ウマ娘プリティーダービー Season3 第12話「キタサンブラック」
サブタイトルこそ「キタサンブラック」ですが、OPの「負けない」はシュヴァルグランの特別仕様!
さて、大荒れの天皇賞・秋におけるサトノクラウンとの激戦を制したものの、トゥインクルシリーズの引退を決意。納得がいく走りが出来るのは年内いっぱいであり、ジャパンカップを経て有マ記念がラストラン。残る力を注いだ悔いの無い、良いレースにしたい……ここで「勝ちます」とは言い切らず、最後のダイヤちゃんとの会話でも「勝ちたい」と口にしているあたり、どこまで出来るか不安なところもあったのではないかと。
彼女の会見を見たターボは「天皇賞・秋に勝ったのに何で!?」と疑問に思い、イクノは「自身にしか分かり得ない違和感」があったのではと推測。ターボの疑問は最もで、あんなバ場でもピークアウトを迎えていないサトノクラウンを抑えて1着を取れるのならばまだまだ走れると思ってしまいます。レース後の息遣いの差でそれを感じ取ることは出来ますが、2期のテイオーやマックイーンの怪我とは違って少々伝わり辛いのが難点と言えば難点でしょうか。かといって史実で勝っているレースを負けさせてまでピークを表現するのは、キタサンブラックにも対戦相手にも失礼でしょうし……難しいところですね。個人的には笑顔のまま最終回まで突っ走って欲しいという思いが未だに残っていますが、こういう物語もアリだなとも思います。
それはそれとして!遂に名前が明かされたロイスアンドロイスが口を開くとき!……いやめっちゃ喋るし、結構なクールビューティーっぷりっすね!?ラーメンをズルズル食べてたから天然系かと思ったけど、割と策士的なキャラなのかな?と。
なお、史実のロイスアンドロイスについて、手元の優駿2023年9月号では「最強の重賞未勝利馬」の異名と共に、オールカマーでビワハヤヒデやウイニングチケットと競い合った経歴などが紹介されていました。
クラちゃんはキタちゃんの引退を「また遊ぼうねって言ってた友達が急に引っ越しちゃうような気持ち」と表現。凱旋門賞を経て立ち止まり、先を見据えているダイヤちゃんにも優しい言葉をかけています。ここに来てクラちゃんを掘り下げてくれるのは嬉しいけれども、もっと早く欲しかった気がしてならない。
また、ドゥラちゃんもいつか一緒に走ろうとという約束を果たせなかった悔しさを滲ませていました。それに対しエアグルーヴは「未練はある意味未来に向けての希望だ」と一言。実際、先日のジャパンカップではドゥラメンテ産駒で牝馬三冠のリバティアイランドと、キタサンブラック産駒でGⅠ連勝中のイクイノックスが対決していたことを思うと、この言葉に一層重みを感じますね。
そんな中「正直ムカついた。何でだよって思った」と苛立ちを顕わにしていたのがシュヴァルちゃん。
アプリ版で解放されているストーリーでは引っ込み思案ながらもトレーナーとの出会いを経て、自身の夢をはっきりと口に出せるようになる成長が描かれていましたが、まさかアニメでは「アイツ」呼びに加えて、ここまで強烈な感情をむき出しにするとは思いませんでした。このギッラギラに闘志を燃やしているシュヴァルちゃんもカッコよくて良いっすね……
そしてシュヴァルちゃんの複雑な感情に理解を示すヴィルシーナがまた良いんだ……アプリ版のストーリーでも一人になりたい彼女の気持ちを察していたりと、良いお姉ちゃんっぷりが伺えました。
時代最強と呼ばれたキタサンブラックに勝つ。残る機会はあと2回。その1回目がジャパンカップでした。必死に逃げて先頭を譲らないキタサンブラック。そんな彼女の背中から目を離さず、追い続けるシュヴァルグラン。
そして終盤。「キタサンブラック。僕は君が嫌いだ」から始まる彼女の心境とソロ曲がすっげぇ良い……繰り返し口にする「僕は君が嫌いだ」の言葉の雰囲気が徐々に柔らかく、温かく、親愛の情がこもっていく感じがすっげぇ良かった……自分に無いものを持っているからこそ疎ましく、羨ましい。時代最強と呼ばれた強さに屈したからこそ恋焦がれる。ピークアウトを宣言してもなお全力で勝利を掴みに行くその姿勢。そんな彼女に向けた魂の叫びは曲の盛り上がりと相まって最高でした……サブタイトルが「キタサンブラック」なのも納得ですね。
また、レース後のキタちゃんの行動にも泣かされました。あの姿勢もまた、シュヴァルちゃんが憧れた背中なのかもしれません。そんな彼女に対し夢を宣言するシュヴァルちゃんのイケメンっぷりも最高でしたね。
なお、手元の本では、史実においてはキタサンブラックが落鉄していたそうですが、それを言い訳にはしなかったと書かれていました。今回の対決もキタちゃんのピークアウトが勝敗を分けたという展開にはせず、互いに全力を振り絞った結果、シュヴァルちゃんがキタちゃんを上回ったという描写にしたのは良かったですね。
いよいよ次の有マ記念でキタちゃんはトゥインクルシリーズを引退。ダイヤちゃんにも先を見据えるための時間が訪れました。ラストランを前に寂しさを覚えるキタちゃん。しかし泣いても笑っても次回が最終回!ワンダーアキュートやホッコータルマエは喋るのか!ヒシアケボノは活躍するのか!あっという間のウマ娘プリティーダービー3期、キタちゃんがどんなお祭りを、引き際を見せてくれるのか!最高の結末を期待しております!
