諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

もし震災が宮城県に起こらなかったら・・・・。

2012年12月13日 22時47分40秒 | 政治・経済

えー、私、生まれは福島県いわき市。現在は宮城県仙台市在住です。

まぁー、いわき市も仙台市も震災で大変なことになりました。私の家は賃貸業なんかもやっていたりしているのですが、3つの建物が半壊となりました。

私のバカ親父はケチって地震保険に入っていなかったので、えらい事になっております。

ちょっとは国からの補助は出ましたが、建物の応急処置の半額にもなりません。
これから本格的に修理をしなければならないのですが、金の工面がねぇー。
何せ、商売も休業状態なもんで、八方塞がりです。金を借りても返せるかどうか分かりませんしね。

いゃー、本当に困りました。

でもね、もし震災が来なかったとしても、大変困ったことになっていたのも事実なんですよね。

何せ宮城県は2011年に、どんなに景気が好転しても経営破綻すると言われていたのですから。

経営破綻とたと言えば北海道の夕張市を思い出しますが、県単位で経営破綻ってどうなるんでしょうか?

夕張市の市役所職員達は、年収の40パーセントをカットされたと聞きますが、宮城県単位でもし40パーセントカットとなると、警察官や県庁職員も当然カットとなるでしょうし、支店経済の仙台市から支店の撤退も考えられるし、びっくりするくらい景気は落ち込むでしょうね。

まっ、宮城県も仙台市も知事や市長が収賄で捕まり実刑くらっていますし、公務員と民間の賃金格差も酷いですし、経営破綻していた方が良かったかも知れません。

以前の知事なんて、八方塞がりの宮城県を見捨てるように知事を辞め、東京都知事に立候補するなんて荒唐無稽なことしましたし、その上退職金は東京都知事よりも高い金額とっているし、公務員にボロボロにされたようなもんです。

後にこの知事、白血病になりましたが、罰って本当に当たるんだなぁーと思いましたわ。

そこに昨年の3.11の震災です。もう「何もかも終わったー」と思いました。土地の狼狽売りもあって、馬鹿みたいに安い価格で売られたりしましたからね。
私も財産も何もかも無くなったと思いましたよ。

しかし、思っても無い事が起きました。津波被害者や震災で住む家を無くした人が多数発生し、土地の価格が上昇。福島市等の放射能地域の避難者も仙台市に移住し、一時100万人を切ったとされる仙台市の人口は105万人以上に膨れ上がりました。

復興で人も集まり、雇用も増え、復興バブルとなっています。国分町なんて震災前は閑古鳥が鳴いていたのに、今は毎日客で賑わっています。
いゃーこうなるとは予想もしていませんでしたわ。

実は私、賃貸業していると上に書きましたが、本当は空室だらけでした。固定資産税払うのも大変でした。

しかし、今回の震災で始めて全室入居となりました。多分、当分、空き室に悩むことは無いと思います。
不動産屋からも「空き室無いか」と毎日のように電話かかってきますし、正直、商売を休業している反面、少なからず、生活は安定してたりもしています。

悪い事ばかりでも無かったのです。

私は美輪明宏さんが提唱している「正負の法則」について考えているのですが、世の中、良い事も続かないし、悪い事も続かない。プラマイゼロのような気がしています。

津波で肉親を失った人、家を失った人は大勢います。とてつもない不幸だと思います。
でも、それほどの不幸があったのですから、今度は幸せが来るような気がします。

勿論、善行を続けていればの話ですが、腐らずに生きていこうと思いましたね。

ではでは。







コメント
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