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kオジサンの中山道旅日記 その4 JR柏原駅から近江鉄道豊郷駅 まで

2018-03-07 23:50:29 | Kオジサンの中山道旅日記 

3月7日(水) 晴 JR柏原駅から近江鉄道豊郷駅

第4回で、前回の続きです。今回から滋賀県を歩きす。柏原宿から醒井宿、番場宿、鳥居本宿、高宮宿を経て近江鉄道の豊郷駅までを歩きました。計画では愛知川宿まで歩く予定でしたが、途中、道を間違えてしまいロスが生じました。近江鉄道の電車は1時間に1本しかないので近江鉄道の豊郷駅で終りにしました。
今回歩いたのは米原市の柏原宿、醒ヶ井宿、番場宿と彦根市の鳥居本宿、高宮宿です。自治体に寄って、中山道に対する取り組みの温度差を感じました。


近江歴史回廊 宿駅散策 近江中山道中絵巻①②より引用しました。

JR柏原駅  ― 柏原宿本陣跡  ― 柏原宿歴史館  ― 柏原の一里塚跡 ― 
小川の関跡 ― 
一色の一里塚跡 ― 醒井宿東入口 ― 井醒の清水 ― 
醒井宿問屋跡 ― 一類孤魂等衆の碑 
― 久禮の一里塚跡  ― 番場宿本陣跡  ―
 蓮華寺  ― 中山道道標 ― 磨(摺)針の一里塚跡 ― 
磨(摺)針峠 ― 
中山道モニュメント  ― 赤玉神教丸 ― 鳥居本宿本陣跡 ― 鳥居本宿交流館さんあか
 ― 
中山道道標 ― 小野小町塚 ― 天寧寺石碑  ― 高宮神社  ― 高宮宿本陣跡
― 
むちん橋地蔵尊  ― 中山道モニュメント ― 豊郷小学校 ― 近江鉄道豊郷駅   





参考書籍と資料。
学研の近江路をゆく 柏原宿~三条大橋を参考にしました。
右は近江歴史回廊 宿駅散策 近江中山道中絵巻①②です。



(8:40)
前回、終りとしたJR柏原駅に降り立ちました。
駅前から見える伊吹山です。
雪の量が減っています。




JR柏原駅で下車したのは私と、このお二人です。
刈谷駅から乗ってきたと言っていました。ICカードで来たのですが、 JR柏原駅はICカードが利用できる範囲外であり、現金を払って料金精算をしていました。
登山姿です。
霊仙山に登るのですかと聞いたら、清滝山だと言っていました。



柏原宿

(8:41)
駅から柏原宿へ歩いてきました。
宿場町の雰囲気が有る街道です。





柏原宿の説明板。
長い宿場町です。





高札場の跡です。




伊吹もぐさ亀屋佐京商店。
かつては何軒かもぐさ屋が有ったようですが、今では、この店だけとなりました。



柏原宿歴史館。

(8:52)
柏原宿歴史館。
先を急ぐので入館しませんでした。




今日のKオジサンの後ろ姿です。





「やくし道」道標。
立派な道標です。霊験が有った薬師への道標と書いて有ります。





宿場の西の方です。
ポケットパークのような場所。





柏原地区街なみ環境整備事業の説明板です。
平成16年度から25粘土に掛けて実施したと有ります。
家屋のビフォーとアフターが載っています。
街道らしい雰囲気の有る宿場町だと思いましたが、一緒に電柱の地中化も実施すれば・・・と思いました。





宿場の表札。
造り酒屋とか年寄。色々有ります。艾屋と言うのが有りますが、「よもぎ屋かもぐさ屋」です。
柏原宿では、伊吹もぐさを名物として販売し、全盛期には10軒ほどのもぐさ屋が軒を並べていたようです。それが今では1軒だけになりました。



