Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

音数について

2008年04月02日 | ピュアオーディオ

今まで「音数」の多さに驚いたのはJBL1インチドライバー(#2420・LE85)から2インチドライバー(2440<375)に交換したときであった。

もう一つアルテックの604と375の中音のすごさだ。604の方が中音が厚いのだ。これは今日のテーマではないが特筆すべき事項です。

これ以来2インチドライバーでないと使えないと思って2インチドライバーのシステムを組んできました。それも2インチドライバーに手を加えTrail仕様にして更に「音数」を増やして使用してきました。

現在のオリンパスシステムではウーハー(LE15A)<ミッド(#375)<LE85+2405+ピラミッドT-1H+ビクターリボンの順で「音数」が多い状態となっている。これはT-1Hを使い始めてからのことだ。

ウーハー(コーン型)と2インチコンプレッションドライバーでは圧倒的にコンプレッションドライバーの方が音数が多いのは判っていたが、まさか375を越えるツィーターが存在するとは思いも付かなかった。

リボン型SPだからではなくT-1Hがすごすぎるのだ。デッカのツィーターではこの感覚はなかった。中音を中心に低域と高域がうまくバランスしていた。当然ウーハーと」ツィーターは中音に勝てなかった。中音を中心としたバランスでまとまっていたから聴き易くまとまっていたと考えられます。

T-1Hを導入後は高域の「音数」が大きくなり、有る意味「カルチャーショック」を受けています。実際に目の前でサウンドが出ていますのでと低域の「音数」を揃える方法を思案しています。如何すれば全ての「音数」を揃えることが出来るのか?・・・・。

この難問を解決できれば更に大幅なグレードアップが可能となります。今は一つづつ基礎的なことを再確認しています。作業は非常に地味で当たり前のことなので記事にするだけの題材になりません。今しばらくは方向性も含めて基礎的な調査と発想の転換、思い切った「機器の導入」がひつようになってくると思います。

非常に難しい段階に差し掛かっています。悩みます。この悩みが新たな「商品」を生み出すかは確信は有りません。

デッカのツィーターからT-1Hに交換してからメリットとデメリットを感じています。クラシックなどは「デッカ」に軍配を上げます。目の前で「オペラや人員の配置や奥行きや広がり」を感じます。JAZZはT-1Hになります。

大きく違うのは前者が「ステージ感」(奥行きと漂うサウンド)に対し「力感とキレ・ヌケの素晴らしさと情報の多さ」です。どちらを使うかでシステムの方向性が大きく変わります。しばらくはT-1Hを使い込んでみたいと考えています。デッカに戻すのはいつでも出来ますから。

またデッカ+T-1Hの使用も考えています。そのうち試行してみたいと考えています。良いとこ取りが出来ればこの上ないことですが・・・。