申し訳ない。前回は二神の白いカムイについて書くなんて言っちゃいましたが、よくよく調べたら三神いるみたいです。実はついさっき発見しました。
そのさっき発見した白いカムイは「シララカムイ」。「シララ」は「岩」の意味です。「岩の神」という事ですね。
「シロ」も「シラ」も同じ語源であると思います。「岩」も白っぽいのがありますし、これはこれで納得です。
「岩(イワ)」では「シララ」に繋がりませんが、「石(イシ)」だったら「シララ」にチョット近いような気がします。
そう言えば、宮城県の太白山も何故か岩だらけで、中腹の八幡神社裏には巨石ありました。巨石がある山だから、太白山となるのかも知れません。
まあ、「岩」に付いては、本当にさっき見つけたもんですから、今の段階では私の妄想も追いつきません。また調べてみたいと思います。
そんで次は私が一番興味を抱いた白いカムイ。その名も「シラッキカムイ」。
「シラッキ」と言うと「白木」をイメージしますが、その意味は「番をする」で、「シラッキカムイ」となると「家の中にある神」で、アイヌ民族の守り神であり、アイヌ人に一番近くにいる親近感のある神の様です。
アイヌ人は旅をする時、お守り、守り神として狐や梟の髑髏を持ち歩くそうですが、その髑髏の白さから守り神の「シラッキ」が「白」となったのかも知れません。
そう考えて妄想を開始したのですが、これって「お稲荷さんの源流かも」と思うのです。
前々から不思議に思っていたのですが、お稲荷さんの狐って、普通の黄色い狐が飾られているお稲荷さんなんてありませんよね。。あるんでしょうか。私は見た事ありません。皆、白狐です。
これってもしかしてお守りとしていた狐の髑髏から、白狐になったのではないかと思うのです。
更には「狐の髑髏」ですから、その狐は死んでいる訳です。若しかしたら「死」も「シラッキ」から来ているのかも・・・・・。
そして狐の髑髏、つまりお守りは神様の代わりです。
「事代主」の「代」も「シロ」と呼びます。「代」は「~のかわりに」と言う意味です。
「事代」とは「巫女」の事らしいのですが、「巫女」は神のご神託を語る訳です。つまり、神に代わり、或いは神が憑依して発言する事から、「代」も「シロ」と呼ぶのではと考えました。
また、私の因縁の神・鬼渡神とも共通項はあります。
鬼渡神は屋敷神であり、箒神、釜神でもあります。「オニワタリ」の発音から庭神であり、境界線の神でもあります。更には旅立ちの神であり、水神でもあります。
水神は「白(ハク)」の項で説明した通りです。
旅立ちの神と言えば「アラハバキ大神」も「脛巾」と付くくらいですから、そうなります。そして境界線の神でもあり、水神でもあります。
多分、「シラッキカムイ」と「アラハバキ大神」の関連は深いと思われます。
つづく。