諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

牡鹿半島・大六天山の三国神社。その1

2017年09月26日 14時05分55秒 | 第六天魔王

牡鹿半島から南三陸にかけて数社の二渡神社が鎮座しています。全ての社を調べた訳では無いですが、祭神はイザナギ命・イザナミ命が祀られています。


この牡鹿半島は蝦夷の拠点だった時代があります。そして大和朝廷と蝦夷との境界線だった。最後には侵略された。


大和朝廷は蝦夷の侵略行為を第二の国産みの儀式と弁解した。そして蝦夷たちが信仰していた二渡神社の神を国産みの神であるイザナギ命・イザナミ命に変えてしまったと私は考えています。今のところは。

>さて、3.11の大震災での津波で壊滅状態となった女川町から近い牡鹿半島の付け根付近部分の海の前に、二渡神社が鎮座しています。その二渡神社の直ぐ裏山の名が大六天山。その頂上に三国神社が鎮座している。これは何を意味しているのだろう。


三国神社と言えば福井県坂井市の三国神社を思い浮かべます。祭神は山王神・大山咋命と継体天皇。
福井県で継体天皇と言えば福井市で坐摩五座神(生井神・福井神・綱長井神・阿須波神・波比岐神)と継体天皇を祀る足羽神社。

この中で井戸神である生井神・福井神・綱長井神と大山咋命は、大歳神と瀬織津姫と考えられる天知加流美豆姫との子供。10人兄弟。

この10人兄弟で庭津日神・庭高津日神と言う「庭」の付く神が存在する。古史伝によるとこの二神は釜神である奥津彦命と奥津姫命と同神と伝えられている。

井戸と釜。どちらも家庭の神々。人に一番近い存在である屋敷神。その屋敷神と山神である大山咋主が兄弟。これは何を意味するのだろうか。

継体天皇は歴代の天皇の中でも出雲の血筋が濃いとされる。その継体天皇が大歳神と天知加流美豆姫の子の神々を信仰している。そして福井県の県名の元となった井戸の神々も。

そう考えると大六天山の頂上に鎮座する三国神社と直ぐ下の麓の二渡神社は何か関連はあるのか。

有ると考えると二渡神社の元々の祭神はイザナギ命・イザナミ命ではなく、阿須波神・波比岐神と考えられる。

そして大六天山。第六天魔王の山。第六天魔王は大山咋命なのだろうか。

これまで第六天魔王について語ってまいりました。大六天と名の付く神社には「面足尊、あやかしこ根尊、経津主命、素戔嗚命」が祀られている。風神であるとされている。そして大六天魔王の娘として立烏帽子、鈴鹿御前とする物語も創られた。そのモデルは瀬織津姫。

そこから考えると「祟神には乱暴者」の考えから素戔嗚命は第六天魔王を抑える目的で祀られた。そして大六天魔王として祀られた神名が忘れ去られて素戔嗚命の名前だけが残ったと考えます。

イメージ的にはピッタリですけど素戔嗚命は第六天魔王ではないと考えます。素戔嗚命は大陸から渡ってきた神。日本の地主神ではない。

第六天魔王は日本仏教の最大の仏敵。日本の本来の地主神でなければおかしいので。


続く。
コメント (2)
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