諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

真田と言えば昌幸・信繁(幸村)よりも真田信之でしょ。その1

2015年12月18日 08時57分40秒 | 歴史

来年の大河ドラマは真田幸村ですってね。タイトルは「真田丸」だとか。

知ってましたか、真田幸村って人は存在しない事を。真田幸村のモデルは真田信繁だって事を。

真田信繁本人も生きている間に真田幸村とは一度も呼ばれていません(諸説有り)。真田幸村は江戸時代に入ってから、軍記物の書に書かれた名前です(しつこいですが諸説有り)。

勿論、その軍記物の書の主人公・真田幸村の正体は真田信繁なのですが、徳川の世になって徳川家康と真正面から立ち向かい戦った真田信繁の名前をそのまま出したら、流石に天下の徳川幕府からお咎めがある。だから真田信繁を真田幸村と名を変えて描いた。それがそのまま歴史上の人物として真田幸村で通ってしまったのです。

うーん、何といいましょうか、気の毒ではありますね真田信繁さんは。自分が真田幸村なんて名前で語られているなんて考えてもいなかったでしょうし。出来れば大河ドラマでは幸村ではなく信繁でストーリーを進めて貰いたいです。その方が歴史的に臨場感が出るでしょうし、真田信繁さんの供養にもなると思いますので。

そうは言っても私、「真田丸」あんまり期待してないです。ストーリーが判っちゃってますので。「軍師・官兵衛」も想像通りの展開で新鮮味が無かったですし、微妙なんですよね余りにも有名な武将なので。

それでも大河ドラマと言えば戦国時代が一番ワクワクします。タイトルもうる覚えですが、今年の「花燃ゆ」なんて見てません。「八重の桜」も「龍馬伝」、「平清盛」も殆ど見てません。やっぱり戦国時代が良いです。その点は楽しみですが、いい意味で期待を裏切って欲しいものです。

さて、そんな事言ってる私ですが、あんまり真田信繁さんが好きでありませんし、武将として評価していません。結果的に負けたのですから。武将は何としても勝たなくてはならない。自分だけの命じゃなない。家臣やその家族の命も預かっているのです。自分の意地や感情で考えてはいけない。その点は武将として劣っていると思いますね。

実は私、信繁の兄の真田信之の方に興味が有ります。父親の昌幸、弟の信繁、そして長男の信之。何か私の家族とよく似ていると思うのです。

私は長男です。だから信之に肩入れしてしまうのですが、父親と弟に対する葛藤は凄かったと思います。この親子は頑固だと思いますし。

私、思うのです。意地を見せて死ぬより恥を忍んで生き延びる方が辛い。そして絶対に価値があると。信之もそう思っていたと私は考えます。そして昌幸や信繁にもそれを判って貰いたかった。そして危惧した通りの結末になった。

信之は無念だったと思います。馬鹿な親父と弟を持って。判って貰えなくて。辛い人生だったと思います。生き延びても幸せとは程遠い一生だったと思いますね。

 

つづく。

 

コメント
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