……しかし、引退すると知っているからこそ、より一層レースに注目するってのはあるよなぁ……イクイノックスの引退もレース前に知りたかったなぁ……
サブタイトルこそ「キタサンブラック」ですが、OPの「負けない」はシュヴァルグランの特別仕様!
さて、大荒れの天皇賞・秋におけるサトノクラウンとの激戦を制したものの、トゥインクルシリーズの引退を決意。納得がいく走りが出来るのは年内いっぱいであり、ジャパンカップを経て有マ記念がラストラン。残る力を注いだ悔いの無い、良いレースにしたい……ここで「勝ちます」とは言い切らず、最後のダイヤちゃんとの会話でも「勝ちたい」と口にしているあたり、どこまで出来るか不安なところもあったのではないかと。
彼女の会見を見たターボは「天皇賞・秋に勝ったのに何で!?」と疑問に思い、イクノは「自身にしか分かり得ない違和感」があったのではと推測。ターボの疑問は最もで、あんなバ場でもピークアウトを迎えていないサトノクラウンを抑えて1着を取れるのならばまだまだ走れると思ってしまいます。レース後の息遣いの差でそれを感じ取ることは出来ますが、2期のテイオーやマックイーンの怪我とは違って少々伝わり辛いのが難点と言えば難点でしょうか。かといって史実で勝っているレースを負けさせてまでピークを表現するのは、キタサンブラックにも対戦相手にも失礼でしょうし……難しいところですね。個人的には笑顔のまま最終回まで突っ走って欲しいという思いが未だに残っていますが、こういう物語もアリだなとも思います。
それはそれとして!遂に名前が明かされたロイスアンドロイスが口を開くとき!……いやめっちゃ喋るし、結構なクールビューティーっぷりっすね!?ラーメンをズルズル食べてたから天然系かと思ったけど、割と策士的なキャラなのかな?と。
なお、史実のロイスアンドロイスについて、手元の優駿2023年9月号では「最強の重賞未勝利馬」の異名と共に、オールカマーでビワハヤヒデやウイニングチケットと競い合った経歴などが紹介されていました。
クラちゃんはキタちゃんの引退を「また遊ぼうねって言ってた友達が急に引っ越しちゃうような気持ち」と表現。凱旋門賞を経て立ち止まり、先を見据えているダイヤちゃんにも優しい言葉をかけています。ここに来てクラちゃんを掘り下げてくれるのは嬉しいけれども、もっと早く欲しかった気がしてならない。
また、ドゥラちゃんもいつか一緒に走ろうとという約束を果たせなかった悔しさを滲ませていました。それに対しエアグルーヴは「未練はある意味未来に向けての希望だ」と一言。実際、先日のジャパンカップではドゥラメンテ産駒で牝馬三冠のリバティアイランドと、キタサンブラック産駒でGⅠ連勝中のイクイノックスが対決していたことを思うと、この言葉に一層重みを感じますね。
そんな中「正直ムカついた。何でだよって思った」と苛立ちを顕わにしていたのがシュヴァルちゃん。
アプリ版で解放されているストーリーでは引っ込み思案ながらもトレーナーとの出会いを経て、自身の夢をはっきりと口に出せるようになる成長が描かれていましたが、まさかアニメでは「アイツ」呼びに加えて、ここまで強烈な感情をむき出しにするとは思いませんでした。このギッラギラに闘志を燃やしているシュヴァルちゃんもカッコよくて良いっすね……
そしてシュヴァルちゃんの複雑な感情に理解を示すヴィルシーナがまた良いんだ……アプリ版のストーリーでも一人になりたい彼女の気持ちを察していたりと、良いお姉ちゃんっぷりが伺えました。
時代最強と呼ばれたキタサンブラックに勝つ。残る機会はあと2回。その1回目がジャパンカップでした。必死に逃げて先頭を譲らないキタサンブラック。そんな彼女の背中から目を離さず、追い続けるシュヴァルグラン。
そして終盤。「キタサンブラック。僕は君が嫌いだ」から始まる彼女の心境とソロ曲がすっげぇ良い……繰り返し口にする「僕は君が嫌いだ」の言葉の雰囲気が徐々に柔らかく、温かく、親愛の情がこもっていく感じがすっげぇ良かった……自分に無いものを持っているからこそ疎ましく、羨ましい。時代最強と呼ばれた強さに屈したからこそ恋焦がれる。ピークアウトを宣言してもなお全力で勝利を掴みに行くその姿勢。そんな彼女に向けた魂の叫びは曲の盛り上がりと相まって最高でした……サブタイトルが「キタサンブラック」なのも納得ですね。
また、レース後のキタちゃんの行動にも泣かされました。あの姿勢もまた、シュヴァルちゃんが憧れた背中なのかもしれません。そんな彼女に対し夢を宣言するシュヴァルちゃんのイケメンっぷりも最高でしたね。
なお、手元の本では、史実においてはキタサンブラックが落鉄していたそうですが、それを言い訳にはしなかったと書かれていました。今回の対決もキタちゃんのピークアウトが勝敗を分けたという展開にはせず、互いに全力を振り絞った結果、シュヴァルちゃんがキタちゃんを上回ったという描写にしたのは良かったですね。
いよいよ次の有マ記念でキタちゃんはトゥインクルシリーズを引退。ダイヤちゃんにも先を見据えるための時間が訪れました。ラストランを前に寂しさを覚えるキタちゃん。しかし泣いても笑っても次回が最終回!ワンダーアキュートやホッコータルマエは喋るのか!ヒシアケボノは活躍するのか!あっという間のウマ娘プリティーダービー3期、キタちゃんがどんなお祭りを、引き際を見せてくれるのか!最高の結末を期待しております!
……しかし、引退すると知っているからこそ、より一層レースに注目するってのはあるよなぁ……イクイノックスの引退もレース前に知りたかったなぁ……