機動新世紀ガンダムX 第26話「何も喋るな」
新連邦に自国を認めさせるまで徹底抗戦を唱えるリー将軍と、和平の道を歩まんとするグラント。そのどちらが正しいかはさておいて、どちらにもその主義を唱えるだけの理由がある。
かつて故郷が争いに巻き込まれた経験があるからか、自由を勝ち取るために戦い抜くことは悪いことではないとリー将軍に共感を示すウィッツ。そんな彼と対照的に、平和のため、自由のためといった主義を振りかざす戦いから身を遠ざけるロアビィ。敵も味方も、自身が信じる正義や平和のために戦っているのに、自分たちだけが絶対的な正義であると主張する人間をうさん臭く感じてしまったのかなと。
誰もがそれぞれの考えのもとで動く中、国家主席であるウィリスは自身で「誰かが決めたことにイエスかノーと答えるだけの人形」だと自嘲したように、エスタルドをどの方向に導くべきかといった主義や主張を持ち合わせていませんでした。そんな彼に普段子供扱いされているガロードは理解を示すものの、自分自身で何をすべきか考えて行動してきたガロードとウィリスは似ているようで違うと個人的には感じます。
そんな中、新連邦軍により対立する民族の火種に油を注ぐが如き作戦が展開されることに。ウィッツは新たなエアマスター、ガンダムエアマスターバーストで一定の成果を挙げ、ガロードもフロスト兄弟が差し向けたデマー&コルレルに苦戦を強いられつつもこれを撃破。後々初の宇宙戦闘でボロボロにされても原型を保っていたダブルエックスは印象に残っていますが、この時も結構手ひどくやられていたんですね……肉を切らせて的な作戦が功を奏したものの、その結果得られたものは何も無く。
戦うことで必ずしも何かが得られるわけではなく、むしろ失うものの方が大きいことだってある。目の前の敵を退けるだけで解決する問題ばかりではない。ぶつかり合う個々人の正義や主張、民族対立の激化、得るものの無い戦いの虚しさ……改めて今までの話と毛色が違うなと感じさせられますね。
そしてガロードとティファが共に過ごす時間も少なくなりつつある様子。世界の動きに巻き込まれる中で、色々と変わり始めているところで、また次回。次回配信はいつなんでしょうねぇ……
新連邦に自国を認めさせるまで徹底抗戦を唱えるリー将軍と、和平の道を歩まんとするグラント。そのどちらが正しいかはさておいて、どちらにもその主義を唱えるだけの理由がある。
かつて故郷が争いに巻き込まれた経験があるからか、自由を勝ち取るために戦い抜くことは悪いことではないとリー将軍に共感を示すウィッツ。そんな彼と対照的に、平和のため、自由のためといった主義を振りかざす戦いから身を遠ざけるロアビィ。敵も味方も、自身が信じる正義や平和のために戦っているのに、自分たちだけが絶対的な正義であると主張する人間をうさん臭く感じてしまったのかなと。
誰もがそれぞれの考えのもとで動く中、国家主席であるウィリスは自身で「誰かが決めたことにイエスかノーと答えるだけの人形」だと自嘲したように、エスタルドをどの方向に導くべきかといった主義や主張を持ち合わせていませんでした。そんな彼に普段子供扱いされているガロードは理解を示すものの、自分自身で何をすべきか考えて行動してきたガロードとウィリスは似ているようで違うと個人的には感じます。
そんな中、新連邦軍により対立する民族の火種に油を注ぐが如き作戦が展開されることに。ウィッツは新たなエアマスター、ガンダムエアマスターバーストで一定の成果を挙げ、ガロードもフロスト兄弟が差し向けたデマー&コルレルに苦戦を強いられつつもこれを撃破。後々初の宇宙戦闘でボロボロにされても原型を保っていたダブルエックスは印象に残っていますが、この時も結構手ひどくやられていたんですね……肉を切らせて的な作戦が功を奏したものの、その結果得られたものは何も無く。
戦うことで必ずしも何かが得られるわけではなく、むしろ失うものの方が大きいことだってある。目の前の敵を退けるだけで解決する問題ばかりではない。ぶつかり合う個々人の正義や主張、民族対立の激化、得るものの無い戦いの虚しさ……改めて今までの話と毛色が違うなと感じさせられますね。
そしてガロードとティファが共に過ごす時間も少なくなりつつある様子。世界の動きに巻き込まれる中で、色々と変わり始めているところで、また次回。次回配信はいつなんでしょうねぇ……