(9:04)
柏原宿の西の外れ。
柏原の一里塚跡です。





宿場の外れ。
松の大木が有り、街道らしさを出しています。




工場の日陰には雪が残っています。
柏原宿の道の真ん中に融雪装置が有りました。
もともと、雪深い地域なのでしょう。




(9:37)
街道らしさが有る松並木。
この左側はラブホテルです。





国道21号線に出ました。
大きな石碑に中山道と刻まれています。
左となっており、道なりに進みます。




(9:52)
米原市の一色と言う集落に入って来ました。





民家のウメ。
もう直ぐ満開と言う状態です。




ここは一色の一里塚跡です。


醒井宿

醒井宿の入口に来ました。
石碑が設置して有ります。
右側は「中山道分間延絵図」の醒井宿の部分です。




(10:02)
醒井宿に入ってきました。





居醒の清水です。
地蔵川の水源となっている場所で、清水がコンコンと湧き出ています。
この場所の南に霊仙山が有ります。その山は石灰岩が露出した山です。ですからこの水は石灰台地の下を通ってきた水が地表に現れたものです。
醒井の地蔵川の名は知っていましたが、このような状態になっているとは知りませんでした。

JR醒ヶ井駅の斜め前に「醒井水の宿駅」が有ります。
このように水に恵まれた場所だから「水」付したのでしょう。
JRの駅は醒ヶ井駅で、ヶが入っていますが、醒井宿はヶが入っていません。





米原市醒井宿資料館。
醒井宿問屋場の標識が設置して有ります。




(10:30)
醒井宿を出て、国道21号線に来ました。
道路脇に「一類孤魂等衆」の碑がありました。





中山道を西に歩いていました。
踏み切りの警報機が鳴っていたので、少し、寄り道をしました。
米原行きの普通列車です。



樋口と言う集落です。
この先に信号機が有りました。
国道21号線を横断しました。





(11:03)
北陸自動車道の下を通過しました。
前方に見えるのが久禮の一里塚跡です。
中山道が右奥に向かっています。



番場宿

番場宿に入ってきました。ポケットパークのような場所です。
ここにも「中山道分間延絵図」が有ります。
この絵図は番場宿のものでしょう。

番場宿と言えば「番場の忠太郎」です。
この宿場に忠太郎地蔵が有ります。
歩いて行けば忠太郎地蔵は判るだろうと思っていました。
忠太郎地蔵があるのが蓮華寺でした。蓮華寺へ行ったのですが、地蔵を見つける事が出来ませんでした。
長谷川伸の「番場の忠太郎」に纏わるだろう、忠太郎地蔵。
見たかったです。




(11:15)
広い街道です。
番場宿の中でも中心部なのでしょう。





脇本陣跡や問屋場跡の石碑が設置して有ります。






(11:41)
個人のおウチなのですが、番場宿の幟旗が立てて有ります。






番場宿のハズレまで歩いてきました。
登りの道になります。
この先が小磨(摺)針峠になります。




(12:12)
中山道の石碑が2本あります。
ここで、道が右にカーブしていて、そちらに向かわなければならないのに、左の方に向かってしまいました。





(12:49)
石柱が2本ある場所に戻って来ました。

峠で、道がヘアピンカーブのように曲がるのですが、名神の下を通り、行けども行けどもカーブが現れませんでした。
おかしいと思いました。そして、間違って来てしまった事に気付きました。名神の下を通った時におかしいと気付かなければなりませんでした。
結局、中山の処分場よりも先まで行きました。
往復40分程の時間を無駄にしました。





(12:53)
石碑の有る分岐から坂を登ってきました。
磨(摺)針の一里塚です。





(摺)針峠への登り坂です。




(13:18)
磨(摺)針峠からの下り道です。
車道から離れて山道を下ります。
今の時期だから良いようなものの、夏の時期なら雑草が繁っている事と思います。
それにゴミが散乱していました。



(13:26)
峠から下りてきて国道8号線へ出ました。
そして、直ぐに橋を渡り国道から分かれ、街道である中山道となりました。
鳥居本宿の入口となり、歓迎のモニュメントが迎えてくれます。


