諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

不動産賃貸業の恐怖。【東北学院大学・泉キャンパス移転編】その1

2017年06月07日 11時35分01秒 | 不動産賃貸業

某サイトで「仙台・歩坂町のアパートを購入したが、中々部屋が埋まらない。どうしたら良いのでしょう」と言う旨の質問が書いてありました。

この書き込みをした人は地元仙台の方ではなく、関東、多分、東京の方だと思います。知らなかったのでしょうねぇーこの方。

歩坂町は白百合女子短大と東北学院大学泉キャンパスの城下町です。だから学生向けのアパートが非常に多い。そして売り物件も多数ある。それには訳がある。

実は私も東北学院大学出身なのですが、同校の泉キャンパスが出来る前に卒業しています。私の時代は同校の工学部は多賀城キャンパス、その他全部の学部は仙台市の中心部にある土樋キャンパスでした。

手狭だったので泉キャンパスを造り、1年生、2年生を泉キャンパス。3年生、4年生を土樋キャンパスに分けて通わせてる事となった。それでアパート経営に乗り出した方が続出した。

しかし蓋を開けて見れば、2年で引越しする必要がある。それならば土樋キャンパスと泉キャンパスの中間点にアパートを借りた方が引越しする必要が無い。泉キャンパス周辺は今でこそ商業施設があるが、かなり辺鄙。それで学生からも敬遠され、空き物件だらけ。家賃を2万円以下にしても埋まらない。とてもアパート経営に向いている場所とは言えません。

そこに東日本大震災が発生。一気に住む場所が無くなった人が空き物件が多い泉キャンパス周辺に注目。入居が増えだした。家賃も3万円台に上昇。結構、利回りも高くなった。

更にアベノミクスで相続税がアップした。東京でのアパート経営の利回りは5%程度。しかし仙台なら15%は楽勝。それで東京の方が泉キャンパス周辺の賃貸物件を買っていたみたいです。既に震災特需は沈静化しつつありましたが。

そしたら予想だにしない事態が。

何と東北学院大学が、東北大学の片平キャンパスや仙台市立病院の土地を購入を仙台市に打診したのです。

これらの土地は学院大学・土樋キャンパスの隣。つまり学部を土樋キャンパスに集約する計画を発表したんです。これは大変な事になりましたよ、泉キャンパス周辺、多賀城キャンパス周辺のアパートの大家さん達は。

私は中学から東北学院に入学しましたが、その時の校舎は小鶴に移転しています。その跡地は今、摩天楼の様なウエスティンホテルが建っています。何度も在校生・卒業生に寄付を要求し建物を建てていたのですが、すぐ潰して売っちゃったのです。行き当たりばったりの経営です。本当にズルイ。寄付金返して欲しいわ。

泉キャンパスを造る時も寄付金を取られたと思いますが、ほんの20数年であの豪華な学舎を放棄するのでしょうか。計画性が全く無いですよ。何をやっているのだろ。どうするのだろ、あの建物は。

学生は少なくなっています。偏差値も私の時代は経済学部で55だったのに、現在は40台です。そこまで下げて学生を集めている時代です。他の大学がその場所に来るとは考えられない。これは大変な事になった。エライ事ですよ、これは。

 

続く。

 

 

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