Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

RCA箱システムの再調整つづき

2012年03月25日 | ピュアオーディオ

午前中にほぼ射程内への調整が終わりましたが、音が面白く有りません。チャンデバでは-20目盛でMINです。これに対して-18目盛では如何にも絞りすぎと感じます。低域を何処まで上げられるか?・・・と試聴を繰り返した所、最初に目星を付けた-15目盛辺りが限界の様です。この低域に中域と高域のGE6550シングルアンプのゲインを調整して行きます。12時の方向にしていたものを3時前後の位置にして「生気あふれるサウンド」になりました。

Rcabox1

ようやくこれでオリンパスシステムと肩を並べる位置に来ました。もう少し鳴らし込んで音を落ち着かせる必要が有りますので、しばらくはこの状態で鳴らし込みます。最終調整でRCA箱システム独自のサウンドになりました。

F-15Lの性能不足は確かに有りますが、その性だけに決めつけていたのは私の愚かな誤りであったと思います。どんな機器でも使いこなしのテクが必要です。今回のネックは「思い込み」であったと思います。中域のグレードを上げる為にプッシュプルアンプにして、中音ホーンの最適圧力に対し強すぎた事や、F-15Lだから・・・等と言い訳をしていた様です。

先週までは内側のALTEC#612Aシステムを聴いてからはRCA箱システムは聴けない状態でしたが、音数の多さとスケール感、バランス感の良さで、今度はRCA箱システムを聴いてからは612Aシステムが聴けません。本来の順位になった様です。

Gotoumidori

オリンパスシステムとも五嶋みどりさんの「パガニーニVn協1番」で比べて見ましたが、遜色ないサウンドになっています。音数や質感ではやはり物量を投入したオリンパスシステムが良いですが、大きな部屋で大きなホーンとフロントロードの2発のウーハーシステムで開放的なサウンドでストレスを感じません。


RCA箱システムの再調整

2012年03月25日 | ピュアオーディオ

昨日「RCA箱システムをどうしようか?」と考えて、結局そのまま使って行くことにしました。それから「再調整」をやって見る事にしました。

Rcabox2

今までは「チャンデバのアッテネーターを使わないこと」(オリンパスシステムの状態)に固執していたように思います。この為、アッテネーターの目盛りばかりに注意が行って、「音のバランス」を無視した設定になっていたように思います。F-15LとF-25では設定の仕方(使い方)が違うのかも知れないと思い、耳だけで「音のバランス」を調整して見る事にしました。

F15l2

F15l1 (調整前)

今までのアンプの組み合わせは、低域:クラッセCA-2200、中域:GE6550pp-2号(SuperTrail仕様)アンプ、GE6550シングル-3号(SuperTrail仕様アンプ)にしていました。中域は音の厚みが有った方が良いと思って贅沢にGE6550ppアンプにしていました。

41zmjykxel_ss500_

上の写真の寺島JAZZを使って、オリンパスシステムの低・中・高域の音量バランスを手本に調整していきました。使う曲は1曲目と2曲目、確認は13曲目、14曲目。

F15l3_3

Rcabox3 (調整後)

チャンデバ(F-15L)の目盛りをヒアリングで調整していきます。まず第一に低域から「ヌケの良いポイント」を探っていきます。-15ポイントぐらいが良さそうだと判断してこれを仮の基準点にして中域・高域を合わせて行きます。その過程で中域のアンプの「圧力が強すぎる」様だと感じ、眠らせていたGE6550シングルアンプ-2号(オリンパスシステムで使っていたもの)と交換しました。

Ge6550s23

中域と高域のF-15Lチャンデバの目盛りはMAXそのままです。音量バランスは各アンプのゲインで行います。最終的に中域・高域共に12時の方向で決まりました。そして最後に低域のF-15Lのアッテネーターを合わせて行きます。低音・中音・高音のバランスを取るのが目的です。最終的に低域のアッテネーターレベルは-18、相当絞り込んだ状態になりました。

ようやく寺島JAZZのCDがオリンパスと同じバランスで鳴り始めました。アッテネーターを大幅に絞っているにもかかわらず、曇ったような・詰まったような音質では有りません。音数が多く、音のヌケが良く、奥行き方向も、前に出てくる音も広がって、圧力を感じないサウンドに仕上がりました。オリンパスを聴いているかのように錯覚してしまうくらい良く似たサウンドになり、チョッと面白みが無いかな?とも感じます。