弐水会で不破郡垂井町の菩提山に行ってきました。
今月も会長が欠席でした。それで、ピンチヒッターをKサンが務め、Hサンは補佐役でした。会長が不在でも会長の代わりを務める人が居る。また、その人を支えてる人が居る。これが会のまとまりだと思います。今回も楽しく山行する事が出来ました。
菩提山は垂井町の北部に位置する低山です。戦国時代には、お城が有った山で今でも城跡が残っています。秀吉の軍師を務めた竹中半兵衛重治が城主の時代がありました。時が移りその子の重門が城主となった時も有りました。
垂井町を中仙道が通過している事や合戦が有った関が原に近いなど、重要な城で有ったのでしょう。今はハイキングコースが整備されていて、比較的歩き易い山でした。
今回のコース地図です。
計画では明神山まで行く予定でしたが、倒木が有り、歩き難い山でした。それに、時間がオーバー。
明神山石の鳥居から引き換えしました。
車を停めたのが観光駐車場です。
駐車場から歩き始めました。
竹中氏陣屋跡。半兵衛の息子、重門(しげかど)が作りました。
陣屋の建物は無くなっていますが、入口の門や石垣(いしがき)などが残っています。
ここの南に菁莪(セイガ)記念館があり、竹中家関係を中心に岩手地区ゆかりの資料が展示してありました。
この建物にトイレが備わっていました。
これからハイキングコースを歩く。そう言う人たちのための配慮でしょう。
これから登る菩提山の方向です。
高圧線の鉄塔が山頂の方角であり、武将の幟旗が立っていたと、Hサンが話していました。
戦国時代に城が有った場所であり、戦国時代の城址の雰囲気を高めようとしたのでしょう。
登山口に向かってアスファルト道を歩いています。
前方を貨物列車が通過して行きます。
東海道線の下り線で貨物列車や特急列車の専用線になっています。
踏切から東海道線の下り線を眺めました。
もともと、この線路は東海道線が垂井から関ケ原へ向かうのに、勾配がキツイので、それを避けるため設けられた線路です。この先にトンネルが有り、トンネルからこちらに向かっては登り勾配が見た目でも判りました。
かつては蒸気機関車で関ケ原越えをしていたのだけれど、今は電気機関車や電車の時代です。楽々登れるのではなかろうか。
白山神社からの登りとなっています。
その場所に設置してあったハイキングコース案内図です。
何箇所も指示標識が設置して有ります。
木製の階段の箇所も有ります。
ここは分岐。
右に向かうと明神湖に行きます。
城址の山頂に到達です。
双眼鏡が設置してあり、硬貨を投入しなくても自由に見る事が出来ます。
山頂からの眺望です。
弧を描くように建設された下り線の線路が見えます。
頂上から見える反対側の眺望です。
残雪の伊吹山が見えました。
今だから伊吹山が見えますが、葉が繁ると見えなくなります。
できる事なら眺望を良くして貰いたいと思います。
山頂を後にして明神山に向かいます。
この辺り。
左が天然林で右が人工林です。
右側に見える山。
アノ山辺りが明神山なのでしょう。
道路が有り、白いガードレールが見えました。
倒木が何本も有り、行くてを阻みます。
石の鳥居が有り、この場所はピークとなっています。
鳥居の場所に適度な場所があり、ここで昼食を取る事にしました。
鳥居の有る場所から、明神山までは時間が掛かりすぎると言うことから、この場所から撤退です。
石柱に大正九年と彫って有ります。
今のように重機の無い時代です。
ミコシを担ぐように運び上げたのではと思います。
若者が掛け声を挙げ、担ぎ上げるシーンが想像できます。
城址に戻って来ました。
明神山に行く時には気がつかなかった指示標識。
城址からの眺めです。
左下の白い建物が岩手小学校。それに校庭です。隣の青い屋根は保育園でした。ここに上って来る時、園児が手を振ってくれました。
遠くに垂井の町が見えます。
左の方に見える川が相川で、もう直ぐ堤防の桜が満開になります。
霞んでいて、判りづらいですが、カーブして来る新幹線も見えます。
下山して行きます。
指示標識のある箇所。
ここで、左に折れてダムの方に向かいます。
急な檜林の中です。
下山するのだから良いのですが、逆に登るとなると息が切れるでしよう。
この辺りも急登です。
九十九折れのコースになっています。
ダムの堰堤が見える場所まで来ました。
堰堤からの眺望です。
眼下に垂井町の谷集落が見えますが、遠くは霞んでいます。
ダム堰堤の会談を降りて行きます。
このダム。不破北部防災ダムと言う名です。
ロックフィルダムだと思います。
明神湖に飲料水となる湖なのでボートを浮かべたりする行為を禁じていました。
防災の目的だけでなく、生活用水として活用しているのでしよう。
堰堤から降りてきて、上を見上げました。
大きなロックフィルダムです。
岩手川に沿って歩きます。
民家のウメ。
満開となり、香りを放っていました。
消防団の倉庫みたいな建物。
過ぎた時代のモノとなってしまいましたが、特徴を捉え上手く描けています。
竹中家の菩提寺である禅幢寺に寄ります。
境内に竹中半兵衛の墓がありました。
東海道線の下り線です。
線路の下を通過します。
このシーンで、列車が映せると良いタイミングですが、列車の本数が少なく映せません。
観光駐車場まで戻って来ました。
この後、女性から声が出ていた垂井町のグルマンに寄りました。
私はマドレーヌとプリンを買ってきたのですが、濃厚な味のプリンで美味しかったです。
感想
久し振りの山登りでした。
登り始めはキツく息が切れました。菩提山はハイキングコースとして整備され、良い山でした。それに、竹中半兵衛らの歴史を学ぶ事が出来ました。
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