Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オールルシファーサウンドとは?

2008年06月20日 | ピュアオーディオ

自宅のシステムは壁コンから先のケーブルはすべて「ルシファーケーブル」を使って接続しています。「ケーブル・配線材及びプラグ」には今出来る最良の物を使っています。

ケーブルそのものは自分で組み合わせて作ったオリジナルの「ルシファーケーブル」を使っています。このケーブルには個人的にスーナー社に「特注」で造っていただいたケーブルを使用していますので他の人が真似ることは出来ません。

今までのケーブル開発の集大成であり、ケーブルの終着点の一つの具体的姿だと考えています。このルシファーと性能的に対抗するには他社では100万円クラスのケーブルになるでしょう。

CDPやアンプ、SPとメーカーオリジナル品のモノが多くなり、ユーザーが手を入れる事が出来なくなりつつある商品の中で本当の「ハイエンド」(スーパークラス)のサウンドを手に入れる事が難しくなっています。何故なら「メーカー純正」では「ハイエンドの世界」は出ないと確信しています。

自宅のシステムでは、電源ケーブルのプラグにはFI-50を使用して、「密度と瑞々しさ、余裕」を獲得しています。プリアンプはマッキンのC40の電源をインレット化して使っていますのでオリジナルのC40の比では有りません。パワーアンプはオールタムラの最高級品のトランスを使い、オールドムラードの球と内部配線を全てスーナーケーブルで手配線、XLR・RCAのソケット共に十分吟味したモノを使用しています。

SPに至っては箱は好みで選びましたが、ユニットはD130フィックスド16Ω、#375と175DLHはTrail仕様化、ツィーターは4種類をパラレル接続、ネットワークはJBL製をやむなく使っていますが500Hzのクロスで使うにはプロ用のでかい物を使用しています。SPユニットへの配線もルシファーにするという凝り様です。ここまでしないと自分の望む「質感や音数、空気感」が出ません。

さて出てきたサウンドは「瑞々しくてキレが有り、音数が今までで一番で、目の前で演奏している様な空気感」が素晴らしいです。単純にすごいのは「ボリューム1クリック」で実用に足る音質が得られることでしょう。110dbサウンドを堪能された方が経験するサウンドがわずか1~2クリックの小音量で体験できる事です。

今日はボレットのラフマニノフP協2番を楽しんでいますが、ピアノの左手の低い音程が深く低く出ています。D130の低音とは思えないほどです。弦楽奏者の数も素晴らしく多くなって聴こえます。あまりに演奏が深く美しく響くので聞き惚れてしまいます。

音の粒子が非常に細かく描写も克明です。それでいてシルキーな質感ですので耳にうるさい音はなく何時までも聴き続けていたい様なサウンドです。目の前に広がる演奏者達のサウンドステージが広く深く立体的な広さを感じます。音の深みも十分です。横方向への音の広がりは別物次元に広くなりましたね。

今まで耳に馴染んだCDが別のCDを聴いているかのごとく新鮮に聴こえます。良いですね。これはこのままでも良いのですが、プリアンプをアキュのC-290に変更して音数をもっと増やして馴染ませ(活眼)に入りたいと思っていますので、2週間くらいで交換予定です。


困った!人間の欲とは尽きないもので・・・

2008年06月20日 | ピュアオーディオ

昨日自宅のシステムを「オールルシファー」にして音楽を試し聴きしていました事はご報告の通りです。

決定的に「質感のきめ細かさ=シルキーさ」が違いますね。これを聴いてしまって、事務所の物量投入システムのオリンパスシステムでブルックナーの7番のシンフォニーを聴いています。

今まで所有するシステムで1番の質感と性能を持っていたオリンパスの音がかすんでしまっています。困りました!!!???

正直言って自宅のシステムを聴いてからは聴けません。バランスは問題無いのですが「質感が粗く」感じてしまって閉口します。それくらい繋いだだけで「オールルシファー」のサウンドはすごいサウンドなのです。もっとも、オリンパスもあとXLRケーブルのみを残して他は「ルシファー」にしていますので、直ぐに「ルシファーXLR」にして「オールルシファーシステム」にしてしまいます。本日部品の見積もり依頼を出しました。

化け物ケーブル(現シリウスケーブル)とルシファーケーブルとでは「伝送容量」で2倍近い性能の違いが有ります。この差は如何ともしがたい性能差となっています。しかし、取り回しや使い勝ってを考えると「化け物ケーブル」で充分とも思います。この化け物ケーブル(シリウスケーブル)で作ったXLRケーブルは他社の30万円クラスのケーブルより性能は上に有ります。これは複数の実際に比較されたお客様の情報ですので信頼性が有ります。

できるなら「聴かないで知らない世界」の方がいいのかも知れません。「ルシファー」の世界は・・・。

そんな訳で事務所のシステムで安心して音楽が楽しめなくなりましたので、予定通り、オリンパスシステムも「オールルシファー」にすることに致します。材料と時間に余裕ができましたら直ぐに取り掛かります。

その間に自宅のシステムの鳴らし込みをして、思いっきり「音楽」を楽しみたいと思います。


深夜のコンサート2

2008年06月20日 | ピュアオーディオ

ルシファー化が完了してそのまま聴き続けています。

ボレットの「ロマンティックピアノの極地」、ジェット・ストリームから「ローマの休日」、「さんご礁の彼方」、カラヤン/ヴィーンフィル「ブルックナー交響曲7番」を続けざまに聴きました。

ボレットではピアノのタッチが余裕を持って聴こえます。「木枯らし」の非常に鋭いピアノの打鍵を軽々と再生します。もう少し音が前に出てくれれば最高です。

ジェットストリームでは城卓也の声が少しこもっています。サウンド・オブ・ミュージックのトレモロは非常にシルキーでしっとりしています。さんご礁の彼方にではハワイの結婚式の鐘の音の陰影に飛んだ音色は特筆ものです。最後に深夜ですがブルックナーを1発加えました。

カラヤン指揮のこのCDでは全楽合奏で音が「かたまり」になっている部分が今までに有りましたが、今夜は「かたまり」が有りません。非常に見通しが良く音の強弱も十分に表現できています。第一楽章の出だしのブルックナー前奏のトレモロがシルキーで弦楽器の数が前面一杯に広がります。今日は特に3楽章のトランペットと低弦の掛け合い、トレモロとの比較もしましたが音のみごりがなくこの楽章の聴き所がうまく再現できています。次に4楽章の出だしのトレモノロの楽器の数の多さとチューバの入る部分の全奏も破綻がなく非常に分解能良く聴くことができました。C40のボリュームは2クリック位置です。これで大シンフォニーが楽しめます。嬉しくなりますね。大好きなブルックナーやマーラーが楽しめそうです。

まだ高域にザラツキのある帯域やこもりを感じる部分が有りますが、これらは鳴らしこんでいけばまろやかにそして音が抜けてきます。今しばらくの辛抱です。とにかくきめが細かいシルクの感触です。