Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

プリアンプとネットワークをどうしようか?

2008年06月04日 | ピュアオーディオ

今日は落札したCDが21枚来ましたので朝からオリンパスシステムで次から次と聴いていました。

自宅にそのうちの何枚かを持って帰り聴いています。自宅のシステムでは「オリンパスシステム」のサウンドに負けますね。オリンパスを聴いた後では「音数と繊細さ、キレ、ヌケ」で負けています。でも全てで負けているわけでは有りません。「音像定位のシャープさ」や「しっとりした質感」等勝っている部分も有ります。元々オリンパスシステムと同格のユニット構成ですので、潜在能力では同格です。

プリアンプは現在C40(117V仕様)ですが音数でC-290にかないません。またオリンパスがマルチアンプに対しネットワーク方式ですが、高域側のネットワークの伝送ロスが大きいです。この辺に「音の完成度の差」が出てきているようです。

自宅ではリラックスして聴きたいので「研ぎ澄まされた」サウンドでは疲れると思ってC40を選択しましたが、オリンパスの方がリラックスできるのが辛いです。

SP箱内配線もまだ途中ですし、(これが最大のネックポイント) プリアンプも換えないと太刀打ちできそうもないし、ネットワークに至っては作り替えなければ無理でしょう。

とりあえずプリアンプはもう1台C-290が有るので交換できますがネットワークは自作ネットワークを開発しないといけません。一度には無理ですので少しづつ出来る処から手を付けて行きましょう。

C-290を持ってきても「活眼」させるのに半年以上かかります。ここが我慢のしどころですね。1年掛けて対策をしていくしか有りません。


自宅のシステムの電源強化

2008年06月04日 | ピュアオーディオ

昨日、壁コンからタップまでの電源ケーブルに「ルシファー仕様」で2セット作成をしていましたが、アダプター(壁コン2P→3P変換)を忘れていた為に接続できないでいました。今日お昼に帰ってアダプターをかませて接続して「音出し」確認をして来ました。

プリアンプには117Vステップアップトランスが入りますので、これに1本専用とし、残る4台の機器をもう1本のルシファーで接続しました。

自宅のSPはオールルシファー化の途中でSP箱内配線がまだですので、低域と中高域がバランス的に弱かったのですが、これらの不満点が一挙に解決したようなサウンドです。「余裕」、「ゆとりの有るサウンド」になって、低域から超高域までウェルバランスになりました。電気の供給量がやはり不足していたようです。

オールルシファー化の必要性がなくなったようでしばらくはこのままでいけそうです。とにかく「質感」は「ウェットでシルキー」な上に「鮮度感が充分」で「嫌な音」がしません。バランスも「フルレンジSPの如く」で有り、音の広がりも申し分なく、前面に広がる音の渦の密度もオリンパスシステムに比肩します。

とにかく音質の指標の全てにおいて「高音質」で有り、「しっとり」とした質感は管球アンプを使っている性でしょうね。

この「しっとり感」は、現在事務所の614銀箱を鳴らしている3B252BアンプとEL34ppモノアンプでないと出ません。

元電源ケーブルと上級プラグへの交換で今回の効果を見たわけですが、これは全体の「過不足」を「ウェルバランス」にしてくれる効果と「音の余裕」「ゆとり」をもたらしてくれます。「チョッときつい音だな?」と感じたら元電源を強化すると「余裕」のあるサウンドになります。これは「素晴らしい効果」だと思います。自作できる方は是非お試しあれ。


アルテック#620A Trail仕様の実力

2008年06月04日 | ピュアオーディオ

今日は2組の来客が有り、620Aのサウンドを確認されていました。たった一個のユニットが奏でるサウンドに「唖然」とされていました。

事務所には2組の604-8Gを使ったシステムが有りますが、皆さん決まって620Aの方が良いと仰りますが、私個人としては614銀箱のサウンドが良いと思っています。何故なら「帯域を欲張らずに軽い反応」だからです。

しかしながら、同じユニットを使いながら「堂々とした620A」のサウンドもなかなかのものです。まず現代のSPでは出せないサウンドです。

午後からお見えになったN様は2年前にトレールとSCS-33他のケーブルをお買い求められJBL#4425を鳴らしていらっしゃいます。今回は「アルテック604-8G」のユニットが手に入るとの事で2つのシステムのサウンドに興味津々でした。

実際に聴かれて購入を決意されたようです。