諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

Take ThatとSmapの差。そしてジャニーズの限界。

2017年06月21日 08時51分23秒 | 出版・テレビ・CM・ドラマ・映画

90年代の或る日、バリーマニロウのビデオを見ておりました。

バリーが曲を歌い終え、例の早口で喋り出した。勿論、私は英語が判らない。字幕には「テイク・ザットを知ってるかい」と書いてある。「何だ、テイク・ザットって」と思っていたら、バリーのヒット曲「恋はマジック」の別アレンジの曲が流れて来た。

何だ、何だと思っていたら20歳代の5人組みの白人男達が出て来た。日本のスマップみたいな奴らが。そして歌い出したのです。オリジナルの重々しさが消え、都会的なアップテンポとなった「恋はマジック」を。

バリーも嬉しそうな顔をしています。バリーは西城秀樹や岩崎宏美ともデュエット曲を出しましたが、音楽の才能が有る者には最大限に支援する。テイクザットに対してもその様な想いがあったのでしょう。

バリーの曲は歌いづらいです。高音を要求されます。以前、「恋はマジック」をドナ・サマーがカバーしましたが、ドナ・サマーだから歌えた。

別アレンジとは言え、こんな白人の若造に歌える訳無いじゃないかと思っていたら、しっかりとした歌唱力、キレッキレのダンスで見事に歌いこなしたのです。これは驚いた。彼らは必ずスターになれると思いましたわ。

テイク・ザットはやはりイギリスのスマップと言われていたそうですが、世界的に人気となり、ほんの数年間で2500万枚のCDを売り上げ1996年に早々と解散しています(また再結成してます)。

チョット勿体無いと思いましたが、彼らの音楽は若さあってこそです。彼らもいい歳してアイドルなんて続けられないと思っていた。良い時期に解散したと思いますね。

さて、ここからスマップに対し酷な事を言います。彼らの歌唱力と表現力の低さです。

以前、Smap&SmapでTOTOと一緒に歌う事になって、スマップはTOTOのメンバーに余りの歌の下手さから競演を断られた。それでTOTOからコーラスのレッスンを受けて何とか競演させて貰った経緯がありました。

表現力の面では仕方が無い部分もあります。日本語は世界一伝達能力のある言語ですから(多分)。英語のようにボディランゲージする必要性が少ない。その差がどうしてもパフォーマンスに出てしまう。

仮に日本語が存在せず英語で歌を歌わなければならなかったとしたら、スマップは歌での成功は無理です。世界には通用しない。テイク・ザットの足元にも及ばないと思います。

俳優としても司会としてもトップレベルではない。事務所の力と人気で仕事を得ている。彼らが好きな人には幸せな事ですが、興味が無い人には苦痛とは言わないまでも心に残らない。興味が無い人をも驚かせるレベルでないと本物ではない。

彼らには罪はありません。ジャニー喜多川が彼らを適正や才能ではなくジャニーズメンバーをルックスとフィーリングで選んでいる。人に好かれる部分を重視で選ぶ。

才能関係無しに歌唱力、演技力、司会力を学ばさせている。そこから個々の道を進ませる。それでは超一流にはなれない。

人気が落ちれば仕事が無くなる。若さは何時までも保てない。様々なアプローチで好かれていたから仕事が続いていたと言えますが、40歳を越えて今のスタイルは貫けない。滑稽になる。解散は良い選択だったと思っています。

そしてこれからの時代はファンの恋愛感情の移入や、大衆人気のみでは人気が続かない。実力が無ければ。そろそろジャニーズ商法は限界に来ていると思います。

ジャニー喜多川も高齢です。フィーリングで選ぶやり方が限界に近づいている。憎たらしいほど歌が上手い。嫌いに成るほど演技力があるタレントでなければ、長くは生きられない時代に突入していると思います。

彼らは十分使命を果たした。役割を終えた。

そろそろ日本の中ではなく、世界に通用する凄いタレントを生み出す時代に入ったと思います。

今はネットの影響でで素人全盛となっています。素人が一瞬輝いては消えての時代。それが新鮮で自分に身近で興味深い。本当に実力があるタレントでないとこれらの素人たちに勝てない。飽きられないほど驚嘆する才能を見せ付けられなければ生きていけない時代。

大変ですよ、これからのタレントは。

 

ではでは。

 

コメント (2)
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