若い頃(20歳頃)、オーディオに目覚めて、一丁前にシステムを組んでいた。当時は「アナログプレーヤー」や「FM放送」、「カセットテープ」を楽しんでいた。しかし、「音質」を云々する前に「ノイズ」に苦しんでいた。これはFMラジオ時代からの悩みでした。
20年前から「音質アップ」をテーマに、オーディオ三昧の日々を過ごして来た。「直出し電源ケーブル」の機器達は、その直出し電源ケーブルがノイズを拾っているんです。当然機器内部の配線材もノイズを拾って居たり、抵抗になっています。それを知ったのはアキュフェーズのC280+M100のアンプの組み合わせの時でした。これらのアンプの直出し電源ケーブルをインレット化して、自分で作った電源ケーブルで鳴らした時、SN比が大幅に改善されたのです。「ノイズレス」になりました。
分電盤から「オーディオ専用電源を取る」方法も相当有効です。工事費も¥1万円位で出来ますから、機器を買い替えるよりも効果が高いです。電源をどの様にするかも大事な処です。私の場合、分電盤からオーディオ専用ラインの壁コンを設け、「うなり」の少ない大型電源トランスを内蔵させたタップを使っています。このトランス付きタップを使う事で「スケール感」と「音の厚み」が画期的に改善されました。当然「内部配線」の自作の「特殊な銀線」を使っています。
オーディオ雑誌では「機器の買い替え需要」を満たす為に、しきりと「新しい機器程良くなっている」と云うような表現が多いですが、機器の買い替えでは、グレードの違いは有りますが、劇的な「音質アップ」は出来ません。
自分の経験で「劇的」に変化したのは、「ケーブル類」の交換でした。それも「自作したもの」に市販品は到底及ばない状態でした。ケーブルをより高級品にする度に「激変」を味わって来ました。機器の買い替えで得られる効果は「重箱の隅をつつく」くらいの変化ですが、良いケーブルに交換すると「劇的」な変化をしてくれます。