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新緑の奥美濃  ホハレ峠 (814m) 

2015-05-06 23:57:58 | ミツルのテントサイト

ミツルのテントサイト(http://www.photobb.net/bbs.cgi?id=58584)の仲間とホハレ峠へ行ってきました。ミツルのテントサイトに参加するのは何ヶ月ぶりなのだろう。久し振りの参加です。
向かった先は旧坂内村と旧徳山村の境のホハレ峠です。ホハレと、珍しい名ですが、「頬が腫れる」が、ホハレに変化したのだそうです。昔、峠を越えるのに急な峠で苦しく、頬が腫れた事が有ったのでしょうか。

奥美濃にある徳山湖は、ダムによってできた人造湖であり、その下には徳山村一村が丸ごと沈んでいます。徳山村の西端奥、門入(カドニュウ)(黒谷の少し上辺り)は水没を免れ、一部は今でも、冬季以外に限って定住している人も居るようです。ダム側からは道が付いていない。湖の奥にある門入集落へは、湖上をフェリーで行くか、西側の旧坂内村からホハレ峠越えで黒谷へ下るかの二つしか有ません。フェリーは公共工事専用らしく、一般人は乗れない。となると、門入の住人も含めて、そこへはホハレ峠越えでしか行く手立ては無いのです。湖を運行するフェリーが有りますが、漫才で有った地下鉄を何処から入れたの言葉では無いですが、フェリーをどのようにして浮かべたのだろうと思ってしまいます。

徳山ダム湖に浮かぶフェリー。
昨年、若丸山へ向かう時に見えました。


ホハレ林道

まだ、アスファルト舗装がして有る道路を走行しています。しばらくすると集中豪雨でアスファルトがえぐれてしまった箇所に差し掛かり、ダートの道となります。
4輪駆動でないと登って行けないような部分の有る道路でした。




廃墟検索地図より引用
http://haikyo.crap.jp/s/615.html
赤丸のところがお地蔵さんの有る場所だと思います。地図では東に移動した場所でマークが付いており、ホハレ峠となっていて、814mと表示しています。



こちらは峠でお地蔵さんの有るところです。
峠から下っていく準備をします。
このポイントは地図上の峠と表示しているところと異なると思いますが、800mほどの標高から下って行きます。


出発。
峠から下って行きます。




谷を下って行きますが、底に残雪が見えます。




Vの字の形をした谷。
反対側を歩く人が同じ高さで見えます。




春の花が沢山咲いています。
花に向かってカメラを向けます。



すり鉢のような斜面を通過して行きます。



渓流まで下山して来ました。
足元にはニリンソウが群落となっています。



滝が有ります。
地図には滝の記号が着いています。




ホハレ峠から1時間半ほど下ってきました。
平らな場所の有るところでランチを始めます。



皆さんから出された食料。
上の左はSAWAさんのアサリ飯。右はBOGGYさんのチャーハンです
下の左は皆さんから戴いたもので、中央はkatakuriさんの朴葉すし。右はSAWAさんからのさくらんぼです。
自宅にさくらんぼが成る木が有ったり、朴葉の木が有ったりと凄いですね。
お腹が一杯に成りました。


谷の向こう側にニホンカモシカが現れ斜面を凄い速さで駆け登りました。
4本足で登って行きましたが、素早い行動でした。
そして、樹間からこちらを眺めていたのです。
右はピンボケですが、トリミングしてみました。



みんなの視線がニホンカモシカに向かいます。



ランチタイムを終え、山葵の収穫です。



自然の恵みの山葵。
私も摘み取りました。
そして、調理法をkatakuriさんから聞きました。



黒谷の方向から男性が1人で登ってきました。



BOGGYさんがコピーして来た地図を広げ、男性に現在地を教えて貰っていました。
滝を過ぎ、この先に川が合流する地点があります。
その中間あたりなのでしょう。



昼食の時間を終わらせ、峠へ戻りに掛かります。

黒谷から登って来た男性の背中です。
男性は元々は徳山に住んでいて、本巣市に移り住んでいるのだそうです。
時々、山菜を摘みに来ていると話しました。
峠に迎えが来てくれるとか話していました。かつて他所の地域は炭焼きをやっていたが、門入の人たちは木挽きをやっていて、炭焼きはやっていなかったと語りました。このような事が聞けたのも、この場所に来れたからこそです。






帰路。
このように木を渡し、歩き易くしてある場所も有りました。




雪崩で土が抉り取られたような道。
慎重に歩いていきます。



足場の悪い登山道を越えて後ろを振り返りますと後続部隊が続いてきます。




休憩場所を取れるところで一休みします。




またまた、足場の悪いところに差し掛かりました。




だいぶ、高度が上がってきました。
この辺りは歩き易い登山道です。




ホハレ峠まで、あと一歩と言う所まで上がってきました。




ホハレ峠まで戻ってきました。




ホハレ峠のお地蔵さん。
歳月が流れお地蔵さんの姿が見えないような状態になってきました。
何時頃、このお地蔵さんが安置されたのでしょう。
ず~とこの峠を行き交う人々を見守ってきた事と思います。




沢山の花々

スミレサイシン。




キクザキイチゲ。




イカリソウ。




ミヤマカタバミ。




ニリンソウ。
群生しています。



ルイヨウボタン。




サンカヨウ。




ハシリドコロ。
このハシリドコロの名は知りませんでした。同行した誰かにハシリドコロだと教えて貰いました。その時に、毒が有ると聞きました。




ユキザサ。
やっと出番でと言った感じです。


今回は、ミツルのテントサイトに参加させて貰ったと言うよりも、連れて行って貰ったと言うのが正確かも知れません。旧坂内村のホハレ林道は道が悪く、普通の車ではいけないような所です。ホハレ峠が旧徳山村と旧坂内村との境であることを知りませんでした。今回歩いてみて、かつての徳山村を知る事が出来ました。

峠から下り、再び峠に戻ってくる。
とても沢山の花々に会えました。それに、ニホンカモシカにも会えました。多くの花々に会える時期。今が一番好い時かも知れません。
一緒させて貰った仲間に感謝です。


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2 コメント

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Unknown (カッペ)
2015-05-09 20:04:56
ホハレ峠は昨年に続いて二回目でしたが、少し日程が違うだけで、まったく違う谷筋でした。
サイハイランがあれだけあるとは、想像もしませんでした。
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ホハレ峠 (Kオジサン)
2015-05-10 20:03:12
久し振りに、ミツルのテントサイトに参加させて貰いました。

ホハレ峠を知りませんでした。
下から登って来た男性の登場。
色々と聞きまして、あの峠を行き交う交流が有ったことが判りました。
こんな、発見も山の面白さです。

色々の花にも会えました。


良い山行でした。
有難うございました。
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