午前中にほぼ射程内への調整が終わりましたが、音が面白く有りません。チャンデバでは-20目盛でMINです。これに対して-18目盛では如何にも絞りすぎと感じます。低域を何処まで上げられるか?・・・と試聴を繰り返した所、最初に目星を付けた-15目盛辺りが限界の様です。この低域に中域と高域のGE6550シングルアンプのゲインを調整して行きます。12時の方向にしていたものを3時前後の位置にして「生気あふれるサウンド」になりました。
ようやくこれでオリンパスシステムと肩を並べる位置に来ました。もう少し鳴らし込んで音を落ち着かせる必要が有りますので、しばらくはこの状態で鳴らし込みます。最終調整でRCA箱システム独自のサウンドになりました。
F-15Lの性能不足は確かに有りますが、その性だけに決めつけていたのは私の愚かな誤りであったと思います。どんな機器でも使いこなしのテクが必要です。今回のネックは「思い込み」であったと思います。中域のグレードを上げる為にプッシュプルアンプにして、中音ホーンの最適圧力に対し強すぎた事や、F-15Lだから・・・等と言い訳をしていた様です。
先週までは内側のALTEC#612Aシステムを聴いてからはRCA箱システムは聴けない状態でしたが、音数の多さとスケール感、バランス感の良さで、今度はRCA箱システムを聴いてからは612Aシステムが聴けません。本来の順位になった様です。
オリンパスシステムとも五嶋みどりさんの「パガニーニVn協1番」で比べて見ましたが、遜色ないサウンドになっています。音数や質感ではやはり物量を投入したオリンパスシステムが良いですが、大きな部屋で大きなホーンとフロントロードの2発のウーハーシステムで開放的なサウンドでストレスを感じません。