすることは何となく伝わりますが、上手く言葉には出来ません……
ロアビィはこの後の戦闘において敵軍に突っ込んでいた人物を制止しています。それらを合わせて考えると、自身の主義主張のために命を捨てる様を見たくない、それを良しとして欲しくないのかなって。
また、やや苛烈なリー将軍の一方、エスタルドのトップであるウィリスは若いこともあってか決断力に欠けている模様。戦いを続けるか否か、兵士に対してどういった感情を抱けばよいのか。全てが迷いの中。それを即断即決するにはあまりにも経験が足りていないのは已むを得ないようにも思えますが、国を背負う立場としてはそうも言っていられない。子供が無理をしてでも大人にならざるを得ない世界だと、改めて示されたように感じます。
今回の作戦はダブルエックスの活躍も相まって成功に至ったものの、エアマスターとレオパルドはボロボロ。いくらガンダムとはいえ、あれだけの数を相手に無傷でいられるわけがない……のですが、ダブルエックスはぱっと見無傷という頑丈っぷり。後に初めての宇宙戦でボロボロになっていたかと思いますが、あれでも壊れないんだからやっぱすげぇよダブルエックスは……
作戦は成功したものの、これで戦争が終結したわけではありません。これまでの組織相手の戦いとは異なり、今度の相手である新連邦軍は世界規模。どこか一つを潰したからといって全てに決着がつくわけではない。フリーデンにはフリーデンの目的があるため、いつまでも滞在して力を貸すわけにもいかない。しかし見捨てることも出来ない。だからこそ、信頼して託せる存在がいるとありがたいのですが……
といったところで、また次回。