「音質改善」、「伝送ロスの極小化」をテーマに色々なSPやらケーブル、トランス等々の聴き比べをしてきましたが、「オンの音」(前に出て来る音・中心的な音)と「オフの音」(間接音や雰囲気、音場)が有る事に気付いています。
シリウスケーブルの製作過程で色々なケーブルの組合せを聴いていますので「ケーブル」にもそれぞれのケーブルがどちらかに分類されます。
SPユニットにも同じ事が云える様で、同じリボン型でもピラミッドは「オン型」、デッカ レビンソンタイプは「オフ型」になります。
コンプレッションドライバーは「オン型」しか知りません。「オフ型」になりにくいのかもしれませんが、結構「オフ型」のサウンドを含有しています。
オリンパスシステムの中音用の「オフ型」ユニットを探しています。#375とパラレルに使いますと音の密度が上がり「漂うような」音の出方で非常に「リアル」な表現をしてくれます。
この事からも一つのユニットだけではその帯域の「オンの音」、「オフの音」全てを出し切るのは難しいと判断しています。今まで聴いた事のない「音」が出てくれば「再生音の表現力」が激変します。当然同じCDから「別物」の音楽性の高いサウンドが出てきてくれると思っています。