諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

チョットだけ白山信仰と白の意味について考えてみた。〔白(シロ、シラ)編〕 その4

2012年12月26日 09時43分49秒 | 神道

申し訳ない。前回は二神の白いカムイについて書くなんて言っちゃいましたが、よくよく調べたら三神いるみたいです。実はついさっき発見しました。

 

そのさっき発見した白いカムイは「シララカムイ」。「シララ」は「岩」の意味です。「岩の神」という事ですね。

 「シロ」も「シラ」も同じ語源であると思います。「岩」も白っぽいのがありますし、これはこれで納得です。

「岩(イワ)」では「シララ」に繋がりませんが、「石(イシ)」だったら「シララ」にチョット近いような気がします。

 

そう言えば、宮城県の太白山も何故か岩だらけで、中腹の八幡神社裏には巨石ありました。巨石がある山だから、太白山となるのかも知れません。

 

まあ、「岩」に付いては、本当にさっき見つけたもんですから、今の段階では私の妄想も追いつきません。また調べてみたいと思います。

 

そんで次は私が一番興味を抱いた白いカムイ。その名も「シラッキカムイ」。

「シラッキ」と言うと「白木」をイメージしますが、その意味は「番をする」で、「シラッキカムイ」となると「家の中にある神」で、アイヌ民族の守り神であり、アイヌ人に一番近くにいる親近感のある神の様です。

 

アイヌ人は旅をする時、お守り、守り神として狐や梟の髑髏を持ち歩くそうですが、その髑髏の白さから守り神の「シラッキ」が「白」となったのかも知れません。

 

そう考えて妄想を開始したのですが、これって「お稲荷さんの源流かも」と思うのです。

 

前々から不思議に思っていたのですが、お稲荷さんの狐って、普通の黄色い狐が飾られているお稲荷さんなんてありませんよね。。あるんでしょうか。私は見た事ありません。皆、白狐です。

 

これってもしかしてお守りとしていた狐の髑髏から、白狐になったのではないかと思うのです。

 

更には「狐の髑髏」ですから、その狐は死んでいる訳です。若しかしたら「死」も「シラッキ」から来ているのかも・・・・・。

 

そして狐の髑髏、つまりお守りは神様の代わりです。

 

「事代主」の「代」も「シロ」と呼びます。「代」は「~のかわりに」と言う意味です。

「事代」とは「巫女」の事らしいのですが、「巫女」は神のご神託を語る訳です。つまり、神に代わり、或いは神が憑依して発言する事から、「代」も「シロ」と呼ぶのではと考えました。

 

また、私の因縁の神・鬼渡神とも共通項はあります。

 

鬼渡神は屋敷神であり、箒神、釜神でもあります。「オニワタリ」の発音から庭神であり、境界線の神でもあります。更には旅立ちの神であり、水神でもあります。

 

水神は「白(ハク)」の項で説明した通りです。

 

旅立ちの神と言えば「アラハバキ大神」も「脛巾」と付くくらいですから、そうなります。そして境界線の神でもあり、水神でもあります。

 

多分、「シラッキカムイ」と「アラハバキ大神」の関連は深いと思われます。

 

 

つづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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