Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「音変換ロス対策」中・高音追加ユニットの実験つづき

2012年03月18日 | ピュアオーディオ

昨日から実験を対しした「音変換ロス対策」のツィーター追加実験。その後、実際に612Aシステムに追加して実験をしています。

Tb_w3582sb14

両側にSPの上に載っているのがお分かり頂けるでしょうか? Lo-Dのツィーターと並べています。ユニットはバッフルなしの裸の状態です。

Tb_w3582sb12

接続はINもOUTもクリップ接続です。

Tb_w3582sb13

この状態でツィーターとして追加の状態とMIDレンジの追加の状態を実験しました。

結論から行けば「ツィーター」として使った方が良さそうです。従来システムで横方向への広がりは十分有ったので、ツィーター(7KHz以上)で使った場合は、更に音場が上方向に広がり、アンプを超高級品に替えたかの様な変化で質感も高いと感じました。
MIDレンジの追加として使った場合も、そう悪くは有りませんが、一部の帯域で重なり合う部分が有る様で、「強調」される部分を感じました。

このユニットのエンクロージャーはパテントを取る予定ですので、今後写真の掲載は手続きが終わるまでは公開しません。シンプルでチョッと見た事のないエンクロージャーになる予定です。

STEREOシステムの各ユニットへの価格配分は、SP:50%、アンプ:50%と良く云われますが、SPの性能を高めればアンプは安く抑える事が出来そうです。これは私の他のシステムでも感じていた事ですが、この実験で上方向の音場再生を獲得出来る可能性が出て来ましたので、その感を強くしました。SPへの投資の方がアンプへの投資より1/数10の価格で済みそうです。逆説的に云えば、SPの能力が低ければ、とてつもない金額のアンプを使わないと対抗できないと云う事かも知れません。