日暮らし通信


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F3 ターボファンエンジンの想い出

2018年09月02日 09時54分17秒 | 日暮らし通信

日暮らし通信






昨日、Mと川沿いを歩いていたら、突然、飛行音が聞こえてきた。

北の方角に目をやると航空自衛隊の 「T4練習機」 が西方から東方へ飛行する姿が見えた。このまま飛行してすぐレフトターンして入間基地に着陸するのだろう。

この辺りでは米軍・横田基地、航空自衛隊・入間基地が近いので自衛隊機、米軍機を目にすることはできるが、住宅地の上空は高度制限があるので機体は小さく、私のデジカメではちょっと追いかけることは難しい。

私は何処からか飛行音がすると必ずその方角に目が行ってしまう。

今は限られた機体しか見ることができないが、ベトナム戦争の頃は飛行機ファンにとっては驚くような機体も見ることができた。今は平和な時代だから、飛んで来る飛行機も数少なくなってしまった。

 「T4練習機」 を度々見るが、何と言ってもこの機体を見る度に搭載されている 「F3-IHI-30 ターボファンエンジン」 を想い出して懐かしくなる。

私はこのエンジンの開発の始めから量産に入る頃まで付合っていた経緯があるので、その思い入れは他のエンジンより深い愛着を持っている。

エンジンを開発するのは大変なことで、量産に入るまでには幾多のテストを経てお役所からの証明書を貰わねばならない。私は何回もこのエンジンの環境試験などにも立ち会ったが、それはかなり過酷な条件でのテストばかりだった。

特にこのエンジンの組み立て、運転部門を管理した頃には徹夜続きの作業が続いたが、現場の人たちの協力で何とか切り抜けて量産に入ることができた。

飛んでいる姿を見ながら、そのエンジン音は頭に焼き付いているので、目を閉じても 「F3-IHI-30」 だと判る。ターボファンエンジン特有のエンジン音は私にとっては忘れることのない記憶の再現でもある。




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あの 「ブルーインパルス」 の機体もこのT4練習機を改造したものだが、見事なアクロバット飛行を支えるのは機体はともかく、二基のエンジンのお陰でもある。

開発中のテストではいろいろなトラブルもあったが、それはまたページを改めてご紹介しましょう。


      写真説明:  画像は 航空自衛隊ホームページ からダウンロードしました





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