Kオジサンの新・山歩きの記

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北アルプス   五 龍 岳 (2,814.0m)    (第二日)

2018-08-02 23:02:15 | 弐水会

二日目は五龍岳に登ることになっていまして早朝、4時に山荘の玄関に集合でした。
3時頃に目が覚めていました。山荘の廊下に灯りはついていましたが、仕度をするのに部屋の照明をつけようとしたのですが、つかなかったです。エンジンを動かして発電しているのでしょう。それで、最低限の電源になっていたのだと思います。
準備をして玄関へ出ました。玄関の辺りは真っ暗で、ヘッドランプが頼りでした。
漆黒の闇から段々と変化していく。
そんな状況の中、山頂を目指しました。

巨大な三角形
弐水会で2016年に唐松山荘に泊まり唐松岳に登りました。2017年は一の越山荘に泊まり立山の縦走で雄山、大汝山、真砂岳、別山へと辿りました。そして、2018年は五龍山荘に泊まり五龍岳に登りました。
アノ時、唐松岳から五龍岳が見えましたし、今年は五龍から唐松が望めます。
昨年、立山から唐松や五龍はガスで全く見えませんでした。でも、今年は五龍の頂上から唐松も立山も見えました。
こうして登って、三山の頂上に立つ事が出来ました。言うならば3年間で巨大な三角形を描けたのです。
山頂に立って眺望が利くか利かないかは運、不運が有ります。
今回、槍ヶ岳や富士山を望めたのは、回顧でき、ラッキーな事だったと思いました。


五龍山荘の玄関

(03:50)
山荘の前は真っ暗です。
4時が集合時間でしたが、集合時間前に揃いました。
出発します。




歩き始めると、空の色が変わってきました。





(04:10)
こちらは北方で唐松岳の方向です。
右が東方で、空が白くなって来ました。
右下の灯りは五龍山荘のものです。
前方の山の山頂近くの灯り。
アノ灯りは唐松山荘の光です。




(04:24)
時間が経ち明るくなってきました。
上と同じ唐松山荘方面です。
わずかな光ですが、あの光が唐松山荘である事が分かります。




岩場を登って行きます。




(04:38)
明るくなっていく東方。




(04:40)
朝の光に映える五龍岳。




(04:44)
道が険しくなってきました。






(05:01)
一点の光が、大きな光へと変わって行きます。
そして、周囲全体が明るくなって行きます。







(05:01)
こちらは五龍の西側。
立山方面です。
一番右は剱岳。
左が立山で、右に雄山、大汝山、真砂岳、別山と順番に並んでいます。





(05:03)
アノ場所が山頂です。
頂上を目指します。


五龍岳頂上

(05:09)
頂上に到達しました。
東方から朝日が射します。
Tサンが「弐水会バンザイ」と唱え、皆が唱和しました。
頂上に到達して、朝日を拝み、感激の瞬間でした。

この場所に立てる幸せ。
グッと来るものがありました。




(05:17)
南の方角です。
鹿島槍ヶ岳方面。
左が北峰で右が南峰です。
そして、その右に槍ヶ岳が見えます。





(05:22)
下山です。
山頂に5時15分頃まで居て、下山を始めました。




岩の割れ目から顔を出している花です。
チシマギキョウではなかろうか。
こんな条件の悪い場所で良く咲くなと言う感じがします。




(05:35)
下山して行きます。




オバちゃん4人組です。
新潟県の燕市から来たと言っていました。

4人の仲間同士。
下山して来て、山荘の前でハイタッチしていました。
山に登ったという達成感でしょう。




(06:25)
五龍山荘が目前の所まで下山して来ました。




山荘へ戻って来ました。





(06:26)
山荘から振返りました。
今、登ってきた五龍岳が望めます。



山小屋の朝食

山荘での朝食です。
食堂には私達だけしか居ません。
他のグループは朝食を終えていたのでしょう。
私たちが最後の朝食だと思いました。


下山を開始

(07:14)
五龍山荘を出発します。





(07:22)
白岳の山頂付近です。






朝、五龍へ登る時に見えた唐松。
あの時より、真近かに見え、どっしりとした感じがします。
唐松岳に向う道筋がハッキリと判ります。




白岳を過ぎました。
これからが本格的な下り道になります。




左の花。
至仏山で見かけたジョウシュウアズマギクに似ています。図鑑にはミヤマアズマギクとなつています。アズマギクに間違いが無いでしょう。
右の花。ミヤマタンポポだろうか。





