Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

WE101Dppアンプの整流管を交換

2012年03月14日 | ピュアオーディオ

3月7日から使い出したWE101Dppアンプも少しづつ落ち着き出した。しかし気になる所が・・・・。

We101dpp2

低音のドライブ力が弱くややブーミーな感じなのである。全体的に音像がボヤケている・・・と不満点が出て来ました。3B252Bアンプから交換して全てが良くなった訳では有りません。

パワー管のWE101Dは替えれません。初段のRCA 6SN7も状態の良いモノを使っています。交換出来るとすれば整流管です。整流管を交換しますと 「電気の質」が大きく変わります。これが結構大きい変化をします。(従来からの音質アップの手法)同じ型番でもメーカーや製造年代が違えば音質が変わりま す。

直ぐできる事として整流管を交換して見ました。写真の整流管は5R4WGAです。これをオールドムラードのGZ34に交換しました。するとみるみるサウンドが引き締まってシャープなサウンドに変わっています。まだ交換直後なのでまだ更に変わっていくだろうと思います。

We101dpp10

5R4WGAは¥3000円/本くらいの価格で手に入りますが、ムラードのGZ34は¥15000円/本で手に入れています。今ではなかなか状態の良い球は手に入りません。価格差分とは行きませんがそれなりに音質が改善していると思っています。

今回はムラードのGZ34/5AR4を使いましたが、STCの5R4Yや同じムラードの5U4G等も試して見たいと思います。(互換性のある球でなければ使えません) 将来的には6SN7も各社の球を試して見たいと思っています。


球面波について

2012年03月14日 | ピュアオーディオ

昨日「アンプの出力と圧力 VS SPユニットの方式」と云う題で記事を書きましたが、なぜ書いたかと云うと、「SPユニットから出る音を球面波にする為には・・・」と云う考えからです。

SPユニットから出る音は、アンプの出力とも絡んで何らかの「尖塔波」で出て来るモノだと思います。それを「半球面波→球面波への回り込み」の出来る音にした方が、圧迫感の無いサウンドに出来ると考えます。生の音は「圧迫感の無い」サウンドだと思います。

SPユニットには「指向性」や「能率」が有り、能率の高いSP程指向性が強い傾向にある場合が多い様に思います。これをアンプの「圧力」(出力)でコントロール出来ないか?と考えています。

具体的には使うユニットに合わせてアンプの出力を変える事で対応させると云う事。マルチアンプシステムならそれが簡単に出来そうですが、それでも音のバランスを取るには試行錯誤が必要です。ネットワークシステムの場合、低域にコーン型、中高域にホーン型やリボン型、ドーム型、コーン型と多種のユニットの組み合わせが有りますので、ネットワークに「圧力」(出力)をコントロールさせるパーツ(抵抗器)を入れる事になると思います。

昔のJBLの最高級SPは「ジャジャ馬」のサウンドでしたが、現在のJBLの最高級システムは初めから良い音で鳴る様に調整されています。これは多分にネットワークにこの調整機能を取り入れているのではないかと推測しています。それも功罪(メリット・デメリット)が有る様に感じています。中庸のバランスが必要だと思います。