岳友タンネの会で静岡の浜石岳へ行って来ました。今回はKオジサンの企画で、青春18キップを使って行く山行です。青春18キップを使った山行は山登りプラスαで小旅行気分が味わえます。
予めタクシーを予約して置きましたので、楽チン登山でした。列車の車窓から時々富士山が見えました。でも、浜石岳の山頂に到達した時は恥ずかしがってか雲に隠れていました。
<往 路> 那加駅(06:24) → 岐阜駅(06:34) 岐阜駅(06:37) → 蒲郡駅(07:41) 蒲郡駅(07:44)
→ 浜松駅(08:42) 浜松駅(08:51) → 静岡駅(10:02) 静岡駅(10:14) → 由比駅(10:35)
<コースタイム>由比駅 10:41 → 野外センター (10:58~11:05) → 浜石岳山頂 (11:38~12:23)(昼食)
→ 但沼分岐 12:53 → 立花池分岐 13:22 → 薩埵峠(14:50~15:16) → 由比駅 15:26
<復 路>由比駅(15:32) → 浜松駅(17:16) 浜松駅(17:23) → 豊橋駅(17:57) 豊橋駅(18:01)
→ 岐阜駅(19:19) 岐阜駅(20:09) → 那加駅(20:17) 仲間と岐阜駅の構内で夕食を摂りましたので、この列車となりました。
2006.12.24に青春18キップを使って浜石岳に登りました。その時は山頂から富士山が望めましたが、下山して来て、薩埵峠からは望めませんでした。
興津駅から由比駅までの間に薩埵峠が有ります。薩埵峠を2006.09.04。2007.12.15。2009.12.13と、3回歩いた事が有ります。その内で富士山の顔が見れたのは2007.12.15だけです。06年9月の時は時期的に無理だったです。09年12月は冬の時期でも望めませんでした。富士山に会えるのには運、不運が有ります。
今回のGPS軌跡図です。
(8:44)
浜松駅のプラットホームです。
静岡方面から列車が入ってきました。
この駅から折り返し運転となります。
既に行き先表示が静岡に変わっています。
5両編成の列車です。
JR東海の静岡支社管内の列車にはトイレの付いていない列車が有ります。
この列車がそれでした。
乗換え時間が9分でしてトイレに行って来る事が出来ました。
列車が天竜川の橋梁を渡っています。
車窓から、小さく富士山が見えました。
(10:11)
静岡駅で乗換えです。
静岡行きが到着した時、既に三島行きが反対側で待っていました。
車窓からの眺望。
清水駅を発車すると富士山が見えました。
車窓からの眺望。
列車が興津駅を出ました。
右の道路は国道1号線です。それに駿河湾の海が見えます。
高架橋の下をくぐりますが、東名高速が薩埵トンネルに入るところです。
(10:46)
由比駅から3台のタクシーに分乗しました。
予め、タクシーを予約しておいたのです。
㈱東明タクシーと言うタクシー会社。
(0543)-75-4321
タクシーはミカン畑の有る道を縫うように登ってくれました。
ドライバーが話してくれたのは、冬タイヤを履いていないと言うことです。浜石岳は年に3回ほど雪が降って積もる事があるそうです。でも、そうなった時は山への道は通行止めになるのだそうです。そんな状態になったら、下から自分の足で登るか、あきらめるしか有りません。
由比港沖に「ちきゅう」と言う船が停泊して作業をしていると教えてくれました。山から、その「ちきゆう」が見えました。ヤグラの有る特徴的な船でした。
(10:58)
野外センターに着きました。
ここまでの料金が1,810円でした。一人当たりすると600円ほどです。駅から時間を掛けて登って来る事を考えると、安いと言えるでしょう。
登り始めです。
檜林の中を歩き始めました。
若干、アップダウンが有りますが、歩き易い道です。
そんな檜林の中を歩きます。
(11:24)
指示標識の場所に出ました。
左に向かうと薩埵峠の方角で、右に向かうと浜石岳の山頂です。
檜林を歩いていて、前方にアンテナが見えだしました。
檜林から抜け出て、両側に雑草の繁る道を登っています。
山頂に到着です。
山頂は草原のようになっています。
(11:38)
センターからここまで30分余りで登って来れました。
山頂には多くの人が居ます。
それに若い人も見かけます。
山頂です。
富士山がドーンと正面に見えるはずでした。
でも、雲が掛かっています。
残念です。
山頂からの南西の眺望です。
盾を伏せたような形なのが日本平で、あの中に久能山があります。
その手前は清水港で、左が三保の松原の方角です。
山頂からの東側の眺望です。
手前の川が富士川で右側は富士川河口です。富士川が太平洋に注ぎ出しています。
富士川の先は田子の浦の製紙工業地帯です。
駿河湾の海岸線がハッキリしています。
その先が沼津市で、右に伊豆半島が連なっています。