(07:30)
下山していて、眼を右に向けました。
早朝に登ってきた五龍岳。そして五龍山荘が見えます。





岩場のところを通過して行きます。
この先、下山して行くコースが見えます。





眼を遠方に転ずれば・・・・。
八ヶ岳方面。
その右側に頭を出した富士山。
その右が南アルプス。
遠方の山々の展望が広がります。




(08:06)
再び、鎖の場所に差し掛かりました。
上の鎖場と下の鎖場と呼べば良いのだろうか。
こちらは下の鎖場です。





(08:23)
これから進んで行く登山道がハッキリ見えます。
下って、また登る。
そう言う場所です。





(10:03)
前方に小山が見えます。
中遠見山です。





(10:13)
後ろを振返りました。
左の山が五龍岳です。
雲の右側。アノ場所が山荘の場所です。




こちらは鹿島槍ヶ岳です。
朝、見かけたときの姿は北峰と南峰が見えましたが、正面から望むと、単独峰の形となっています。
巨大な雪渓です。
雪解けのザーザーと言う音が下から上がって来ていました。




(10:37)
またまた、小高い山に差し掛かります。
アノ山が小遠見山です。
山頂に居る人が確認できました。
山頂へ寄らずに迂回路を辿りました。





小遠見山と五龍岳へ向うのと分かれるポイント。
ここまで下山して来ました。




(10:55)
比較的、歩き易い場所まで来ました。
この辺り。
小遠見山までは、比較的イージーに登る事が出来ます。




ブナ林か。
良い雰囲気の場所です。




(11:57)
リフトの頂上駅が見える場所まで下山して来ました。




二人でリフトに乗りました。




(12:14)
リフトを降り、ゴンドラのアルプス平駅に向かいます。
この辺りは高山植物園になっています。





(12:26)
テレキャビンに乗りました。
ゴンドラが一気に下って行きます。
暑くなってきました。
下界へ下りてきた。
そんな気がしました。


道の駅 白馬

下山して来て最初に寄ったのが、「龍神の湯」。白馬龍神温泉です。
この温泉、オープンしてまだ日が浅いのか新しかったです。
ここで山に登った時の汗を流しました。
温泉に浸かって道の駅で昼食を取る。
そして、バスが15時に道の駅を出発すると知らされました。
出発まで約2時間有ります。
温泉にじっくり浸りたい人は温泉でゆっくりする。
早く昼食にありつきたい人は、サッサと温泉を切り上げて道の駅に向かう。
自由に行動できる時間帯となりました。

道の駅白馬で遅めの昼食でした。
皆が蕎麦を一斉に注文したのでしょう。
食券の自動販売機では、どれも売り切れを現していました。
そんな状況であっても、しばらくしてから蕎麦の注文が可能となりました。
蕎麦を打っていて、打った在庫が切れたのかも知れません。



感想
高い山に登った後には充実感や満足感に浸れます。
今回の五龍岳。
長い遠見尾根を辿りました。キツい思いをして登るとそんな感情が一層高まります。
色々の花を愛でる事が出来ました。
それに、山行中に見えた山々。
東方の妙高や雨飾山を同定できませんでしたが、富士山や槍ヶ岳が見えたのが良かったです。
山頂から日本海の海岸線も見えました。
ここの位置が、もう直ぐ日本海だと知りました。
登ってみて、色々の事を知れる事が面白いです。



最後に
10年07月05日
に名鉄のバスハイキングに参加して小遠見山に登りました。
そして15年8月10日に「各務原歩こう会」の8月例会で小遠見山へ登りました。
北アルプスの山    小 遠 見 山 (2,007.0m)  - Kオジサンの新・山歩きの記 (goo.ne.jp)
ハイキングで行けるのは小遠見山までで、それより先は本格的な山登りとなります。
過去2回のハイキングで小遠見山まで登り、今回。本格的な山登りで五龍岳へ行ってくることが出来ました。
3度目の正直。そんな感じがします。


各務原からバスで4時間余りで行ける北アルプス。
地の利に恵まれ、有り難いたいと思います。
また、今回のように1泊の山行に骨折って貰える。
会長がバスの予約や山小屋の手配をして貰えました。
会長は昭和13年4月生まれで80歳になります。
今回のように連れて来て貰えて感謝です。
それに、荷が多過ぎて疲れた人の荷を持つ人が居ました。また、足が攣った人のサポートをする人も居ました。
弐水会は良い会です。

 

コメント
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