今年になって好きになったプリアンプが有る。まだ音を聴いた事がないプリでも有る。それは「マランツ#7T」と云うトランジスタープリアンプ。管球式の#7のトランジスター版で、そう人気の高いプリではない。デザインは管球式の#7に相似で、落ち着いた秀逸のデザインだ。
何が気に入ったかと云うと「プリント基板」を使っていない処。これをどうしようとしたいかと云うと、そのままオリジナルの状態で使う気にはならないが、手を加えて使いたいと思った。
当時「なかった技術やパーツ・材料」を使って、オリジナルなプリアンプに組み上げたら素晴らしいサウンドのアンプになるのではないか?と思わせるものが有る。もう新品では手に入らないから中古で探す事になる。中古相場では美品で\10万円前後。
基本j的な部分はオリジナルの状態のままで(回路と主要パーツ)、手を加える処は①電源ケーブルのインレット化 ②RCAプラグの交換 ③ヒューズの交換 ④内部配線の交換 ⑤半田の交換等。配線や半田の交換は「全て」でなければ意味がない。これが出来れば、古い機器の良さと現代的な良さを兼ね備えたプリが出来ると考えました。
延べ加工時間は300Hr程かかると予想している。日程的にはほぼ1年かかるでしょう。回路部分はほぼ分解して再組み立てになるので、大変な作業になる。この仕事量を考えると躊躇してしまう。やるかやらないか?ゆっくり考えてみたいと思う。