二日目は五龍岳に登ることになっていまして早朝、4時に山荘の玄関に集合でした。
3時頃に目が覚めていました。山荘の廊下に灯りはついていましたが、仕度をするのに部屋の照明をつけようとしたのですが、つかなかったです。エンジンを動かして発電しているのでしょう。それで、最低限の電源になっていたのだと思います。
準備をして玄関へ出ました。玄関の辺りは真っ暗で、ヘッドランプが頼りでした。
漆黒の闇から段々と変化していく。
そんな状況の中、山頂を目指しました。
巨大な三角形
弐水会で2016年に唐松山荘に泊まり唐松岳に登りました。2017年は一の越山荘に泊まり立山の縦走で雄山、大汝山、真砂岳、別山へと辿りました。そして、2018年は五龍山荘に泊まり五龍岳に登りました。
アノ時、唐松岳から五龍岳が見えましたし、今年は五龍から唐松が望めます。
昨年、立山から唐松や五龍はガスで全く見えませんでした。でも、今年は五龍の頂上から唐松も立山も見えました。
こうして登って、三山の頂上に立つ事が出来ました。言うならば3年間で巨大な三角形を描けたのです。
山頂に立って眺望が利くか利かないかは運、不運が有ります。
今回、槍ヶ岳や富士山を望めたのは、回顧でき、ラッキーな事だったと思いました。
五龍山荘の玄関
(03:50)
山荘の前は真っ暗です。
4時が集合時間でしたが、集合時間前に揃いました。
出発します。
歩き始めると、空の色が変わってきました。
(04:10)
こちらは北方で唐松岳の方向です。
右が東方で、空が白くなって来ました。
右下の灯りは五龍山荘のものです。
前方の山の山頂近くの灯り。
アノ灯りは唐松山荘の光です。
(04:24)
時間が経ち明るくなってきました。
上と同じ唐松山荘方面です。
わずかな光ですが、あの光が唐松山荘である事が分かります。
岩場を登って行きます。
(04:38)
明るくなっていく東方。
(04:40)
朝の光に映える五龍岳。
(04:44)
道が険しくなってきました。
(05:01)
一点の光が、大きな光へと変わって行きます。
そして、周囲全体が明るくなって行きます。
(05:01)
こちらは五龍の西側。
立山方面です。
一番右は剱岳。
左が立山で、右に雄山、大汝山、真砂岳、別山と順番に並んでいます。
(05:03)
アノ場所が山頂です。
頂上を目指します。
五龍岳頂上
(05:09)
頂上に到達しました。
東方から朝日が射します。
Tサンが「弐水会バンザイ」と唱え、皆が唱和しました。
頂上に到達して、朝日を拝み、感激の瞬間でした。
この場所に立てる幸せ。
グッと来るものがありました。
(05:17)
南の方角です。
鹿島槍ヶ岳方面。
左が北峰で右が南峰です。
そして、その右に槍ヶ岳が見えます。
(05:22)
下山です。
山頂に5時15分頃まで居て、下山を始めました。
岩の割れ目から顔を出している花です。
チシマギキョウではなかろうか。
こんな条件の悪い場所で良く咲くなと言う感じがします。
(05:35)
下山して行きます。
オバちゃん4人組です。
新潟県の燕市から来たと言っていました。
4人の仲間同士。
下山して来て、山荘の前でハイタッチしていました。
山に登ったという達成感でしょう。
(06:25)
五龍山荘が目前の所まで下山して来ました。
山荘へ戻って来ました。
(06:26)
山荘から振返りました。
今、登ってきた五龍岳が望めます。
山小屋の朝食
山荘での朝食です。
食堂には私達だけしか居ません。
他のグループは朝食を終えていたのでしょう。
私たちが最後の朝食だと思いました。
下山を開始
(07:14)
五龍山荘を出発します。
(07:22)
白岳の山頂付近です。
朝、五龍へ登る時に見えた唐松。
あの時より、真近かに見え、どっしりとした感じがします。
唐松岳に向う道筋がハッキリと判ります。
白岳を過ぎました。
これからが本格的な下り道になります。
左の花。
至仏山で見かけたジョウシュウアズマギクに似ています。図鑑にはミヤマアズマギクとなつています。アズマギクに間違いが無いでしょう。
右の花。ミヤマタンポポだろうか。
(07:30)
下山していて、眼を右に向けました。
早朝に登ってきた五龍岳。そして五龍山荘が見えます。