富士山の裾野を引いています。尖った山は愛鷹山です。その向こうのデコボコは箱根の山々です。
浜石岳を後にする時間になりました。
山頂に来た時より、雲が上に上がったように感じます。
2006.12.24に浜石岳登りました。その時の画像です。
その時は富士山に会う事が出来ました。
それに、あの時は、今日ほど沢山の人が来ていませんでした。
アレから約10年が経ちました。浜石岳に人気が出て来たと言うことだろうか。
(12:23)
下山を開始しました。
山頂を後にします。
(12:32)
野外活動センターと薩埵峠へ向かうのとの分岐です。
左は先ほど上ってきた方角です。
下山していて、私たちがタクシーの車内で見かけた女性3人組とすれ違いました。
彼女達を見た時から1時間以上経っています。
お疲れさんと言う感じでした。
今日のKオジサンの後ろ姿です。
木製階段の道です。
ここを下りましたが、登りとなるとキツイだろうと思いました。
(12:53)
但沼への分岐です。
(13:22)
立花池への分岐です。
下山する道で立花池へ向かう道は複数有りました。
三角形の歩き方が出来るでしょう。
白いプレートが各所に設置してありました。
道に迷ったりすることは無いと思いました。
檜林の中を歩きます。
少し、アップダウンの箇所も有りました。
前方が明るくなりました。
檜が切り払われて明るくなったところに出てきました。
海が見える所まで下山して来ました。
(14:46)
薩埵峠に向かって横にスライドして行きます。
ミカン畑の中でミカンが実っています。
駿河湾に浮かぶ「ちきゅう」です。
ドライバーが教えてくれた船が見えました。
「ちきゅう」の部分をトリミングしてみました。
特徴の有るヤグラが見えます。
海底に向かってボーリングをしているのでしょう。
薩埵峠の駐車場とトイレの有る場所に来ました。
(14:50)
峠を歩くために杖が有ります。
それにミカンの無人販売も有ります。
でも、ミカンは完売でした。
薩埵峠の展望台まで来ました。
この場所の下をトンネルが通っています。
左は今日の様子です。富士山が見えません。
右は2007.12.15にカミさんと興津駅から由比駅へ歩いた時のものです。
駐車場方面へ戻ります。
(15:15)
予定では、薩埵峠からJR由比駅へ戻るのに徒歩でと、考えていました。しかし歩いて戻ると予定していた列車に乗れません。
予定の列車に乗るため携帯でタクシー会社へ、電話を入れました。
3台のタクシーが来てくれました。このタクシーを見た時はホッとしました。
次の列車に乗れば済む事なのですが、結果的には、暫くしてタクシーが来てくれて予定の列車に乗車できました。間に合ってヤレヤレでした。リーダーたるもの。的確に判断せねばと思いました。
(15:26)
由比駅に着きました。
列車の時間には少し余裕があります。
由比駅に戻って来ました。
左は駅の横のテント。
JR東海の「さわやかウオーキング」のゴール地点となっているのでした。もう、店仕舞いの時間を向かえ、片付けにかっています。
右は朝、由比駅に着いた時に撮ったものです。
「さわやかウオーキング」をやっているなとは、判ったのですが、どの区間をウオーキングしているかは判りませんでした。後から検索してみて、興津駅から由比駅までの区間だという事が判りました。
タクシーのドライバーが話していましたが、さわやかウオーキングをやっている時間帯はタクシーを捕まえるのが難しかったみたいです。
沢山の人があのコースを歩いたのでしょう。それで無人のミカン販売がカラになっていました。
(15:32)
15時32分発の浜松行きが入線してきました。
(17:17)
列車が浜松駅に着きました。
ホームの向かい側に豊橋行きが待って居ます。
リーダーの大役を果たせて、ヤレヤレでした。
■野外センターからは30分余りで山頂へ到達しました。下山は薩埵峠に下りたのですが、この道は少々アップダウンのある下山道でした。
■浜石岳の山頂は広い草原でした。それに沢山の人が訪れていました。若い人も多かったです。改めては浜石岳は人気が有る山だと感じました。
■青春18キップを使っての山行でした。青春18キップの利点は安価で目的地の山へ行ける事です。今回はスタートとゴールが同じ場所であるJR由比駅でした。列車の旅は目的地まで時間が掛かりますが、寝て行ったり、仲間とお喋りして行ったりと自由な行動が出来ます。
■18キップを使っての山行は山登りと列車の旅がプラスαで楽しめます。列車好きなら苦にならないでしょう。逆に苦手の人には苦痛かも知れません。でも、車窓から富士山が望めたりすると言う好い点があります。
■今回のメンバーは9名でした。手持ちの18キップが4枚残りで、5枚分を追加で購入しました。タクシーが3台。3人づつ乗車しました。9人と言う人数が良かったです。