鳥居本宿

鳥居本の宿場に入ってきました。





赤玉 神教丸。古くから有る薬商です。
江戸時代の旅人がこの店で薬を買ったのでしょう。
反対側の入口にもノレンが下がっていました。
そして、処方せん受付のプレートが下がってました。
今も薬商を営んでいました。




(13:37)
合羽所「木綿屋」。
旅人が道中の途中に合羽を買い求めたと有ります。
それに、この鳥居本宿に合羽所が15軒有ったと書いて有ります。
合羽所「松屋」の説明板には1970年代に終焉を迎えたと書いて有ります。



(13:41)
鳥居本宿交流館 さんあか。




「さんあか」の館内に入ってみました。
三つのレッドを見て、「さんあか」の意味が判りました。
赤玉レッドの横の写真は昨年の街道祭りの時のものでした。





鳥居本宿に有った説明板です。
設置してから時間が経っているのでしょう。字が欠落した説明板も有りました。




中山道道標です。
彦根に向かう道の分岐点です。





(13:55)
鳥居本宿のハズレに来ました。
前方を新幹線が走って行きます。




彦根市小野町にある小野小町塚です。





(14:40)
地蔵町と言うのか、彦根市旭森地区に入って来ました。




高宮宿

(15:09)
高宮宿の中に入ってきました。
曲がりくねった道。
街道らしさがあります。





ズラーと並んだ提灯。
提灯屋です。
古くから営んでいるのでしょう。提灯製造 馬場と書かれています。




(15:14)
ここから多賀大社に向かう分岐点となった場所。多賀大社一之鳥居です。
多賀大社の大きな鳥居の足の部分です。




高宮宿の説明板が設置してありました。




犬上川に架かる発見された地蔵を祀っているお堂です。
川を渡るのに渡し舟や橋が有り、通行料を徴収していました。
この橋は徴収しなかったので「むちんはし」と呼ばれます。





(15:39)
中山道の西の端。
また おいでやのモニュメントで、旅人のブロンズ像が乗っています。




豊郷町に入って来ました。
豊郷小学校の正門からです。




(16:07)
奥に見えるのが近江鉄道の豊郷駅です。
愛知川駅まで行く予定でしたが、電車が1時間に1本しかなく、本日はここで打ち切りにしました。




豊郷駅コミニティハウスと描かれています。
この駅。乗車券の販売が先月末で終り、無人駅状態となっていました。




(16:29)
16時28分発の米原行きの普通電車が入線してきました。




歩いた後の歩数から歩く前の歩数を引くと、40,878歩となります。
距離は33.1kmとなっていすが、歩き出す前と歩いた後の距離を差し引いても30kmは歩いています。




知る面白さ
柏原宿では艾屋と言う表札を目にしました。調べましたら「もぐさ屋」と読む様です。そんな店が隆盛期には10軒も有ったようです。それが今では1軒となりました。鳥居本宿では合羽所と言って、合羽所が15軒有ったと書いて有りました。それがナイロンの出現に寄り、廃業を余儀なくされたと有りました。旅人が買い求めたのが縞の合羽なのか。大八車を覆うシート状の物も作ったようです。もぐさや合羽の衰退。色々と勉強になりました。

道を間違えました
磨(摺)針峠の手前の道標の場所。右に向かわなければならない所を左に向かってしまいました。ヘヤピンカーブになるとは思っていたのですが、行けども行けどもヘヤピンカーブが現れず、道を間違えた事に気付きました。事前にシッカリと押さえて置かなければと反省です。

今日の経費
JR那加駅からJR柏原駅まで 760円
パン   100円
カップ麺 108円
豊郷駅から彦根駅 450円
JR彦根駅からJR那加駅   1,140円
          合 計    2,558円


kオジサンの中山道旅日記  その5  
3月28日(水) 晴 近江鉄道豊郷駅からJR守山駅  へ

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