岩場のところを通過して行きます。
この先、下山して行くコースが見えます。
眼を遠方に転ずれば・・・・。
八ヶ岳方面。
その右側に頭を出した富士山。
その右が南アルプス。
遠方の山々の展望が広がります。
(08:06)
再び、鎖の場所に差し掛かりました。
上の鎖場と下の鎖場と呼べば良いのだろうか。
こちらは下の鎖場です。
(08:23)
これから進んで行く登山道がハッキリ見えます。
下って、また登る。
そう言う場所です。
(10:03)
前方に小山が見えます。
中遠見山です。
(10:13)
後ろを振返りました。
左の山が五龍岳です。
雲の右側。アノ場所が山荘の場所です。
こちらは鹿島槍ヶ岳です。
朝、見かけたときの姿は北峰と南峰が見えましたが、正面から望むと、単独峰の形となっています。
巨大な雪渓です。
雪解けのザーザーと言う音が下から上がって来ていました。
(10:37)
またまた、小高い山に差し掛かります。
アノ山が小遠見山です。
山頂に居る人が確認できました。
山頂へ寄らずに迂回路を辿りました。
小遠見山と五龍岳へ向うのと分かれるポイント。
ここまで下山して来ました。
(10:55)
比較的、歩き易い場所まで来ました。
この辺り。
小遠見山までは、比較的イージーに登る事が出来ます。
ブナ林か。
良い雰囲気の場所です。
(11:57)
リフトの頂上駅が見える場所まで下山して来ました。
二人でリフトに乗りました。
(12:14)
リフトを降り、ゴンドラのアルプス平駅に向かいます。
この辺りは高山植物園になっています。
(12:26)
テレキャビンに乗りました。
ゴンドラが一気に下って行きます。
暑くなってきました。
下界へ下りてきた。
そんな気がしました。
道の駅 白馬
下山して来て最初に寄ったのが、「龍神の湯」。白馬龍神温泉です。
この温泉、オープンしてまだ日が浅いのか新しかったです。
ここで山に登った時の汗を流しました。
温泉に浸かって道の駅で昼食を取る。
そして、バスが15時に道の駅を出発すると知らされました。
出発まで約2時間有ります。
温泉にじっくり浸りたい人は温泉でゆっくりする。
早く昼食にありつきたい人は、サッサと温泉を切り上げて道の駅に向かう。
自由に行動できる時間帯となりました。
道の駅白馬で遅めの昼食でした。
皆が蕎麦を一斉に注文したのでしょう。
食券の自動販売機では、どれも売り切れを現していました。
そんな状況であっても、しばらくしてから蕎麦の注文が可能となりました。
蕎麦を打っていて、打った在庫が切れたのかも知れません。
感想
高い山に登った後には充実感や満足感に浸れます。
今回の五龍岳。
長い遠見尾根を辿りました。キツい思いをして登るとそんな感情が一層高まります。
色々の花を愛でる事が出来ました。
それに、山行中に見えた山々。
東方の妙高や雨飾山を同定できませんでしたが、富士山や槍ヶ岳が見えたのが良かったです。
山頂から日本海の海岸線も見えました。
ここの位置が、もう直ぐ日本海だと知りました。
登ってみて、色々の事を知れる事が面白いです。
最後に
10年07月05日に名鉄のバスハイキングに参加して小遠見山に登りました。
そして15年8月10日に「各務原歩こう会」の8月例会で小遠見山へ登りました。
北アルプスの山 小 遠 見 山 (2,007.0m) - Kオジサンの新・山歩きの記 (goo.ne.jp)
ハイキングで行けるのは小遠見山までで、それより先は本格的な山登りとなります。
過去2回のハイキングで小遠見山まで登り、今回。本格的な山登りで五龍岳へ行ってくることが出来ました。
3度目の正直。そんな感じがします。
各務原からバスで4時間余りで行ける北アルプス。
地の利に恵まれ、有り難いたいと思います。
また、今回のように1泊の山行に骨折って貰える。
会長がバスの予約や山小屋の手配をして貰えました。
会長は昭和13年4月生まれで80歳になります。
今回のように連れて来て貰えて感謝です。
それに、荷が多過ぎて疲れた人の荷を持つ人が居ました。また、足が攣った人のサポートをする人も居ました。
弐水会は良い会です。
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