岳友タンネの会で京都の京都一周トレイルに行ってきました。京都一周トレイルは京都の郊外を馬蹄形に取り巻いています。その西山コースと北山コースの一部を歩きました。会で、昨年は伏見稲荷から南禅寺にかけて歩きました。今年は京都の北西部を渡月橋から高雄までの街歩きとリバーウォークです。
清滝川渓谷は紅葉の名所として知られています。清滝を起点に上流の高雄までは錦雲渓で、約3kmの長さが有ります。下流の落合までは金鈴峡と呼ばれていて、約1.5kmです。川に沿って歩くことが出来、渓谷美を楽しめます。紅葉のほかに桜や藤、新緑などの自然も楽しめます。川沿いの道は東海自然歩道に指定されていて、ハイキングコースとして親しまれています。
その川沿いの道を歩いてきました。時期的に紅葉の時期は終わっていましたが、逆に落ち着きのある道を歩く事が出来ました。
青春18キップを使ってのウオーキングでした。もう少し早く、紅葉の時期に行けば好いのですが、青春18キップの使用できるのが今日からでしたので、時期遅れの紅葉見物となりました。
JR嵯峨嵐山駅 ― 渡月橋 ― 亀山公園 ― 嵯峨野の竹林 ― 落柿舎 ― 二尊院 ―
化野念仏寺 ― 嵯峨野鳥居本町並み保存館 ― 餅つきフェスティバル ― 六丁峠 ― 金鈴峡
― 清滝 ― 錦雲渓 ― 高雄橋 ― 山城高雄バス停 ― JR京都駅
今回のコース地図です。
JR嵯峨嵐山駅
(9:21)
JR嵯峨嵐山駅に着きました。
歩き始める前に、今日の行程の説明です。
渡月橋
渡月橋を渡ります。
朝だから空いているのか、紅葉の時期が過ぎたので空いているのか。
歩いていて、前の人とぶつかりそうになる。
そのような事は有りません。
右の山肌。紅葉の時期が過ぎて、汚くなっています。
(9:45)
渡月橋を渡り、中之島公園まで行ってみました。
そして、嵐山方面に向かって戻ります。
渡月橋の脇のモミジ。
赤く紅葉していますが、シーズンの最後を迎えています。
亀山公園
(9:55)
亀山公園の入口です。
これから進む方向を確認しています。
津崎村岡局の銅像。
説明に寄ると幕末期に尊王の志士たちの手助けをしたと有ります。
そして、晩年は直指庵に隠居したと書かれています。
直指庵は奥嵯峨に有る尼寺です。若い頃に、この直指庵に行った事が有ります。何でも好きな事を書けるノートがあり、若い女性が悩み事を書き込んだりできる場所でした。
あの時行った直指庵とこの銅像の女性が結びつく。その事が面白いです。
嵐山公園の展望台です。
一段、高くなっていて眺望が良くなっています。
展望台からの眺望です。
嵯峨野観光鉄道の列車が行くのが見えます。
嵯峨野の竹林
嵯峨野の竹林の入口まで来ました。
竹林に沿って柴垣が連なっています。
前方に花婿と花嫁の姿が見えます。
写真撮影をしていました。
(10:13)
美しい竹林。
皆がカメラのシャッターを切ります。
柴垣に沿って灯篭が並べられています。
この一帯を灯りでで燈すイベントが始まっています。
そのチラシです。
「京都嵐山花灯路」です。
2015年12月に、この場所を訪れました。
竹林がライトアップされていましたが、沢山の人が訪れていました。
落柿舎が見える所まで歩いてきました。
茅葺きの建物が落柿舎です。
落柿舎
(10:23)
落柿舎の前に立ちました。
笠と蓑が架かっています。
と言う事は、家人が在宅だと言う印だそうです。
二尊院の前
二尊院の角の石柱。
愛宕街道の道標です。
愛宕街道を歩きます。
石畳みの道。
この辺り、伝建群となっていて電線が無くなっています。
化野念仏寺
(10:43)
化野念仏寺の前まで来ました。
これから化野念仏寺に入ります。
化野念仏寺。
沢山の墓石が並んでいます。
嵯峨野鳥居本町並み保存館
(11:01)
嵯峨野鳥居本町並み保存館に入ります。
餅つきフェスティバル
町並み保存館の横で餅とおでんのイベントが開かれていました。
餅を買う列に並びました。
餅の列に並んだのですが、餅は何処でも同じような味です。
折角、京都に来たのだから「京おでん」の味を確かめてみようと思いました。
このおでん。大きな鍋で作っていました。
玉子に厚揚げ。コンニャクに大根です。
これで300円。
汁はカツオ節をタップリ使った味で、好いお味でした。
今日、一緒に歩いている仲間もお餅か、おでんを口にしました。
朝早く出てきましたので、ここでこう言うものに有りつけると言うのは有り難かったです。
(11:11)
鳥居本に入ると、餅つきの手づくりポスターが、所々に貼られ目に入りました。
右は餅を搗いているシーンです。
餅を切らさないように、搗いていたのだと思います。
(11:15)
嵯峨鳥居本。
愛宕街道沿いの平野屋です。
六丁峠
愛宕峠を歩き、六丁峠まで登ってきました。
木に隠れていますが、上には嵐山・高雄パークウェイの橋が架かっています。
六丁峠から保津峡を見下ろしますと、川下りの船が見えました。
