諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

大国主は月読命

2012年12月04日 01時50分35秒 | 神道

これは鬼渡神を調べていて知り合った、壱岐島在住の卜部氏からメールで聞いた話です。

この卜部氏、壱岐島の歴史家であり、観光ガイド??もなられている方らしいのですが、元々は月読本宮長官の家系だそうです。

どうも壱岐島は卜部姓が多いらしく、住民は屋号で呼ぶらしいのですが、この卜部氏の屋号はシバと言うそうです。
シバというとインドのシバァ神を思い出しますが、日本にも柴神がおり、その正体は万葉集・防人の歌「庭中の阿須波の神に小柴刺し・・・」の阿須波神が柴神であり、代表的な鬼渡神なんですよね。

しかしながら、壱岐島のシバは猿田彦を意味しているそうです。もっとも猿田彦を祀る鬼渡神社も多いですし、塩竈神社を絡めて考えると阿須波神と猿田彦は同神と言えますが・・・・。

さらそこに瀬織津姫を絡めると、とんでもないことが分かりますが、これはまたの機会にお話したいと思います。

さて、月読命とは「ツキを読む」、つまり占いをイメージしますが、卜部姓ってそのまんま占いを意味していますね。

元々占いは、神からのご神託を語る事、つまり女神が巫女に憑依し、詔を喋ることですから、本来の月読命は女神と言う事になります。この件は卜部氏も肯定していました。何時の時代に男神になってしまったかは不明です。。

私は女神だった月読命は、今の月読命に殺されたのではと考えていますが、これもまた長くなりますので、またの機会に書きます。

そうそう、卜部氏によると武田勝頼に使えていた武将の松尾某も月読命の血筋で、松尾神社の祭神・大山咋神も月読命の系列だそうです。

卜部氏曰く、壱岐島は月読命が支配していた島らしいのですが、古代、壱岐島は朝鮮・中国から一大国と呼ばれていたそうで、月読命こそが一大国主。そこから一が取れて大国主と呼ばれていたとのことです。

大国主といっても何代も続いている可能性もあり、その地域ごとにいた可能性もありますが、女神の月読命は元々日ノ本の神であり、男神の月読命は朝鮮半島から渡ってきたと思われます。

この理由も長く長くなりますんで、またの機会と言う事で。

ではでは。




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