Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

2chステレオの欠点

2014年05月05日 | ピュアオーディオ

2chステレオには大きな欠点がる。これは以前から気が付いていたけど、電気技術者ではないので手が出せない処だ。

どの様な欠点かと云うと、「ライブ録音盤」での聴衆の拍手の再現性。ステレオにはLch(左側)とRch(右側)のSPで、真ん中に「定位」が来るように設定されている。その中で「空間再現性」などが出来ている。

単純に言うと「拍手がステレオ装置の奥側に広がる事」を云っている。聴衆の一員になって聴いていたつもりが、実は「ステージの裏側から聴いていた」と思い知らされる。そうなると「LchとRchが反対になる」事になる。この問題はあまり議論されない。何故だろう?

ヘッドホンの世界も似た様な印象を持つ。結局は「作られたステージ」なのか?

40年前に4chを経験していると、拍手の位置(聴衆の位置)が後ろから出て、「臨場感」を味わった事が有る。この辺の経験から6ch化も考えて進めている。

まだDSPを使い始めて間もないので、「音を合わせる」事と、セッティングされたステージを確認する事でまだ手いっぱいだ。これから使いこんで「音場表現」を手に入れて行きたい。現状でも「残響音」のコントロールが出来る事で、2chシステムより「進化」していると思う。ただし、2chのメインがしっかりしていなくては話にならないと思う。