諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

金華山黄金山神社に拒まれた私。 その7

2014年07月24日 02時46分25秒 | 神道
何か考えれば考えるほど分からなくなってまいりました。もうシドロモドロになっていますが続けます。

ここで話を弁才天に戻すます。シンプルにします。

金華山黄金山神社に祀られている金山彦神・金山姫神、そして市杵嶋姫が弁才天となる訳です。しかし金山彦神は男神。何で弁才天になるのか。

前にも言いましたが弁才天は呪いの神であり、戦いの神です。本来の弁才天像は6本、もしくは8本の腕を持ち、それぞれ武器を掴んでます。

この弁才天像ですが、中には頭が爺様で体が戸愚呂を巻いた白蛇。もしくは頭がやはり爺様で体が白狐の者がチョコンと乗っている弁才天像が存在します。

この白蛇、もしくは白狐の爺様の正体は宇賀神。つまりお稲荷さんとの事です。

お稲荷さんへの信仰は日本でトップクラスです。本当に人気の神様です。でもこの宇賀神、どうしてこんなに人気があるんでしょうか。

宇賀神の親は素戔嗚尊と奇稲田姫です。どうも素戔嗚尊と奇稲田姫が空腹だった時に産まれた神の様です。お腹が減っていたから食物の神になったのでしょうかね。

母神が奇稲田姫ですから稲作と関係あるでしょうけど、私の知るところで恐縮ですが、宇賀神って記紀ではあまり活躍している神とは言えません。それなのにこんなに人気がある。昔は農家が多かったから信仰を集めていたと考えられますが、どうなのでしょうね。

それよりもどうなのでしょうねと思うのが弁才天の頭に宇賀神がインコの様に乗っかっている事です。これは宇賀神も弁才天だと言う事になります。

宇賀神のお顔は爺様なのて男神です。だとすると「金山彦神=宇賀神」。そこにニギハヤヒ命はどう絡むのか。

ニギハヤヒ命の幼名は大歳神とされています。つまり宇賀神の兄。長兄です。

これは何れ説明したいと思うのですが、鬼渡神を通して神道を調べた私の結論なのですが、兄弟神は同神である可能性が高いと思います。

つまり「宇賀神=ニギハヤヒ命」。そして「金山彦神=ニギハヤヒ命」です。

ニギハヤヒ命は神武天皇よりも早く日本に降臨していた神です。しかしそれは天照大神を祖と仰ぐ天皇家にとって都合が悪い。かと言って庶民はかつて信仰していた神を忘れない。忘れるべきではない。そこで宇賀神を隠れ蓑と言ったら大変失礼ですが信仰し続けてきた。だからお稲荷さんが多くの庶民の信仰を集めていると考えたら辻褄が合うと思うのですが、どうでしょうか。

元々、お稲荷さんであるダキニ天と弁才天は同神とされていますが、弁才天の頭に宇賀神が乗っているのですから、それを証明してます。

そして金山彦神・金山姫神を祀るアラハバキ神社が存在する。つまり弁才天もお稲荷さんも源流はアラハバキ神にあると思います。


続く。


コメント (2)
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