(11:44)
六丁峠から下って来ました。
清滝川の川沿いの道へ下ります。
川沿いの道。
金鈴峡を歩くのが始まります。
金鈴峡
清滝川沿いの道を歩きます。
先に落合沈下橋が見えます。
あの橋を渡ります。
沈下橋を渡りました。
そして、川沿いの道を歩きます。
橋を渡って、有ったのが西山№4のポスト。
表面には米買分岐と描かれています。
左。こんな場所にカワガラスがいました。
右。貰った画像です。カワガラスが小魚を咥えています。
そして、小魚を呑み込み、飛び去りました。
カワガラスを目にしたところから、少し上流に来ました。
小魚の群を目にしました。
小鮎の群だろうか。
(11:51)
川沿いを歩きますが、足元が悪いところも有ります。
清流沿いの道です。
(12:12)
清滝歩道橋まで来ました。
赤い欄干の渡猿橋が見えます。
橋が見える場所に有ったトレイルコース図。
清滝
(12:16)
渡猿橋を渡ります。
橋のたもとに有ったポストは西山№1です。
と言う事は。ここ清滝が西山コースのスタート地点です。
錦雲渓
錦雲渓を歩き始めました。
(13:16)
ランチタイムを終えて出発します。
実は、この場所。ベンチやコンクリートのテーブルが有る場所でお昼を摂るのに、持って来いの場所でした。
少し遅い時間で昼食を始めましたが、錦雲渓でランチをするのに適地が有るのを知っていましたので、ここにするのを提案させて貰いました。
紅葉が盛りの時期ですと、ここの席の取り合いになったかもしれません。
でも、訪れる人が居なく、独占できました。
清滝沈下橋を渡って来る人たちが居ます。
お二人が渡り終えるのを待ちます。
この状態。
山で道を譲り合うのに似ています。
清滝川の左岸をさかのぼります。
(13:22)
美しい北山杉が並木になっています。
この先に清滝橋が有ります。
そして、その上流にダムが有ります。
それに小規模の発電所が有るみたいです。そして用水を取水していました。
(13:40)
高雄観光ホテルの横まで歩いてきました。
前方に見える朱の欄干。
高雄橋の欄干です。
ここを左に折れると神護寺に向かう石段があります。
高雄橋
右は高雄橋の上からの眺めです。
左は北山コースの№90ポストです。北山コースのポストは清滝の金鈴橋の脇に№94が有りました。
№94がラストの番号で、少しさかのぼってきました。
山城高雄バス停
(13:53)
高雄のバス停まで着ました。
みんなが待っているのはJRバスのバス停で山城高雄です。
右に停車しているのは京都市バスで、56分発ですが、京都駅までは行きません。
それに、JRバスは1時間に2本有るのですが、京都市バスは1時間に1本しか有りません。1本逃すと・・・・。
(14:12)
11分発のJRバスが、ほぼ定刻に現れました。
バスの車窓から。
バスが仁和寺の前を通過します。
その時に見えたのが仁王門の仁王です。
JR京都駅
(15:18)
バスが京都駅に着きました。
京の北部から駅まで1時間余りかかりました。
途中から均一区間に入りました。バス料金は520円でした。
1時間余り乗車して520円は安いかもしれません。
感想
前半は嵐山や嵯峨野の街歩き。「京おでん」に有り付けたのが良かったです。後半はガラッと代わって金鈴峡と錦雲渓の岸辺の道歩きでした。紅葉の時期は過ぎていましたが、渓谷美のコースを楽しめました。
今回のコースを2014年11月17日に名鉄のバスのバスツアーで行きました。その時は念仏寺近くの駐車場から高雄まで歩きました。
http://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/8dc63600f81eb26ade9efaf40fb05d4c
また、2011年12月3日には岐阜バスで逆コースを歩きました。
http://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/50121c4ecf77aaa859cf6e120f5eec84
いずれの時も清滝トンネルを歩いたので、六丁峠は通りませんでした。今回、改めて歩いてみて、愛宕街道が信仰の道であり、多くの信者が歩いたことと想像しました。
展望台からトロッコ列車が見えたり、六丁峠から保津峡下りの船が見えたのはラッキーでした。紅葉の時期は外れていましたが、ハイカーが少なく、静寂の渓谷を歩けました。
時間が経てば、記憶が薄くなっていきます。今回、嵯峨鳥居本街並み保存館の横で「おでん」を食べました。
たまたま、通りかがった時にやっていて、食べれました。時間が経って、記憶が薄くなっても、あの時「おでん」を食べたと言う記憶は残ります。
京都一周トレイル。昨年は第2回目で伏見稲荷から南禅寺まで歩きました。今年は渡月橋から高雄までです。色々のコースが有り、面白いと思います。次に、続きを歩いてみたいと思います。